コーカサス北部の小国。ゲーム的には非承認国扱い。
ロシア帝国によって植民地化される過程で、100万人とも言われる住民が虐殺され、民族離散の憂き目にあった。
Vicシリーズ名物、大国に一方的に踏みにじられ、搾取される周縁勢力のひとつ。
そういう意味ではあるある国家なわけだが、固有コンテンツにより、国自体に明白なタイムリミットが存在するという点で、クラクフやイオニア諸島といった超小国仲間とも若干プレイフィールが異なる。
実績「名誉と命」の候補国。
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
イスマイル ベルゼグ | 地主 | 伝統主義者 | 野心的 森林戦闘エキスパート 勇敢 | 少将 |
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
ハウドゥオ マンスール | 軍部 | 伝統主義者 | 森林戦闘エキスパート 勇敢 経験豊富な攻撃的計画立案者 | 少将 |
議会共和制にもかかわらず、君主制国家のように後継者がいる。
ただ、この人が普通のプレイスルーで支配者になることはまずない。
権力構造 | 経済 | 人権 |
議会共和制 | 伝統主義 | 検閲 |
寡頭制 | 重商主義 | 労働基本権の無保障 |
国民至上 | 土地ベース課税 | 児童労働許可 |
国教 | 入植 | 法的被後見 |
世襲制の官僚 | 植民地なし | 社会保障なし |
農民召集兵 | 警察なし | 移住規制なし |
治安維持なし | 学校なし | 奴隷貿易 |
医療制度なし |
概ね普通の反動保守国家。議会共和制だが、前述したように、支配者に後継者が設定されている。
入植(自作農制)があり、農民IGにある程度影響力がある=地主IGがやや抑え込まれているのはありがたい。
奴隷貿易持ちなので、アフリカあたりの分権国家から少しずつ奴隷Popが流れ込んでくる。
いずれもロシアとの分割州。基本的な資源のうち、硫黄以外は出せる。
海に面しているため、将来的に、大国の援軍が自力で前線に駆け付けられるというのは、なかなか高ポイント。
いわゆる旋盤ない属。
今後を思うと相当絶望的な感があるが、実は目下最大の脅威であるロシア帝国と同じTier。ロシアが終わっているとも言える。
ロシア帝国と休戦中。明けるのは20年後の1856年。
編隊名 | 歩兵 | 大砲 | 騎兵 | 将軍 | 将軍所属団体 | 将軍イデオロギー | 将軍特性 | 備考 |
(汎用名) | 非正規軍6 | 軽騎兵3 | イスマイル ベルゼグ | 地主 | 伝統主義者 | 野心的 森林戦闘エキスパート 勇敢 | ||
(汎用名) | 非正規軍6 | 軽騎兵3 | ハウドゥオ マンスール | 軍部 | 伝統主義者 | 森林戦闘エキスパート 勇敢 経験豊富な攻撃的計画立案者 |
数だけなら悪くないが、相手がロシアなので数だけではどうにもならない。
ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成後 | 備考 |
命よりも名誉 | ゲーム開始時から起動している | ロシアがクバーニ州を所有していない | イベント「名誉と命」が発生 | 起動時に獲得: 命よりも名誉(士気損耗率-95% 自領防御+50% 領土占領率-65% 高地攻撃+15% 森林攻撃+25%) 実績「名誉と命」の達成条件 |
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イベント名 | 発生条件 | 選択肢 | 効果 | 備考 |
イマームの使者 | 支配者がイスマイル・ベルゼグ*1でもマンスール*2でもない*3 | イスラムの兄弟たちと団結できることを光栄に思う。 | ムハンマド・アミーン アシヤラフが支配者になる 主要文化に北コーカサスを追加 信者IGが10年間獲得: イマームナーイブの受け入れ(支持+5 求心力+25%) チェチェンとの関係+50 チェチェンと同盟 | |
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我々の戦いは国家の戦いに他ならない。 | 信者IGが10年間獲得: イマームの拒否(支持-5 求心力-25%) チェチェンとの関係-25 | |||
独立議会 | ロシアとの休戦協定がない | 精神力で最後まで抗う。 | 職業軍人を制定 主要文化に北コーカサスを追加 5年間獲得: 最後の抵抗(ユニット回復率+30% 軍部IGの影響力+15% 徴兵可能大隊+100%) ケランディコ ベルゼグが支配者になる | |
他国に援助を求めるべきだ。 | 主要文化に北コーカサスを追加 ケランディコ ベルゼグが支配者になる 5年間獲得: チェルケス外交(影響力+25% 関係改善速度+10% 知識人IGの影響力+15% 徴兵可能大隊+100%) コーカサスに外交関心を持つロシア以外の列強でイベント「チェルケスの呼び声」が発生 | |||
我々は永遠に東方の兄弟たちの味方だ! | チェチェンと同盟 5年間獲得: 聖戦の同志*4(ユニット回復率+30% 軍部IGの影響力+15% 徴兵可能大隊+100%) オスマンでイベント「チェルケスの呼び声」が発生 | 支配者が信者IGかつチェチェンが存在する場合のみ | ||
カンガルー遠征 | ロシアとの休戦協定がない | 彼らのリーダーを指揮官に任命し、前線に送り込め。 | テオフィル ラピンスキが将軍になる 2.5年間獲得: ヨーロッパ亡命志願兵(平地攻撃+10% 攻撃+10%) | |
