日本列島の南西、台湾の北東に浮かぶ、分割州1ステート、合計2プロヴィンスしか持たない超小国。
特に見るべき産品もない島国だが、中華式「礼の秩序」をマスターし、ともすれば朝貢貿易の場でも経済的利益の追求に全振りして中国的価値観とコンフリクトを起こしがちだった東南アジア諸国に対し、中国との仲立ちをする立ち位置に収まるという、独自の生き残り戦略を取った。
徳川幕府の時代に入ると、江戸の将軍の意向を受けた薩摩の侵攻を受け、以降は、建前の上では中華王朝の支配秩序に服する朝貢国だが、政治的にも経済的にも事実上日本の衛星国という、日中両属と呼ばれる状態になる。
明治維新で日本が近代的な国際秩序に加わると、もはや「両属」は許されず、日本に併合されて消滅した。
Vicシリーズ名物、大国に一方的に踏みにじられ、搾取される周縁勢力のひとつ。
実績「三山」の候補国。
| 名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 |
| ショウ イク | 信者 | 改革論者 | 博学 敬虔 |
第二尚氏第18代国王尚育。琉球最後の王である尚泰の父。史実ではまずまず早死にだが、体力を減らす特性はないので惑星Vic3では普通に長生きする。
主に貴族階級の子弟に対して、儒学に基づく教育の振興に力を注いだ人物で、IGが信者でイデオロギーが改革論者なのはそのためと思われる。とはいうものの、琉球の信者は中国式の儒者で、庶民の福祉にまったく興味がなく、医療や教育制度の改革に無関心。王様だけが教育熱心でも焼け石に水であり、にもかかわらず、政府原則法が「専制政治」で、信者を入れないと政府が回らないという、いかにも後進国らしい終わりの雰囲気が漂う。
後継者は未設定。ランダムキャラクターが置かれる。
| 権力構造 | 経済 | 人権 |
| 君主制 | 伝統主義 | 集会の権利 |
| 専制政治 | 孤立主義 | 労働基本権の無保障 |
| 臣民性 | 土地ベース課税 | 児童労働許可 |
| 国教 | 農奴制 | 法的被後見 |
| 任命制の官僚 | 植民地なし | 社会保障なし |
| 農民召集兵 | 警察なし | 国境閉鎖 |
| 商船隊 | 学校なし | 奴隷禁止 |
| 治安維持なし | 医療制度なし | ギルド制度 |
任命官僚制スタートの中華型統治体制。言論法が技術普及にデバフのある検閲ではなく集会権スタートなのは、技術後進国にはありがたい。
それ以外は典型的な保守反動法律群。
| 名前 | 基礎信仰 | 系統 | 系統グループ | 言語 | 言語グループ | 文化圏 |
| 琉球 | 大乗仏教 | 日本 | 東アジア | 琉球 | 日琉 | 漢字文化圏 |
民族の境界的なポジションの文化で、Vic3の標準的なヨーロッパの諸民族とは受容の形態が大きく異なる。
| [参考]主な文化の受容値 | |||
|---|---|---|---|
| 臣民性 | 人種隔離 | 文化的排斥 | |
| 国教 | 日本: II(25)/III(55) 中華東亜儒教: IV(65)/V(95) 中華東亜仏教: II(30)/IV(60) 中華非東亜儒教: III(50)/V(80) 中華非東亜仏教: I(15)/III(45) その他: I(0)/I(5) | 日本: IV(65) 中華東亜儒教: V(90) 中華東亜仏教: IV(75) 中華非東亜儒教: II(20) 中華非東亜仏教: I(0) その他: I(0) | 日本: IV(75) 中華東亜儒教: V(100) 中華東亜仏教: IV(75) 中華非東亜儒教: IV(70) 中華非東亜仏教: II(35) その他: I(0) |
