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イスラーム系君主国が優勢であるインドネシア諸国の中で、ひと際異彩を放つ清の朝貢国。
国力はあまりにも低く、ひとたび併合されれば地名としての存続さえ許されない。
ゲーム開始時点のアジア諸国では特殊な政治環境と巨大市場である清へのアクセスを武器に、オランダやイギリス、そしてまだ見ぬ列強からの侵略に備えよう。
ボルネオに埋蔵している金を採掘する目的で、中国人炭鉱夫たちから成る国内シンジケートによって建国されたのが蘭芳共和国だ。蘭芳はオランダの進攻を退け、彼らが望む繁栄を見事達成することができるのだろうか?
種別 | ティア | 政治体制 | ![]() | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | ![]() | 生活水準 | 国教 | 主要文化 |
未承認国 | 公国 | 共和国 | 30 | 3 | 0 | ![]() | 73.7K | 18.6% | 苦境(8.6) | 儒教 | 客家 |
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
台二 劉 | 小ブルジョワ | 穏健派 | 几帳面 |
政党 | 利益団体名 | 影響力 | 代表名 | 代表イデオロギー | 代表特性 | 備考 |
なし | ![]() | 34.0% | 台二 劉 | 穏健派 | 几帳面 | |
---|---|---|---|---|---|---|
保守党 | ![]() | 18.7% | ランダム | |||
自由党 | ![]() | 7.8% | ランダム | |||
![]() | 7.3% | ランダム | ||||
愛国党 | ![]() | 19.2% | ランダム | |||
なし | ![]() | 6.0% | ランダム | |||
なし | ![]() | 1.9% | ランダム | |||
なし | ![]() | 4.7% | ランダム |
特筆すべきは、農地がほぼないため地主の影響力が非常に弱いこと、完全分離のため儒学者(宗教勢力)も弱いこと、逆に労働組合が最初から力を持っていることである。
というよりも、あまりの経済規模の小ささから全勢力の政治基盤が弱く、選挙や法律制定時の選択肢などによって勢力図が激変しやすい。
強力な派閥が次の月には非主流派になったり、移民が勢力図を塗り替えるといったことが頻繁に起こる。
権力構造 | 経済 | 人権 |
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農奴制や世襲制の官僚こそあるが、制限選挙、大統領共和制、完全政教分離、文化的排斥と1836年時点としては意外と先進的な法律が揃っている。
そして、利益集団の項で触れた通り、蘭芳における地主の影響力はもともとわずかである。そのため、たとえ75%強化されていようが雀の涙ほどの強化値にしかならない。
以上のことから、これらの法律は(ロシアやオスマン、江戸幕府といった普通の後進国と比べ)簡単に変更ができる。うまく行けば1850年代には欧州諸国と遜色ないレベルになれるだろう。
制度 | 投資レベル |
一切なし |
もちろん公共施設は一切ない。
州名 | ![]() (使用/上限) | 施設 | 耕作地 | 人口 | 母国文化 | 州補正 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
産業 | 開発 | 資源 (使用/上限) | 農業 | ||||||
蘭芳 | 0/19 | マナーハウス2 | 兵舎3 港1 | 鉛鉱山0/5 伐採所0/3 採金地1 漁港0/1 | コーヒー農園0 タバコ農園0 バナナ農園0 家畜牧場0 染料農園0 稲田0 茶園0 | 3 | 73.7K | ボルネオ ダヤク | カプアス川(インフラ+15.0) ボルネオの熱帯雨林(州の建設効率-10.0%、インフラ-10.0%) |
西ボルネオの分割州。
清市場に加盟しており、国内に農地はないものの穀物が余りまくっている。なお、客家POPは漢POPと異なりアヘンへの執着を持たないため、蘭芳国内のアヘン需要は低い。
農業資源はほぼ清の広東・広西・潮州と共通だが、絹の代わりにコーヒーを産出する。コーヒー産出は初期の清市場構成国内では唯一のものである。
ほぼアジアスタンダード。ただし、手前の学術機関すらまだない国も多い中で、なぜか経験論まで初期で研究完了している。軍事技術や生産技術は周辺国と全く同じ。
識字率は言わずもがな低く、大学もない。
