AAR/【Vic3初心者講座】ベルギーで始める近代国家建設!
今回の第1回では、ゲーム開始直後のベルギーの現状確認から、最初の建設、経済状況、そして建設セクターと輸入について解説していきます。 一緒にVic3の世界を学んでいきましょう!
ゲームを開始したら、まず人口を確認してみましょう。
画面左側のメニューから人口アイコンをクリックしてみましょう。
[人口画面の画像]
はい、これがベルギーの人口構成です。 どうでしょう?
パッと見て気づくのは、百姓の割合が非常に高いことですね。
なんと、国民の約5割を百姓が占めています!
……百姓って、そんなにダメなの? そう思った方もいるかもしれません。
百姓は、ゲーム内では自給自足の生活を送っている人々として扱われます。
彼らは自分たちで食べるものを作り、生活に必要なものを賄うため、市場での経済活動にあまり参加しません。
つまり、税金をあまり払ってくれないし、工場で作った商品も買ってくれないんです。
Vic3で国を豊かにするためには、国民に農園や工場で働いてもらい、ガンガン経済を回していく必要があります!
そのため、百姓が多い状態は、経済発展の足かせとなってしまうんです。
このゲーム序盤の最重要目標は、この大量の百姓を、農園や工場で働かせること!
ここからベルギーの近代化を進めていきましょう!
さて、いよいよ施設を建設してみましょう!
Vic3では、施設建設が国の発展の要と言っても過言ではありません!
色々な施設を建てて、国をどんどん発展させていきましょう!
まずは、小麦畑を建設してみましょうか。
なぜ小麦畑かというと、国民の食料を確保するため、そして経済の基礎となる穀物価格の安定のためです。
食料が安定しないと、国民が不満を抱えて暴動を起こしたり…なんてことにもなりかねませんからね!
[建設画面の画像]
画面下、左側のメニューから、一番左の生産レンズをクリックしてください。そして、小麦畑のアイコンをクリック!
すると、フランドルとワロン、二つの地域が表示されましたね。
今回は、収支予測が一番高いワロンを選んでみましょう!
収支予測というのは、建設によって得られる利益やコストを予測してくれる便利な機能です。
高い方が、一般的には儲かりやすい…はず!
ワロンの欄にある+ボタンをクリックすれば、小麦畑の建設が開始されます。
画面右上の建設ビューに、小麦畑のマークが出てきたら建設開始の合図です。
その下の水色のバーにマウスカーソルを合わせると、建設予定期間が表示されます。
なんと期間は20週間!
序盤は建設スピードがゆっくりなんです…… 気長に待ちましょう。
さて、小麦畑の建設を開始しましたが、ここで画面上部に注目してみましょう。
[収支が表示されている画像]
画面上部に、なにやら数字が並んでいますね。これが現在のベルギーの収支です。
Vic3では、一般的なゲームのように資金を貯めて施設を建設する、という考え方とは少し違います。
このゲームで重要なのは、この収支なんです!
建設を開始する前と後で、収支の数字が少し減っていることに気づきましたか?
Vic3での施設の建設費用は、一括払いではなく、建設期間中に毎週少しずつ支払われる仕組みになっています。
まるで、建設業者に毎週工事代金を払っているようなイメージですね。
そして、収支の下にある金色のバーは金準備を表しています。
これは国の貯金のようなものです。
金準備が多いと安心…と思いきや、実はそうでもありません。
金準備には上限額があり、金色のバーが一杯になってしまうと、それ以上はお金が貯まりづらくなってしまうんです!
つまり、金準備が上限を超えてしまうと、お金が余って無駄になってしまうんですね。
もったいない!
Vic3で理想的な状態は、収支がプラスマイナスゼロ付近になるように調整することです。
収支がプラスであれば、金準備は徐々に増えていきますが、増えすぎると無駄になります。
逆に、収支がマイナスだと、金準備が減っていき、いずれ破産…なんてことも。
収支をゼロ付近に保つことで、お金を無駄なく効率的に使えるようになるんです。
もちろん、ゲームに慣れてきたら、あえて少しマイナス収支にして、積極的に施設を建設していく、という戦略も有効です。
特に、後々解説する「民営化」という要素を活用すれば、資金を確保することもできます。
しかし、最初は収支ゼロ付近を目指して、経済のバランス感覚を掴むのがおすすめです。
小麦畑の建設が始まりましたが… 正直、20週間って結構長く感じますよね。 Victoria3では、建設速度が経済発展のスピードを大きく左右します。 そこで、建設速度を上げるための重要な施設、建設局を建設してみましょう!
