ドン・カルロスはナバラのパムプローナの執務室から政治を取り仕切ることにしました。
トレドへの遷都も考えましたが、トレドは内陸に位置するために港がなく、交易所が発生しないため、やめにしました。
ナバラは海路へのアクセスが良く、交易所が発生し、港が建設できるためインフラに当面困らないという利点がありましたが、ピレネー山脈というデバフがついているのが難点でした。
さて、これからのスペインを担うカルリスタ政府です。これからオルタナティブのスペイン史を、そして世界史を紡いでいく転轍機になるのは、このカルリスタ政府を置いて他にありません。
主人公のカルロス・デ・ブルボンはスペイン王国のまぎれもない国王kingです。カルロス5世ともドン・カルロスとも言います。地主と坊主に支えられた専制政府で、ドン・カルロス自身、地主出身で特質は「敬虔Pious」という、坊主にバフをつけるものでした。
カルリスタ戦争中に世継ぎが産まれています。世継ぎのステータスは当然重みづけのあるランダムで決まるのですが、地主派閥の奴隷主slaverで、地主派閥はともかく奴隷主というのは筆者もドン引きです。
それで法律画面を見て見たら、スペイン、奴隷制廃止してないんですね。遺産奴隷制をとっていて、カリブ海の西インド諸島に黒人奴隷のプランテーションがありました。おもに砂糖を生産しています。
カルリスタ戦争直後にインテリ主導の奴隷廃止運動が起こったので廃止してしまおうと法改正を始めたら、地主が反革命運動を起こそうとしたのでやめにして、もう奴隷制擁護でいっちゃろうと、奴隷貿易を復活させてしまいました。ああ、アンクルトムの小屋!
話が若干それました。カルリスタ政府の話に戻りましょう。
カルリスタスペイン(MOD固有の「カルリスタ戦争勝利」のジャーナル達成で国号は単なるスペインになりました。国旗はブルボン旗です。)は専制政府で、政党はなく、与党は地主と坊主です。
いずれも指導者は「権威主義者Authoritarian」で、しかも「パワフルpowerful」で、評価が高いためバフがついております。地主は外交影響力と貴族の投資プールにボーナスがあり、坊主は権力と出生率にボーナスがあります。まあまあ有能です。
正統性は高く、脅威となる野党もいまは存在していません。しばらくは有用な法改正はできませんが、この地主と坊主の絶対主義政府でやっていこうと思います。
つぎにカルリスタ政府の法体系を見ていきましょう。つぎに掲げるスクリーンショットがカルリスタ政府の法律画面です。なお、カルリスタ戦争中に国民衛兵national guardを採用しています(軍隊の評価バフを得るため)。それ以外はデフォルトです。
君主制は当然ですね。これはカルリスタのアイデンティティなので、このAARでは大事に大事にこのブルボン家の王統を守っていこうと思います。
専制と国教を採用しているため、「専制、国教、国民性」のジャーナルが稼働しています。これだけ見れば旧いカトリックの絶対主義体制なのですが、世襲官僚ではなく任命制官僚で、伝統主義経済ではなく介入主義経済を採用しています。そのため税収面ではだいぶラクです。
ただ、税制が土地課税のため、ここは改善の余地ありです。地主と坊主は当然、土地課税を守ろうとするため、ここを変更するのは困難が予想されますが、まあなんとかなるでしょう。
国民民兵と国民衛兵のコンボで、動員可能な潜在兵力はかなり高いのですが、平時の兵力は少なく、戦力投射に難があります。しかし軍事支出は少なくて済むため、ぼくはこのコンボ好きです。未承認国をいじめるのには何の問題もありませんしね。
さて、小作農、地方警察、奴隷制のコンボで地主にバフがかかっています。宗教学校と慈善病院のコンボで坊主にもバフがかかっています。
これらのバフはプレイスタイルによってはデバフなのですが、ここでは素直にバフと捉えましょう。地主と坊主がどれだけ有能か(はたまた無能か)を検証することができます。
残念ながら植民地法はまだ可決されていません。人権の列の法律はいつもどおりですね。こんなかんじです。
(続く)