AAR/Ver1.9の別ゲーと化したVic3再入門 in ベルギー

経済的三日天下

あらすじ

20世紀が始まるタイミングでFCC (自由商取引委員会) なる海上貿易のための勢力ブロックを立ち上げたベルギー。

ゴムを使って切削加工した工具や世界に先駆けて研究・生産した自動車は半分以上が輸出され、
世界シェアを握る存在になりつつありました。自由貿易のお陰でめちゃくちゃ買ってもらえるんだこれが。

2州と西アフリカだけで、私達はどこまでいけるでしょうか?

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……なんか石炭鉱山の数バグってね?

じゃけんレオポルド三世になりきっていきましょうね。

第三の道ってこれでいいのかな

1909年は「労働者の保護」、1915年には「老齢年金」を可決し、
「電話交換機」を導入した行政府のパワーで一気に制度をレベル5に。

社会保障ができる位の経済的なキャパを利用して更に生活水準を向上させ、
もっともっと魅力的な移住先になるという好循環。

布告コストを抑える「勢力ブロックの像」を4か所に建てて「隣の芝生は青い運動」を貼りっぱなしにしたのも功を奏したようです。
最終的には編入州となったモーリタニアと内モーリタニアの両方に兵舎を100レベル、
さらに前者には海軍基地も50レベル建ててフル稼働させられる状態に。

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勢力ブロックといえば1906年にはペルシア、1919年には日本が仲間入り。
ゲームオーバー画面で日本人が最大民族になっていたのはこれが理由ですね。
またシーア派POPも増えたはずなので人口の1割はイスラームの人々だったことになります。
この辺はもうちょっと後の話ですが。

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狂犬 vs. 狂犬

1917年末、突如としてオクシタニアはエジプトに対しドンゴラ州を要求。
どうやら油田が狙いのようです。

先制側にオランダとアメリカが、
標的側にはフランスとスウェーデン (ドイツ関税同盟メンバー) が参戦。
ベルギーも呼ばれましたが相手方でドイツが呼ばれそうなので却下。

我々は思っていたよりもやべー奴を味方に引き入れてしまったらしい。

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スクショへたくそ部

本来、フランスは本土で陸で接している相手と全面衝突することは少なく、
その巨大な軍隊を外征にも向けることができるはず。

ですがオクシタニアが居るとパリの直ぐ南に長大な戦線を抱えることになってしまい、
しかもそこにオクシタニアと防衛協定を組んでズッ友と化した米軍が上陸をすっ飛ばして殺到してくる。
狙い通りといえばまあその通りなんですけれど……なんというか、悪夢か?

紆余曲折を経て1921年の初めに和平。
オクシタニアは二次要求の上エジプト州まで獲得、
アメリカもちゃっかりシナイ半島の大半を獲得することに。

その少し前にドイツがスエズ運河を完成させていたようですが、
以降この場所はアメリカの橋頭堡としても機能するようになります。

何十年も前からアメリカとドイツはライバルでしたが、
どちらもスエズ運河を狙っていたみたいですね。

……もしかしたら別の狂犬を目覚めさせちゃったかもしれない。

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石油爆買い工業立国

遂に生産ツリーも第五世代。

1922年に「オイルタービン」、翌23年に「圧縮点火」を解禁したベルギーは、
内モーリタニア州にティンブクトゥ州、オランダのフリースラント州だけでは到底賄いきれない量の燃油と引き換えに、
他の追随を許さない圧倒的な生産性を手に入れ、
新たに設立された自動車会社を含む暗黒メガコーポ達の力によって極端な工業立国化へと進み、
それは1925年に「アーク溶接」を解禁して建設資材が2,700を超えてもなお建設セクターがフル稼働し続けるほどの勢いになりました。

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50レベル以上にまで成長した製鉄所のおかげで史実と異なり石炭価格の値割れも阻止され、
数少ない自給できる原料として最後まで優等生で居続けました。

なお主な輸入元はアメリカ。一生ついていきます (2回目)。
尤もこの時点でこちらはアメリカのGDPを超え、
世界1位が射程圏内に入り始めてはいたのですが。

なんならアメリカはアメリカでこちらの自動車に依存していたので共依存ってやつです。死ぬときは一緒やで。

戦いたいメンバーは勝手に戦ってもろて

やけに好戦的なオクシタニアと、
アフリカでの勢力拡大を目指す英米蘭の利害が一致しちゃったのが運の尽き。

1927年の第二次オクシタニア=エジプト戦争は前回の面々に加えてオクシタニア側にイギリス、
エジプト・フランス側にドイツが加わった、ロシア抜き世界大戦へと発展。

侵攻側には手を貸さない方針だった我が国とはいえ、
さすがに心配だったのでオクシタニアとイギリスには「軍事支援」を含む条約を締結。
オランダにはもうしていた。アメリカには断られちゃった。

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一応は中立国であり続けたお陰か、
ブリュッセルで開催された万国博覧会は成功裏に終わり、
1930年には南極点へ一番乗り。

結果的にベルギーは隣国の戦争をよそに世界の工場として、
おびただしい数の移民を受け入れながら最後まで平和を謳歌し続けました。

マジな話、うちのメンバー (オクシタニアとオランダ)
は多分ドイツからウチ経由で輸入した武器で戦っているように見えて。
だからベルギーは参戦してはいけなかったんですね、ってことにしておいてください。

向こうから仕掛けられなかったのも、
ベルギーが徴兵込みで600~800大隊もの戦力を有していたお陰でしょうし。たぶん (ただのチキン)。

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GDP世界1位さん!?

1934年4月。最初で最後の国内総生産ランキング1位を達成。

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一人当たりGDPはとっくの昔に1位でしたが、
まさか全体GDPで、一瞬とはいえど大ドイツ帝国を抜くとは思いませんでした。

それにブロックメンバーのオランダと日本もいつの間にか列強入りを果たしていますね。いいはなし。

その翌月には再び米英 vs. 独仏で戦争が始まってしまい、
特需によって再びドイツがGDP1位になっちゃったけど、
そんなしょうもない理由でウチまで参戦して自国民を死なせる義理はあるまい。

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完走した感想

そんなこんなで無事1936年の年始を迎え、ゲーム終了。
筆者にとって初めてのグランドキャンペーン完遂となりました。

結論: 貿易権を握らせた企業はつよい (小並)


何より、忘れないうちにこれを書き切ることができて本当によかった。
初心者 (プレイ時間512h) のささやかな体験を少しでも共有できることを、嬉しく思います。

なんというか、Steamから確認できる実績「教育的」(チュートリアルを全てこなす)
を解除した人が3.4%しか居ないのが、色々物語っているのではないでしょうか。
面白い作品なのでなんとか布教したい。

ってとこでGG。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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