| 良心の自由 | 日本: III(50)/V(80) 中華東亜儒教: IV(60)/V(90) 中華東亜仏教: III(55)/V(85) 中華非東亜儒教: III(50)/V(80) 中華非東亜仏教: III(40)/IV(70) その他: I(0)/II(30) | 日本: V(80) 中華東亜儒教: V(85) 中華東亜仏教: V(80) 中華非東亜儒教: I(15) 中華非東亜仏教: I(0) その他: I(0) | 日本: V(90) 中華東亜儒教: V(100) 中華東亜仏教: V(90) 中華非東亜儒教: IV(60) 中華非東亜仏教: III(50) その他: II(20) |
| 完全分離 | 日本: III(50)/V(80) 中華東亜儒教: III(55)/V(85) 中華東亜仏教: III(55)/V(85) 中華非東亜儒教: III(40)/IV(70) 中華非東亜仏教: III(40)/IV(70) その他: I(15)/III(45) | 日本: V(90) 中華東亜儒教: V(80) 中華東亜仏教: V(100) 中華非東亜儒教: IV(10) 中華非東亜仏教: I(10) その他: I(0) | 日本: V(100) 中華東亜儒教: V(100) 中華東亜仏教: V(100) 中華非東亜儒教: IV(70) 中華非東亜仏教: III(60) その他: II(35) |
| 備考 | 「臣民性」の値は、前者が基礎値、後者が母国州での値。 日本: 非儒教の日本人Pop。 中華東亜儒教: 東アジア系統、儒教、中華圏のPop。漢人や客家、韓国人など。 中華東亜仏教: 前者の仏教徒(儒教と特性共有)。 回族系の漢人など、どちらにも含まれないものは割愛した。 中華非東亜儒教: 非東アジア系統、儒教、中華圏のPop。満人、壮族、ベトナム人。 中華非東亜仏教: 前者の仏教徒(儒教と特性共有)。 その他: 上記以外。 | ||
| 州名 | インフラ (使用/上限) | 施設 | 耕作地 | 人口 | 母国文化 | 州補正 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 所有 | 産業 | 開発 | 資源 (使用/上限) | 農業 | ||||||
| ルーチュー | 2/7 | マナーハウス10 自給8, 稲田1, 砂糖農園1 | 海軍要塞1 | 石炭鉱山0/3*1 硫黄鉱山0/4*2 漁港0/3*3 | 稲田1 砂糖農園1 (家畜牧場0) (タバコ農園0) (綿花農園0) (茶園0) | 10*4 | 193K | 琉球 | 那覇サトウキビ畑(砂糖農園処理量+10%) | |
日本との分割州のみ領有。デフォルト名は琉球諸島で、日本側の呼称は南西諸島、琉球側はルーチュー。「ルーチュー/ɾuːt͡ɕuː/」は、琉球の琉球語読み。
鉄が出ないのはまあいい(よくはない)として、伐採所が建たないのは相当厳しい。市場を共有する日本から木を持ってこようにも、初期経済法の「伝統主義」下では現地価格デバフが重い。市場主導国ではないので、条約経由でロシアから木を買う定番戦略も使えない。
国教が儒教なのに、住民の大部分は大乗仏教を信仰している。主要文化の受容値は比較的どうでもいい話ではあるが……。
また、漢人の学者が200人くらい、日本人の官僚が150人ほどいる。前者は福建省にルーツを持つ学者集団、後者は薩摩藩のお目付け役を表現したものと思われるが、数が少なすぎて秒で同化されて消える。この人たちが同化されてはいけない気もする。
Tier4国家。アジアスタンダードの技術後進国で、いわゆる綿繰り機ない組。
日本の朝貢国。独立するまで上前をはねられ続ける。
日清両属を再現するためか、清朝との間で金を£100単位収める代わりに軍事支援を貰える条約を結んでいる。資金繰りの苦しい序盤には有害さが勝つ。
なし。
陸軍ユニットがいないと自由への渇望がどんどん落ちて、朝貢国より下位の属国に落とされてしまうので、数個大隊くらいは持ちたい。
絶対主義運動と至上主義運動を抑圧する。
消費税はいらない。どうせ大した額にはならない。ステートへの布告は全部盛る。
農村民IGを政府に加えて「小作農」を取る。まず間違いなく制定中に発生する汎用バッドイベントで、地主IGに農奴解放の補償を求められるが、それに応じてやれば、彼らも文句を言わなくなる。補償は農奴自身の身分買い取りでいい。国が補填する必要はない。