現在のベルギーの収支は、黒字ですね。
これなら、多少支出が増えても大丈夫そうです。
むしろ、せっかく黒字なのに何もしないのはもったいない!
積極的に投資をして、国を大きくしていきましょう!
建設局は、その名の通り建設を専門に行う役所のような施設です。
建設局を建てると、右上の建設ビューの数字が増え、建設スピードがグンと上がります。
経済発展には建設局は必要不可欠な施設と言えるでしょう。
建設局は、画面下側のメニュー、左から2番目の政治レンズから建設できます。 政治レンズを開いたら、建設局のアイコンをクリック!
またまた地域選択画面になりましたね。
今回は、ワロンを選んでみましょう。
フランドルとワロン、どちらも建設できますが、ワロンの方が建設費用…ではなく、建設局の維持費が少し安いんです。
こういう細かいところも、積み重ねると結構大きくなるので、意識しておくと良いかもしれません。
ワロンを選んだら、「+」ボタンをクリックして建設を開始しましょう!
画面右上の建設予定を見てみてください。
[建設予定の画像]
+1と表示されましたね。
これは、建設待ちの施設が1つ増えたという意味です。
今は小麦畑が建設中なので、建設局はその後、順番待ちをしている状態です。
まるで建設の順番待ち行列ができているみたいですね!
さて、建設局の建設画面から、ワロンと書かれた地域名をクリックしてみてください。
すると、建設局の詳細情報が表示されます。
[建設局の詳細画面の画像]
この画面の左側を見てください。
ここには、建設局が稼働するために必要な資源が表示されています。
「生地」「鉄」「木材」… 色々な資源が必要なんですね。
…ん? 「生地」の欄を見てください。
お金のアイコンが金色に積み重なっていますね!
これ、実は生地の値段がとても高くなっていることを示しているんです!
資源の値段が高騰すると、何が問題なのでしょうか?
それは、政府の財政が悪化してしまうんです。
建設局は、稼働するためにこれらの資源を市場から購入します。
生地の値段が高いと、その購入費用も高くなり、結果的に国の支出が増えてしまう、というわけです。
…なんとかして生地の値段を抑えたい!
そこで、まずは生地を国内で生産することを考えてみましょう。
生地は、綿花農園や家畜牧場で作ることができます。
[右クリックの画像]]
試しに、「生地」のアイコンを右クリックしてみてください。
メニューが表示されるので、**「綿花農園を建設」**をクリック… しようとしたのですが… あれ? クリックできない!?
これは、ベルギー国内に綿花農園を建設できる場所がない、ということを意味しています。
Victoria3の世界には、地域ごとに生産できる資源が決まっているんです。
残念ながら、ベルギーは綿花を生産するのに適した土地ではないみたいですね。
一応、家畜牧場からも少量の生地を生産できますが、これだけではとても足りません。
そこで、今回は生地を輸入することにしましょう!
画面右下の建設局の詳細画面に戻り、輸入ルートを確立ボタンをクリックしてください。
すると、このような画面が表示されます。
[輸入ルート確立画面の画像]
ここでは、外国から生地を輸入することができます。
一番左の列は輸入量、一番右の列は生産性を表しています。
つい色がついている生産性に目を奪われがちですが、輸入量も欠かさずチェックしましょう!
今回は、輸入量の多い、そして比較的生産性が高い、イギリスとロシアから生地を輸入してみましょう。
それぞれの国の+ボタンをクリックすればOKです!
これで、ベルギーはイギリスとロシアから生地を輸入するルートを確立しました。
しばらくすると、生地の値段も落ち着いてくるはずです。
輸入は、資源不足を解消するための強力な手段の一つです。 覚えておきましょう!