まず作者の現状の説明をしよう。
・AARの目次を投稿する。
・次に「多数派育成ゲーム」の項を投稿をする前に、ふと北海道から沖縄までの政治力を確認したくなる。
・おや、どう足しても幕府の政治力と合わないぞ?
・たまたま幕府を表示したまま関西を選択してバフ後の政治力に気づく。
・有志のコメントにより首都バフ+25%の存在に気づく。
・25%か~。誤差だな誤差……そんなわけないよな。どう見てもプレイ方針変わるよ……orz
・とりあえずAARを書き直そう。
・とりあえず投稿前に撮りためたスクショ全破棄して一からやり直そう←イマココ
そう首都バフに気づいたのはAARの投降後である!
つまり作者はずっと頭ポルナレフ状態でAARを作っていたのであった!
まず戦略を考えよう。
このプレイの目的は「建物の種類がどれほど利益団体の成長に影響を及ぼすか?」というのを実際に体験することにある。
そこで重農業貿易プレイの方針は「盤石な利益団体・幕府による貿易大国化」という大衆が理解しやすいが数値目標が曖昧な政治家のスローガンような目標で50年ほど走ってみる。
そのためには幕府の政治力をいかに維持しながら、経済大国としてのし上がっていくかが重要になる。
そこで複雑な経済システムを上手く利用して利益団体「幕府」を維持するように影響力を操作する。
大まかな方針としては以下の通り。
・大学を建てない&識字率を上げない。(インテリ潰しかつ宗教優遇)
・植民&戦争をしない(最初の開国のみに留めて、安定的なプレイ環境を整える)。
・関税同盟に入らない。
・農地を建て、工場は貿易で補う、という貿易を重視する。(国内の貴族を富ませ、外国の実業家を富ませる)
・法律の改正は賛成派が反対派を上回ったときのみ。(できるだけガチャ要素の排除)
通常プレイならやらないヘンテコな方針だ。
これはあくまで利益団体の変化の大きさを見たいからなので効率は二の次となる。
では始めよう。
まずは「関心の宣言」をイギリス――イングランドに決定する。
外交レンズ――外交プレイでその地域に関心を持っている国旗一覧が現れる。
日本幕府もバーが溜まれば外交をおこなえるぞ。
お嬢は社交界の華なので名のある大国はみんな関心を示すぞ。
ということでまずは「ロンドンちょうだい」の外交を開始!
すかさずごめんなさいをして強制黒船召喚!
初期の東アジアに対してイギリスは関心を持っていないので「市場開放」以外の選択肢がでてこない!
※列強ならどこでもいいが、アメリカに同じことをすると、たまに「賠償金」になってプレイが不安定化した(2敗)。
これで自由に貿易ができる!
強制開国のデバフイベント発生!(プレイヤーが任意で起こせるデバフだ)
これにより幕府の政治力-75%のデバフが発生!
デバフは19年間続くので腕に自信があるのなら初手として優秀だ。
ちなみに中盤になると丸々育った日本に各国が関心を持つので賠償金あるいは条約湾あるいは九州で許してやる、が増えるぞ。
わざと負けプレイは遅くても史実の黒船来航1850年代までに戦略的に決断したほうがいい。
イギリスに関係改善の外交をしながら関心を大コロンビアに挿げ替える。
貿易は関心を持った国としかできないからだ。
これでイギリス、フランス、オランダ、ベネズエラ、ニューグラナダと貿易ができるようになった。
1か所で5つの美味しい関心になる。
※イギリスは未併合州に対して外交プレイをするとたまに賠償金だけで許してくれる優しさがある。そんな優しさはいらないから、ロンドンちょうだいをするのだ。
鎖国プレイだとまったく使わない影響力を近親遠親外交に全振り!
貿易大国に仮想敵国はいらないからだ!