あとは「農本主義」を入れ、「人頭課税」を取る。つまり、小作農の制定も含めて、基本的には、いつもの後進国法改正コースを取ることになる。
琉球ならではの点として、可能な限り早いうちに市民権法と国境法を緩める必要がある。少なくとも「移住規制」と、「人種隔離」、できれば「文化的排斥」の制定は必須。詳細は後述。
別に琉球に限った話でもないが、各法律の制定後にはクールダウン期間を設けて、地主の怒りを適度に抑えること。
切れ目のない法改正を狙って政治が爆発するのは初心者の定番失敗ルート。法制定は技術研究と異なり、常にスロットを埋め続ける必要はまったくない。
金食い虫の海上要塞は初手で解体する。
いきなり建設局を出すと破産する系国家。鉄どころか木材も出ないのではどうしようもない。建てるのは、この項目の内容を全部終えたあと。
ただ、海軍は欲しいので、まずは造船所を建てて助成金を出す。地元で原料を供給できないので、「伝統主義」法下では大赤字だがやむを得ない。
漁港→綿花農園→服工場までは自然な流れ。あとは各種農園を建てて時間を潰しながら、市場を共有する宗主国の日本が、木材を供給してくれるのを待つ。
証券取引所の開発と農本主義の導入(伝統主義の破棄)で、よそのステートで生産される原料の琉球における価格がマシになってきた段階で、工具や家具を入れ始める。
現在の固有コンテンツが追加される前の日本プレイ同様、初動はインドネシアへの拡張を目指す。
もちろん、琉球のような小国では、初動でここを取っても、治安維持力が低すぎて社会不安を下げられず、まともに建設を進めることはできない。とはいえ、放っておくとオランダとイギリスが全部かっさらってしまうので、確保するだけはしておいたほうがいい。
外交関心を高めるために、蘭印を除く、インドネシア戦略地域のあらゆる国にライバル指定し、さらに海軍の戦略投射を打つ。
必要な軍備は、海軍の主力艦(この時代は戦列艦)を最低4隻、できれば5隻と、これが運べる数の陸軍。歩兵3と海兵隊1ぐらいになるだろう。
宣戦布告が可能になるだけの関心を稼ぎ次第、ボルネオ島の諸侯に喧嘩を吹っかけて征服していく。
実績「三山」達成条件のひとつ。琉球勝利で終えると、日本による属国状態から解放されるので、通常のプレイスルーでもクリア必須の最重要ジャーナル。
日本の開国がトリガーなため、プレイによって開始時期が大きくずれ込む可能性がある。早ければゲーム開始5年ほど、1840年代初頭に始まるが、遅いと60年代末まで起動しない。
あまりにも開始が遅い場合は、日本に外交戦を仕掛け、ロシアを市場開放で釣るという手もなくはないが、大国に真面目な提案だと受け取ってもらうには、大軍拡で戦力投射をかなり高めなくてはならない。史実黒船年限の50年代半ばまでジャーナルが起動しないなら、リセットも視野に入る。
ジャーナル起動中は、200か月間、日本と清の間でバランスを取り続けることが求められる。バランスは、進捗バーによって示される。
| 日本側への傾斜 | 中立への傾斜 | 中国(清朝)側への傾斜 | |||
| 海軍戦力投射が清より高い | +1 | 海軍戦力投射が日本より高い | -1 | ||
| 琉球と清との関係が友好(50)未満 | +1 | 琉球と日本との関係が友好(50)未満 | -1 | ||
| 琉球と日本との関係が友好(50) | +1 | 琉球と清との関係が友好(50) | -1 | ||
| 琉球と日本との関係が親しみ(80) | +2 | 琉球と清との関係が親しみ(80) | -2 | ||
| 日本から琉球への送金総額/1000 | Max+2 | 清から琉球への送金総額/1000 | Max-2 | ||
| 日本が琉球へ負わせた恩義 | +1 | 清が琉球へ負わせた恩義 | -1 | ||
| 琉球の威信が30以上 | +2/0/-2 | ||||