特定の国に敵視されているような状態ではない。ただし、南北をオランダ領東インドの属国に挟まれており、圧迫されている。
編隊名 | 歩兵 | 大砲 | 騎兵 | 将軍 | 将軍所属団体 | 将軍イデオロギー | 将軍特性 | 備考 |
蘭芳第1軍 | 非正規軍3 | カノン砲0 | 軽騎兵0 | 将軍未配属 |
1.7.5現在、未実装。
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1.7.5現在、未実装。
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企業名 | 設立条件 | 対象施設 | 繁栄ボーナス |
サン・ミゲル | 食品産業のレベル3以上 | 食品産業 | 生活水準減少に端を発する急進派-10% |
サン・ミゲルは史実ではフィリピン企業で、フィリピン・インドネシア地域の共通ユニーク企業。
余談だが、蘭芳は企業が国家になったものなので、ゲーム的な意味はないものの国そのものがユニーク企業のようなものである。
主要文化がボルネオ島とはなんのゆかりもない客家であるため、蘭芳はインドネシアになることができないので注意。
詳細は国家形成を参照。
まず最初に、蘭芳は素の国力があまりに小さく、そのままでは本当に何もできない。
初期の建設力でも1837年中には3つの農地を使い切り、産業化しようにも建設局1つを維持する財政力もないためだ。
そのため、まずは周辺国を併合して手っ取り早く国力を上げよう。
初期に布告を打つための権力が若干少ないが、実は権力の使い道もない。消費税はかけるだけ無駄で、派閥強化・抑圧も勝手に支持率が乱高下するため効果が薄い。
強いて言うなら、ボルネオ島の州補正を打ち消す道路整備くらい。
なお、蘭芳プレイにおいて最後までついて回るのが人口と差別の問題である。
ボルネオ島に客家POPの母国設定はついておらず、さらに初期制定の文化的排斥をもってしても現地のボルネオ文化・ダヤク文化は受容できない。
移民法の改正自体は比較的簡単で、市場構成国内では朝鮮が国境を開けてくれている。そのため、労働力確保のために生活水準を上げて朝鮮から人口を呼び込むことになるだろう。
第一に、当面の仮想敵国はオランダ領東インド(オランダ)、そしてイギリスである。
もちろん初期状態ではとても敵わないため、関係改善などを行って攻められないよう気を配ろう。
まずは、オランダ領東インドに従属していない孤立国を平らげていこう。ボルネオ島内の周辺国については経済・人口的には格上であるものの、軍事力は大して変わらない。
各国へは陸路で攻めることになるが、ボルネオ島中央部は進入不可エリアであるため、侵攻ルートは最初だけシンタンかブルネイ、その後はスールー→ブルンガン→クタイのほぼ一本道になるだろう。
北東部のスールーは首都がフィリピンのミンダナオ島にあるため、ボルネオ島統一においては全土併合ではなく北ボルネオのみ要求でも問題ない。
なお、東・北ボルネオの編入には21年かかるため、領土を確保した時点ですぐ編入をしておこう。
最序盤を抜けた蘭芳プレイにおいて、次に重要となるのが海軍力である。50大隊ほど揃えてくるオランダ軍地上部隊と正面切って戦うのは困難だが、周辺海域を制圧し、兵站を止めればボルネオ島内の敵軍を弱体化できるためだ。
ちなみに、ボルネオ島の3州は接続する海上ノードがすべて異なるため、船団襲撃/護衛の際は注意。
孤立した各国を併合し、産業を整理して陸海軍の準備を整えたらいよいよ対オランダ戦となる。
この際、本国オランダが他列強に従属していることがままあるため、外交状況を確認しておこう。
制海権重視の戦略を取る場合、従属先がオーストリアやプロイセンなら比較的簡単、英仏スペインなら苦戦必至となる。
ボルネオ島を統一すると自動的に国名が「ボニ」に変化する。ただし、国旗もマップカラーも変わらない。
相変わらず人口こそ希薄なものの、ゴムや石油といった中盤以降必須の資源が産出するためポテンシャルは十分。
ジャワやスマトラといった他の島に進出することもできるにはできるが、文化の問題や国家形成もないため、普通のインドネシア小国プレイに比べると旨味は薄いかもしれない。
清から独立するもよし、客家POPの故郷を目指して華南へ侵攻するもよし、南の島で楽園を建設するもよし。改革を進め、小学校義務教育を制定すれば実績達成となる。
実績名 | 達成条件 |
探鉱員ではない、未成年者だ | ボルネオ島のすべての州を編入して、「小学校義務教育」を制定 |
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