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政治運動は特定のイデオロギーを中核とする運動であり、それを支持するPOPによって引き起こされる。
また政治運動は利益団体に圧力をかけ、利益団体のリーダーのイデオロギーは圧力を受けている政治運動に左右される。
政治運動が多くの急進派POPに支持されると、革命や分離に変化し最終的に内戦に発展する場合がある。
政治運動支援はその政治運動の支持されている度合いを表す数値である。
政治運動支援の値だけ、その運動が賛成する法律の制定成功率は上がり、逆に反対する法律は引き伸ばしの確率が上がる。
また反乱の際に反乱側に回る州の数も政治運動支援によって決定される。
政治運動はPOP内の参政権のある個人によって支持される。POP内の被扶養者は通常は参政権を持たないため支持できないが、女性参政権や老齢年金が制定されていると一部が支持するようになる。
複数の政治運動を支持するPOPの場合はそれぞれの政治運動の求心力によって分配される。
POP内の政治運動を支持する個人の割合はその政治運動の求心力の0.01倍に制限される。例えば人口4K(就業者1K、被扶養者3K)に対して政治運動が20の求心力を持つ場合、支持人口は参政権を持つ1Kの内の20%にあたる200人となる。そのため競合する政治運動がない場合でも、1つの政治運動が全国民から支持されることはない。
扇動者は政治運動の求心力を向上させるため、間接的に政治運動支援の増加に寄与する。
また、一部の政治運動は発生時にPOP求心力+100%の補正を得る。この補正は20年かけて減衰していく。
政治運動支援は以下の3つの値の平均値で決定される。
政治運動支援の段階はその値によって以下のように分類される。
名称 | 政治運動支援値 |
少数派 | 0%以上5%未満 |
関連する | 5%以上25%未満 |
重要 | 25%以上50%未満 |
支配的 | 50%以上75%未満 |
普遍的 | 75%以上100%未満 |
扇動者もまた同様に、各政治運動の人物に対する求心力に基づいて政治運動を支持する。
運動活動はその政治運動の積極性を表す数値である。
運動活動は、政治運動による毎週の急進派の数、政治運動が反乱にどれだけ近づいているか、反乱の最大進捗を決定する。
運動活動が高すぎると急進派の増加や内戦の危険があるが、逆に低すぎると法律の制定確率上昇の効果も得られなくなる。
運動活動は支持POPの急進派割合から目標値が計算され、毎週1%ずつ目標値へ近づいていく。
運動活動の目標値は以下のように計算される。
条件 | 補正値 |
支持POPの急進派割合 | +[急進派割合] |
支持POPの体制派割合 | -0.75×[体制派割合] |
現行法に対するスタンス | 中立からスタンス1つ離れるごとに5%(賛成なら-、反対なら+) |
制定中または最近制定された法律に対するスタンス | 現行法からスタンス1つ離れるごとに25%(賛成なら-、反対なら+) |
また法律制定を始めると、運動活動の現在値は即時に+12.5%×[現行法からのスタンス差]され、制定を中断すると-12.5%×[現行法からのスタンス差]される。
運動活動が25%以上になると、その政治運動は中核イデオロギーのスタンスに従って法律の制定確率に影響を与え始める。関心のある法律が制定中は運動活動が25%を下回ることはない。
運動活動が50%以上になると、その政治運動の支持POPは急進化し始める。急進化するPOPの数は運動活動が高いほど増加する。加えて運動活動50%以上の政治運動は反乱に移行する場合がある。
また、運動活動はその政治運動の反乱の進捗の上限値でもある。したがって運動活動が100%になると内戦が発生する可能性がある。
運動活動の段階はその値によって以下のように分類される。
名称 | 運動活動値 | 備考 |
受動的 | 0%以上25%未満 | |
扇動的 | 25%以上50%未満 | 法律の制定確率に影響を与える |
抗議中 | 50%以上75%未満 | 支持POPが急進化する |
武闘派 | 75%以上100%未満 |
中核イデオロギーは、その政治運動の推進するイデオロギーである。
十分な運動活動を持つ政治運動は、その中核イデオロギーのスタンスによって法律の制定確率に影響を及ぼす。また中核イデオロギーの賛成する法律を制定すると、支持POPの25%が体制派になる。
また政治運動には中核イデオロギーの他にいくつかのリーダーイデオロギーが設定されており、圧力を受けた利益団体の潜在的なイデオロギーになる。
以下は政治運動のイデオロギーの一覧表。イデオロギーの詳細は各種データ/イデオロギーを参照。
名称 | 中核イデオロギー | リーダーイデオロギー |
奴隷制廃止運動 | ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|
奴隷制支持運動 | ![]() | ![]() ![]() |
絶対主義派運動 | ![]() | ![]() ![]() |
王党派運動 | ![]() | ![]() ![]() |