| 琉球の威信が15以上30未満 | +1/0/-1 | ||||
| 琉球の威信が15未満 | 0 | ||||
| 進捗値が+40で日本勝利。-40で中国勝利。どちらも200か月間達成できないと琉球勝利。 中立方向への傾斜は、進捗がプラス(日本寄り)ならマイナス、逆ならプラスで、進捗値0なら変化なし。 日本と清にも同じジャーナルが出る。 日本/清は、ボタンを通して琉球への影響力を高められるが、琉球側からコントロールできることはなく、AI国家が押すこともないので省略。 | |||||
つまり、何事もなければ、17年と8か月後には、自動的に日本から独立できる。
達成時の効果で、戦争経由で従属国にされなくなるという、なんだかよくわからないバフを貰える。外交戦で属国にされなくなる(基本的に一時要求は屈辱が飛んでくる)が、戦争以外の要因では普通に属国化されることもある。
寝ているだけで達成できるジャーナルだが、序中盤の琉球にとっては寝ている場合ではない時期。
日本は市場を開けると、そのうち国境も開けるので、日本の従属国で、市場を共有する琉球には、日本人Popが来られるようになる。最序盤のうちに国境法と市民権法を緩め、首都州には隣の芝布告を必ず張っておく。
移民は、食い詰めて貧しい、学のない人ばかりが来るのが普通だが、この手の後進国の民にしては日本人は識字者が多いので、貧乏人を入れても識字率の下がりが緩やかで、士官や技師といったミドルクラス職をすぐに埋めてくれるのが嬉しい。AI日本は、西洋化したところで、列強入りするレベルで成長することなどそうないので、相対的に豊かなプレイヤー国には切れ目なく移民が来る。正直当分独立したくないまであるレベルだが、ジャーナルが終わるまでの17年間は経済成長にリソースを全振りし、リスクを取らない国家運営をしたい。
日本の従属国でなくなる=日本市場から蹴り出されるということなので、その後を見据えた準備がいくつか必要。
市場統合を取っていれば、世界規模のイギリス市場にフリーパス。かつての琉球は、東南アジアや日本から珍品を買って中国に売る商社みたいな国だったが、新時代の琉球は、全世界から原料を買って、島内の高度産業が加工して、それをまた全世界に売る世界の工場になる。
移民に期待できるのもポイントが高い。特にインドは総督も藩王も住民を飢えるがままにしているので、差別されるとわかっていてもインド人たちが大挙琉球に押し寄せてくる。
1936年のキャンペーン終了時まで英印が崩壊しなければ、琉球諸島は数百万人が住む超人口過密地域となり、住民の半分近くがインド人、もしくはインドにルーツのある(ヒンドゥー教徒やムスリムなのですぐわかる)琉球人になる。
イギリス勢力圏は君主制帝国なので、いつかは保護国化される。
列強の従属国になれば、承認ジャーナルが起動する。琉球の規模感で非承認大国ルートのジャーナル起動は厳しいので、むしろ保護国化は承認国になるチャンス。
イギリス勢力圏が市場統合化していなかった場合のプランB。
列強屈指の貧乏国家ロシアは全土がインドみたいな国なので、移民もそれなりに来る。外満州を取っていると漢人や満人が来てくれるかもしれないのは高ポイント。
ロシアも君主制帝国なので、保護国化ルートでの承認国入りが狙える。
たとえ市場統合を取っていなくても、どこかの勢力圏には入るべきだが、投資権さえ取れれば、金融国家化で、ある程度誤魔化しはきく。
狙い目は、元宗主国で後進資本主義国の日本。相互投資権なら通しやすい。ネタの域を出ないが、大阪全域をアヘン畑に変え、琉球人が日本人をプランテーションで支配するという謎のロマン要素もある。
言うまでもなく出力は上記の2例に劣るので、どこまでいっても「プランC」ではある。
| 実績名 | 達成条件 | |
| 三山 (Three Mountains) | ジャーナル「隠された領地」を琉球勝利で達成。 琉球諸島ステートを完全に領有。 |
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