北欧の中央に位置する中堅国。
カール14世ヨハンの治世の元、近代化が進む一方で周囲を列強に囲まれ、汎スカンディナヴィア主義が高まりを見せつつある。
「ゲームを学ぶ」キャンペーンのおすすめ国家というだけあり、国力は並程度ながら立地や法律などで足枷になるものが少ない。
最終目標となるであろう列強入りだけでなく、スカンジナビア建国という分かりやすい中期目標もある。
足りないものも少なくないがそれをどう補う方法の自由度も高いため、まさに「ゲームを学ぶ」にはピッタリ。
ランク | 政府 | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | 識字率 | 生活水準 | 国教 | 主要文化 |
17 | 君主制 | 30+10 | 10 | 4.98 | 2.79 | 53.9 | 貧困(11.5) | プロテスタント | スウェーデン |
政治体制 | 国家元首 | 推定相続人 | 正当性 |
君主制 | カール・ヨハン・ベルナドッテ | オスカー・ベルナドッテ | 41% |
君主の利益団体は地主。
利益団体名 | 影響力 | 初期代表 | 代表イデオロギー | 備考 |
地主 | 7.8% | オットー パルムシティエルナ | 穏健派 | 君主の利益団体 政府内 |
スウェーデン教会 | 7.3% | カール・フレドリック アフ・ウィンガルド | 伝統主義者 | 政府内 |
実業家 | 20.8% | ラース・ヨハン ヒエルタ | 市場リベラル | |
小ブルジョワ | 20.4% | アンダース エリクソン | 穏健派 | |
武装勢力 | 18.6% | マグナス ブラーヘ | 王政主義者 | |
インテリゲンチャ | 18.5% | ジェイコブ デ・ラ・ガルディ | 穏健派 | |
農村民 | 3.9% | アンダニース ダニエルソン | 王政主義者 | 周縁団体 |
労働組合 | 2.4% | ランダム | ^ | 周縁団体 |
政府内にいる地主・教会の影響力がかなり低く、野党の影響力がいずれも20%近くあるのが特徴。
このため教会を抜いた地主+αで正当性50程度を確保できる。
地主を抜きづらい地主元首でありながら、序盤から積極的に法改正していけるのはスウェーデンの強み。
概ね近代的なものが揃っている。強いて言えば植民地なしなのがネックか。
州名 | 主要都市 | インフラ 使用量/上限 | 建設済の施設 | 建築可能な州資源施設 | 小作農数 | 未就業者数 |
スヴェアランド | ストックホルム | 40/47 | 交易センター17,行政府4,織物工場3,製紙工場3,大学1,鉄鉱山5,伐採所8,漁港2,ライ麦畑2,兵舎15,海軍基地5,徴兵センター4,港1,建設セクター1 | 鉛鉱山18,家畜牧場 | 86.3k | 40.5k |
イェータランド | ヨンショーピング | 20/30 | 交易センター14,行政府1,伐採所6,漁港3,鉄鉱山2,ライ麦畑3,家畜牧場2,兵舎10,徴兵センター3,港1 | なし | 93.7k | 29.3k |
スカニア | ヘルシングポリ | 24/22 | 武器産業3,大学1,行政府1,造船所1,飾り細工工房1,漁港4,ライ麦畑6,家畜牧場2,兵舎5,海軍基地5,徴兵センター2,港1 | 石炭鉱山8,伐採所5 | 11.5k | 23.4k |
ノールランド | ルーレオー | 4/13 | 伐採所2,漁港2,徴兵センター1 | 鉄鉱山60,家畜牧場 | 71.4k | 3.84k |
ほとんどの州がプラスの特性を持ち、木材を始めとして各種資源生産量にボーナスが乗っているため見た目以上の出力がある。
小作人と未就業者数の合計は350k強。序盤を乗り切るには十分な数だが中盤以降は全く足りなくなってくるので何かしらの人口対策が必要になる。
全てのI研究が完了済みで、Ⅱは全て未研究という分かりやすい状態。
世界2位タイという高い識字率のおかげで伝播率も革新上限も高く研究が速いのが強力で、プレイスタイルに合わせて研究を進めやすい。
工具がやや不足気味。セクターを拡張すると不足アラートが出始めるので飾り細工工房建設は必須だろう。
特徴的な点としてプロイセンと初期で貿易協定を結んでいる。そのため足りないものや余ったものを片っ端から買い付けたり売りつけたりすることで国内市場をコントロールしやすい。
ノルウェーとは同君連合を組んでおり、プロイセンとは貿易協定を締結済み。
デンマークとは冷淡状態でかなり仲が悪いが、態度は良いため関係改善には応じてくれる。
ロシアは不信状態で(難易度設定にもよるが)態度も悪め。