労働運動 | ![]() | ![]() ![]() ![]() |
社会主義運動 | ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() |
無政府主義運動 | ![]() | ![]() |
共産主義運動 | ![]() | ![]() ![]() |
ファシスト運動 | ![]() | ![]() ![]() ![]() |
協調組合主義運動 | ![]() | ![]() |
自由主義運動 | ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
急進主義運動 | ![]() | ![]() ![]() |
ニヒリズム運動 | ![]() | ![]() |
実証主義運動 | ![]() | ![]() |
農民運動 | ![]() | ![]() ![]() |
フェミニスト運動 | ![]() | ![]() ![]() |
反動主義運動 | ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() |
近代化主義運動 | ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() |
功利主義運動 | ![]() | ![]() |
オルレアン主義運動 | ![]() | ![]() |
ボナパルティスト運動 | ![]() | ![]() |
レジティミスト運動 | ![]() | ![]() |
名称 | 中核イデオロギー | リーダーイデオロギー |
宗教多数派運動 | ![]() | ![]() ![]() |
---|---|---|
宗教少数派運動 | ![]() | ![]() |
ヒンドゥー民族主義運動 | ![]() | ![]() ![]() |
イスラム民族主義運動 | ![]() | ![]() ![]() |
名称 | 中核イデオロギー | リーダーイデオロギー |
文化多数派運動 | ![]() | ![]() |
---|
名称 | 中核イデオロギー | リーダーイデオロギー |
文化少数派運動 | ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() |
---|
名称 | 中核イデオロギー | リーダーイデオロギー |
インド国民運動 | ![]() | ![]() ![]() ![]() |
---|
政治運動が発生するには、政治運動のカテゴリごとに設定された一定の政治運動支援の値を上回る必要がある。また、政治運動の維持にも一定の政治運動支援が要求される。
加えて文化/宗教的アイデンティティを持つカテゴリの政治運動が発生するには、その文化/宗教のPOP人口が200000以上であるか総人口の20%以上でなければならない。
一度政治運動の発生に失敗するとその政治運動は1年間は再発生しない。また一度発生した政治運動は少なくとも1年は解散しない。
名称 | 発生条件 | 発生重み | 備考 |
奴隷制廃止運動 | ![]() ![]() | 100 | ![]() |
---|---|---|---|
奴隷制支持運動 | ![]() | 100 | |
絶対主義派運動 | ![]() 選挙制度がない フランスでない | 100 | 以下のいずれかを満たすと解散する ・選挙制度がある ・イベント「最後の君主」で「過去のことは忘れねばならない。」を選択した 解散時に以下を満たす場合、政治運動「王党派運動」を発生させる ・選挙制度がある ・イベント「最後の君主」で「過去のことは忘れねばならない。」を選択していない |
王党派運動 | ![]() 選挙制度がある フランスでない | 100 | イベント「最後の君主」で「過去のことは忘れねばならない。」を選択した場合、解散する |
労働運動 | ![]() | 100 | |
社会主義運動 | ![]() | 100 | |
無政府主義運動 | ![]() | 100 | |
共産主義運動 | ![]() | 100 | |
ファシスト運動 | ![]() | 100 | |
協調組合主義運動 | ![]() | 100 | |
自由主義運動 | ![]() 政治運動「急進派運動」がない | 基礎値:100 以下を満たす:×0.1 ・ ![]() ・選挙制度がない | |
急進主義運動 | ![]() 以下のいずれでもない ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() | 基礎値:100 以下を満たす:×2 ・ ![]() ・選挙制度がない 選挙制度がある:×0.25 | |
ニヒリズム運動 | ![]() 以下のいずれかを未研究 ・ ![]() ・ ![]() | 100 | 以下を満たすと解散する ・ ![]() ・ ![]() 解散時に政治運動「社会主義運動」を発生させる |
実証主義運動 | イベント「人類の崇拝」発生済み![]() | 基礎値:10![]() | |
農民運動 | ![]() 以下のいずれでもない ・ ![]() ・ ![]() 百姓が人口の25%超 | 100 | |