オーストリアの戦術で訓練すれば、十分役立つだろう。 | 5年間獲得: ヨーロッパ亡命者の訓練(軍事技術の普及+25%) | |||
名誉と命 | ロシアとの休戦協定がない | "これまでもこれからも、我々の強さは民にある。 | 喪失: コーカサス戦争*5(チェルケス人と北コーカサス人の生活水準-5) 喪失: 命よりも名誉(士気損耗率-95% 自領防御+50% 領土占領率-65% 高地攻撃+15% 森林攻撃+25%) 永続的に獲得: 名誉と命(生活水準+1 威信+15% Popの政治力+15%) | |
近代国家[国名*6]は二度と脅かされることはないだろう! | 喪失: コーカサス戦争(チェルケス人と北コーカサス人の生活水準-5) 喪失: 命よりも名誉(士気損耗率-95% 自領防御+50% 領土占領率-65% 高地攻撃+15% 森林攻撃+25%) 永続的に獲得: 名誉と命(軍事技術の普及+10% 生産量+5% 実業家IGの影響力+15%) | |||
後援者たちが約束を果たす時が来た。 | 喪失: コーカサス戦争(チェルケス人と北コーカサス人の生活水準-5) チェルケスが承認国になる。 喪失: 命よりも名誉(士気損耗率-95% 自領防御+50% 領土占領率-65% 高地攻撃+15% 森林攻撃+25%) チェルケスを承認した国との関係+25 |
上記初期状況の外交の項目にあるように、ゲーム開始時からロシア帝国と休戦協定を結んでいるが、先方の外交態度は完全に征服モードに入っている。
休戦が明けた途端、ほぼ確実に戦争を仕掛けられ、なんの備えもなければそのままいきなり滅ぼされる運命にあるため、まずはこれを回避しなければ何も始まらない。
建設局を建てると破産するタイプの小国。無償建設力でやりくりする必要がある。
小作農はいっぱいいるので、労働力にはしばらく困らない。
伐採所→工具工房→鉄鉱山→(工具工房の製法をアップグレード)という鉄板開発ルートを取れる。メカニカルツール後は製鋼所も建つ。
あとは小麦を作って飢餓を防ぎつつ、綿花農場で生地を作って、織物と家具を取る。
国力の割りに陸軍戦力が充実しているため、大半の小国で赤字経営が基本の武器工場がちゃんと動くのは嬉しい。
弾薬や大砲は厳しいが、小火器は自前で作りたい。
初手は農本主義を制定=伝統主義を削除。農政が入植で、農民IGに政治的影響力があるため、初期伝統主義持ちの国の中では通しやすい。
次いで優先度が高いのは宗教学校。学校がないと資格取得が厳しい。
職業軍人を取るかどうかは択。イベントで貰えるとはいえ、早い段階で取ったほうが得。
将来を考えるなら植民地法も取りたいが、これまで挙げた候補を押しのけて入れるほどではない。
道中イベントで支配者になるムハンマド・アミーン アシヤラフは、奴隷制廃止論者のイデオロギー持ち。
奴隷制の解消は、このイマームの代理人が来るのを待てば簡単に始められる。
最序盤は高級品の需要が乏しく、穀物に消費税をかけたくなるが、なくてもどうにかなる。
戦力投射が外交に与えるプラス補正を考えると、軍隊の予算は切れない。
布告は、募兵努力と建設効率、流動性促進をチェルケス(クバーニ分割州。人口の多いほうのステート)に入れる。
最重要事項。チェルケス一国でロシアに立ち向かうことは出来ないため、20年後、ロシアとの休戦明けに生き残れるかどうかは、すべてこの外交にかかっている。
初手で北ドイツに関心を付ける。列強と友好度を上げ、独立保障や防衛協定を狙う。
イギリスとプロイセン→フランス→オーストリア→オスマンといった順序になるだろう。イギリスとプロイセンまでは引き込みたいところ。
なお、チェルケスは非承認国のため、ドイツ諸邦を片っ端からライバル指定して影響力を稼ぐいつものムーブはできない。
1856年に休戦協定が切れると、上述したイベントが連続発生し、たちまちロシアと開戦となる。
イベント「独立議会」では、外国の支援を要求する選択肢を採っておきたい。
外交戦では、ここまで外交で味方に付けた列強を引き込みつつ、クバーニを州の返還で要求しておこう。
チェルケスの軍事ユニットには、冗談みたいなプラス補正がどんどん追加されるので、列強さえこちら側にいればロシア軍など敵ではない。
戦争に勝利し、クバーニを獲得して、無事ジャーナル「命よりも名誉」を終えると、実績「名誉と命」達成。
「独立議会」で、外国の支援を求めていた場合、ジャーナル完了イベントの選択肢次第で承認国にもなれる。
実績の達成を目指すなら、ここまではほぼ一本道を強いられるため、ある意味ここからが本番。
ロシアの脅威は去っていないし、ゲーム開始時にはあり余っていた余剰労働力も枯れてくる頃合いなので、依然としてかじ取りは結構大変。
安全保障対策も兼ねて、ロシアの目の上のたんこぶとなり続けて、彼らの超大国化を防ぐルート。
地味にチェルケス人はヨーロッパ人なので、宗教政策さえ世俗化できれば、Popの受容は存外なんとかなる。
実績さえ取れれば故国チェルケスの価値は相対的に下がるため、植民地の開発に力を入れるルート。
定番のケニアはイギリス様に塞がれてしまうため、狙うならアフリカ南部。
ジャーナル達成時に強力な補正は失ってしまうが、それでもそれなりの軍事力は持てているため、東南アジアの国に乗り込んでアヘンを狙う手もある。
実績名 | 達成条件 |
名誉と命 | ジャーナル「命よりも名誉」達成 |
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