他列強からの態度は良好な方で関係改善をすれば大抵味方になってくれる。
正規軍30、海軍10。どちらも過不足ない程度の生産施設が初期で立っているのはありがたいところ。
海軍は序盤は使わないので解体してしまってもいいだろう。
詳細は国家形成を参照
北欧4ヶ国のうち3ヶ国分の州を確保することでスカンジナビアを建国可能。条件11州のうち8州は初期で確保済み。
大国統一であるため(統一目標国になる必要はあるが)デンマークとであれば外交的に統一することが可能。
スウェーデンは一部資源面を除いて特殊な要素のあまりない中堅国家であり、序盤の建設や戦略はVictori3のテンプレート的攻略が概ねそのまま通用する国家である。
そのためまずは大国の汎用初期内政を一読しておくことをオススメする。大国ではないが建設や研究は大体この動きで問題は無い。
列強に比べると人口確保が必要になるので意識しておきたい。
全体的な動きとしては序盤に内政に注力してスウェーデンに足りないものをカバー、大国になったらスカンジナビアを建国するという流れになるだろう。
スウェーデンは優秀な鉄・木材の産地である。この2点に関しては施設上限が高い上に州補正があり、特に鉄に関してはノールランドが鉄鉱山上限60&鉄産出+20%補正という欧州最強クラスの州出力を持つ。
一方硫黄は産出せず、石炭も少なく、鉛も不足しがち。紅茶やコーヒーといった嗜好品もなく、(欧州ほぼ共通だが)染料と絹とアヘンもない。
硫黄に関しては自国産出こそしないもののノルウェーでそこそこ数があるため、スカンジナビアになれば解決するが、序盤に欲しい資源でもあるため植民等で確保したい。
ただしスカンジナビアになってなお石炭は本当に少ないため貿易か植民などで序盤からの確保が必須と言えるだろう。
一次資源や工具は列強との貿易でカバーしても良いが依存しすぎると貿易を切られたときに経済が崩壊しかねないのでほどほどに。
まずはセクター1つ追加→飾り細工工房。
以後は鉄・木材・工具を増やしつつ必需品や石炭の採掘、鉄道に向けて鋼鉄・発動機の準備をしていくと良いだろう。
地主と聖職者の勢力が弱いので大抵何でも通せる。
初手は植民地関連から入りたいところ。カトリック教会を外して実業家を入れれば「植民地搾取」を通しやすい。
以後は「土地所有者投票」、「移住規制なし」、「民間学校」あたりが良いだろう。
君主制を変更するとノルウェーが独立するので注意。
スカンジナビアのためにデンマークと関係改善をしておく。
影響力が余るのでロシアとも関係改善しておくと安定した内政をしやすい。フランスでも良いが仲良くしすぎると過剰な貿易で国内経済を壊しにかかってくるので注意。
北ドイツにある関心は植民地のために付け替えることになるのでこのあたりとの外交はややしづらい。
植民地法案が通れば即植民に移りたい。
前述のように硫黄が無く、石炭もすぐに足りなくなる。出来れば鉛も欲しいので、初手はそれらがあってマラリアのない地域が理想。もちろん後の労働力確保も兼ねて人口の多い地域が良い。
つまり初手植民先はそれらを全て備えた北海道がお勧め。
競合相手はロシアだが、初手に植民法案を入れれば法案成立に数年かかっても北海道植民はなんとか間に合う。
ロシアで植民戦争が起きるとやや怪しくなるが、日本プレイで北海道を取りに行くよりは楽にとれるはずだ。
人口は少ないがサハリンも多くの石炭産出が見込めるので取れるなら取っていこう。
以後はオセアニアに行くか「キニーネ」を終わらせてマラリア地域を狙うかといった感じになる。
全解体でも非主要国ランクは維持できる。海軍は全解体安定だが陸軍は植民地反乱に備えるなら残しても良い。
分かりにくいがデンマークとは陸路で繋がっているので、スカンジナビア建国のためにデンマークを攻める場合も陸軍だけでOKだ。
大国ランク+「汎国家主義」の研究完了が前提条件。
必要州の8割弱はすでに確保しており、残り3州を征服して手に入れるか、デンマークから友好を取り付ければ建国可能。
国力を考えれば後者の選択肢が圧倒的に楽。デンマークは外交から容易に友好的になれるため、関係改善をしておけばそれだけで建国できる。
注意点として上述したが君主制を変更すると同君連合のノルウェーが独立し、スウェーデンの支配地域ではなくなってしまう。
デンマークのように関係改善すればいいが、面倒ではあるので王政廃止するならスカンジナビア建国後にしよう。
他の注意点としては国家形成後であっても元の領土以外は未併合州である。国家形成で官僚制の余裕はあるはずなので順次併合していこう。
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