フェミニスト運動 | ![]() | 100 | |
反動主義運動 | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() ![]() 選挙制度がある | 100 | |
近代化主義運動 | ![]() 以下のいずれか ・国家ランクが大国以下であり、首都が中央・南アメリカにある ・国家種別が植民地国家である ・国家種別が非承認国家である 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() ![]() ![]() ・ ![]() | 100 | 以下を満たすと解散する ・ ![]() ・ ![]() ![]() ![]() ・ ![]() |
功利主義運動 | 主要文化が以下のいずれか ・イングランド ・イギリス系カナダ ・オーストラリア | 100 | |
オルレアン主義運動 | フランスまたはフランスと内戦中の国家である イベント「最後の君主」で「過去のことは忘れねばならない。」を選択していない 以下のいずれか ・レジティミストの復古もボナパルティストの復古も行われていない ・ジャーナル「[フランス王]家の基盤を固める」未達成 | 100 | |
ボナパルティスト運動 | フランスまたはフランスと内戦中の国家である イベント「最後の君主」で「過去のことは忘れねばならない。」を選択していない 以下のいずれか ・レジティミストの復古もオルレアン主義者の復古も行われていない ・ジャーナル「[フランス王]家の基盤を固める」未達成 | 100 | |
レジティミスト運動 | フランスまたはフランスと内戦中の国家である イベント「最後の君主」で「過去のことは忘れねばならない。」を選択していない 以下のいずれか ・ボナパルティストの復古もオルレアン主義者の復古も行われていない ・ジャーナル「[フランス王]家の基盤を固める」未達成 | 100 |
名称 | 発生条件 | 発生重み | 備考 |
宗教多数派運動 | ![]() | 100 | 国教を対象の宗教とする 対象の宗教が国教でない場合、解散する |
---|---|---|---|
宗教少数派運動 | ![]() | 200 | 以下を満たす宗教の1つを対象の宗教とする ・国教でない ・ ![]() ・人口の5%以上である 以下のいずれかを満たす場合、解散する ・対象の宗教が国教である ・ ![]() 解散時に ![]() |
ヒンドゥー民族主義運動 | ![]() 以下のいずれか ・東インド会社であり、 ![]() ・ヒンドゥスターンであり、 ![]() | 100 | ![]() |
イスラム民族主義運動 | ![]() 以下のいずれか ・東インド会社 ・マハラシュトラ ![]() ![]() | 100 | ![]() ![]() |
名称 | 発生条件 | 発生重み | 備考 |
文化多数派運動 | - | 100 |
---|
名称 | 発生条件 | 発生重み | 備考 |
文化少数派運動 | - | 基礎値:50![]() ジャーナル「ヨーロッパの病人」時間切れから20年以内:×2 ジャーナル「民衆の春」がある:×2 | 以下を満たす文化の1つを対象の文化とする ・主要文化でない ・いずれかの州が母国州である、または人口の5%以上である 発生時に中核イデオロギーが以下のいずれかになる ・対象の文化が主要文化と系統・非系統特性を共有する場合、 ![]() ・対象の文化が主要文化と系統特性を共有する場合、 ![]() ・対象の文化が主要文化と非系統特性を共有する場合、 ![]() ・対象の文化が主要文化と系統・非系統特性を共有する場合、 ![]() 対象の文化が主要文化になると解散する |
---|
名称 | 発生条件 | 発生重み | 備考 |
インド国民運動 | 東インド会社である 従属国である 南アジア系統を主要文化に持たない ![]() | 5000 |
---|
利益団体の政治力の内10%以上が特定の政治運動を支持しているとき、利益団体はその政治運動に圧力を受けているとみなされる。
圧力を受けた利益団体には、その利益団体の本来のリーダーイデオロギーの他に、政治運動に設定されたリーダーイデオロギーも出現するようになる。
1つの利益団体には同時に3つまでの政治運動が圧力を与えられる。
反乱は革命運動と分離運動の総称であり、その政治運動が内戦に変わる寸前であることを意味している。
政治運動の運動活動が高まると、政治運動は反乱に変わる。
革命は中核イデオロギーに従って国家全体を再形成しようとする運動である。
分離は国家を2つに分断し新たな国家を作ろうとする運動である。
政治運動が革命と分離のどちらを起こすかは政治運動ごとに異なる条件が設定されている。
反乱の進捗が100%に達すると内戦が発生し、反乱運動は支持の強い州を分離させ外交戦を開始する。
反乱の進捗は運動活動を上限としているため、運動活動が100%にならなければ内戦は発生しない。
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