※競争という外交アクションで仮想敵国を作ると影響力は増加させられるが、関心が少なすぎるのであまり意味はない。
同時並行で強制開国の怒りと国教の審議の怒りから革命が進行しているが、弱小勢力なので気にしない。
この時、清から工具、イギリスから鉄を輸入。
そしてイギリスに紅茶を輸出。
この清国からの輸入は赤字でも維持し続ける。
そうしないと工具を生産するたびに輸出する→工具生産するという悪循環が始まってしまう。
このVIC3世界では早い者勝ちで輸入すると、市場価格は絶対に高くなるというルールがある。
つまり一度輸出が始まると「禁輸」しない限り輸出を止めることができない!。
転売回し防止のためだと思われるが、そのせいでうっかり忘れると面倒になる(1敗)。
そう今回は農業貴族を育てたいのであって、工具を作れない病人の介護がしたいのではない!
この時、貿易センターは港のある州にランダムで作られる、という特徴から沖縄に貿易センターが爆誕!
人手不足のせいもあってすこぶる効率が悪い。
効率の問題から港を削除!
沖縄には「移住規制」の法律が通るまで孤立地帯となってもらおう。
なお革命中だと建物を削除できないので気を付けよう(1敗)
あとはレベル1の輸入枠15だけでは足りない。
足りなすぎる。
そのため工具と鉄のために多少の鉱山・工場を開発する。
ただし首都に工場を建てるのは厳禁だ。
代わりに紅茶を首都に建て続けよう。
1837年、革命の恨みと憎しみの中、国教制定!
これで宗教の安定化と権力+200を確保。
政治ゲームでは影響力が割合で決まる。
つまり幕府以外に宗教の割合を高めておけば自然と対抗勢力の影響力が伸びにくくなる。
たぶん!
あとは黒字になるたびに港をどんどん建設していく。
わすれてはいけないのが首都バフの乗る関西は候補から外すことだ。
こうすることで交易センターが首都に出現しないように調整する。
そうしないとイギリスのお嬢のように実業家に政治を牛耳られてしまうぞ。
10年間の影響力の推移。
この影響力の推移図は10年分のログしか記録されないので、プレイの区切りとして都合がいい。
強制開国のデバフの影響はあるが、それでも高い影響力を維持し続けている。
それにしてもせっかく国教制定したのに聖職者が徐々に劣勢になっている。
紅茶貿易でも宗教の衰退は止められないようだ。
小作農だ。
小作農の増加スピードが聖職者を上回っていやがる!
・この10年で改正できた法律。
孤立主義→自由貿易
良心の自由→国教
GDP:23.2M
建設力は50前後。
主な貿易:紅茶
レベル15の貿易力によって1898という紅茶輸出力となっている。
POPの生活水準レベルと同じく、貿易レベルに比例して輸出力が増える。
そのため感覚よりも輸送船団の枠が埋まるのが早い傾向にある。
というよりバグってる。
これは貿易プレイで知っておかなければならない重要なことだ。
日本側は代わりに鉄や家具などあらゆる生産物を輸入に頼っている。
一番下の使用可能船団4400に対してすでに4000が埋まっている状態だとわかる。
関税がないので政府の国庫に直接影響はないが、それでも貿易の基礎は出来上がった。
ここからは軍事技術を上げないと貿易力が上がらない。
つまり鉄道と海軍技術を中心に上げていく。
この方針も通常プレイでは滅多に選択しない方針だ。
その間は稲畑から布までまんべんなく農業系を開発し続ける。
終わり次第、消極的にだが服や家具などの工場を建てる。
需給バランスは常に悪く、物価は高騰するが気にしない。
POPの需要を満たすより日本の貴族政治力とイギリスの紅茶欲を満たす方が重要だからだ。
なにせここからイギリスの生活水準が上がって紅茶狂いの本性を現しはじめる。
そう、奴らは狂ってる。
本当に狂っている。
――以下、プレイ中につき、少々お待ちください――