イタリア、チェコ、ポーランドなど多くの民族を抱える列強であるオーストリア帝国。
従属国であるハンガリーとの自治権を巡る争い、隣国であるプロイセンとのドイツ統一主導権を巡る争いに直面している。
国内外の”民族問題”にどのような結末をもたらすかはプレイヤー次第だ。
それは完全なる調和なのか、それとも不安に苛まれる停滞か。この時代のオーストリア帝国についての見解は見る人によって異なることだろう。全国的に革命運動が抑圧されてはいるが、この現状がいつまでも続いてゆくことになるのだろうか?
オーストリア | ランク | 6(列強) | |
---|---|---|---|
![]() | 陸軍 | 129 | |
海軍 | 5 | ||
GDP | ![]() | ||
人口 | 20.7M | ||
種別 | 承認国家 | ![]() | 30.4% |
ティア | 帝国 | 生活水準 | 苦境(8.3) |
政治体制 | カイザーライヒ | 国教 | ![]() |
![]() | 主要文化 | 南ドイツ |
ver1.10ではハンガリー、トランシルヴァニア、クロアチア・スラヴォニアが直轄領から従属国に変更された。
ゲーム開始時から「秘密国家会議」の補正が適用されている。当初の効果は以下の通り。
権力-25%、政府内利益団体の許容数+1、制定期間+20%、制定確率-10%
途中イベント「小さなクーデター」で効果が変更され、メッテルニヒの引退で解消される。
DLC | 国家 | 名前 | 役割 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始 | 出現終了 | 備考 | 出現可能性 |
AUS | フェルディナンド フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | 従順![]() ![]() | 初期 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AUS | フランツ・ヨーゼフ フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 初期 | ||||
AUS | マクシミリアン フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |||||
AUS | ルドルフ フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() ![]() | |||||
AUS | カール フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
皇帝はフェルディナント1世。ver1.9までと異なり傲慢の特性を持たないため、正当性デバフにより足を引っ張ることはなくなった。
ゲーム開始時から心理的苦痛を持つが、後継者のフランツ・フェルディナントは1830年生まれなので、1848年まで手動退位はできない。
政党 | 利益団体名 | 影響力 | 代表名 | 代表イデオロギー | 代表特性 | 備考 |
![]() | クレメンス・フォン・メッテルニヒ | 権威主義者 | 几帳面、皆伝外交家、経験豊富な辣腕政治家 | イデオロギー追加:オーストリアの覇権主義者 忠実特性: ![]() 幸福特性: ![]() 不幸特性: ![]() |
---|
オーストリアでは地主は「オーストリア貴族階級」となり、利益団体イデオロギー「権威主義」が「階級的」に変更。市民権法「臣民性」を要求する。
小ブルジョアと異なり主要文化との非系統特性共有条件がないため、イタリア人やチェコ人の「オーストリア貴族階級」もおり、Vic3で唯一、自身を差別することを主張している。
他の利益団体は特筆すべきものがないため割愛。
権力構造 | 経済 | 人権 |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
臣民性*1 | ![]() | ![]() |
![]() | 荘園制(農奴制) | ![]() |
王領地の議会(世襲制の官僚) | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ギルド制度 |
制度 | 投資レベル |
![]() | 1 |
![]() | 2 |
![]() | 1 |
州名 | ![]() (使用/上限) | 施設 | 耕作地 | 人口 | 母国文化 | 州補正 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
産業 | 開発 | 資源 (使用/上限) | 農業 | ||||||
ヴェネツィア | 57/83 | 織物工場8 ガラス工房5 製紙工場5 | 兵舎8 海軍基地4 行政府3 港2 取引所1 | 石炭鉱山0/44 硫黄鉱山0/36 漁港4/12 伐採所0/7 | 養蚕農園5 ブドウ園4 小麦畑2 | 70 | 1.85M | 北イタリア | ポー川(インフラ+15) ヴェネタ潟(貿易キャパシティ+20%、海軍基地最大LV+10、造船所生産量+15%、港生産量+10%) |
ブゴヴィナ | 6/14 | 兵舎4 | 伐採所2/7 鉄鉱山0/4 石炭鉱山0/2 | 家畜牧場2 ブドウ園1 小麦畑1 | 100 | 372k | ルーマニア ウクライナ | ||
オーストリア領モンテネグロ | 0/9 | 港2 | 石炭鉱山0/6 伐採所0/2 漁港0/2 | 4 | 22.7k | セルビア アルバニア | テラロッサ(ブドウ園生産量+10%、ワイン補正+10%) | ||
西ガリツィア | 10/63 | 兵舎12 行政府5 | 石炭鉱山0/126 鉄鉱山0/30 伐採所0/15 (石油リグ) | ライ麦畑2 家畜牧場1 | 131 | 2.05M | ポーランド | ||
東ガリツィア | 11/63 | 兵舎21 行政府3 | 石炭鉱山0/92 伐採所0/9 (石油リグ) | 家畜牧場2 小麦畑2 | 145 | 2.44M | ポーランド ウクライナ | ||
ダルマチア | 6/18 | 港1 | 漁港3/13 伐採所0/4 | ブドウ園2 小麦畑1 | 20 | 397k | クロアチア セルビア | クルカ滝(電力補正+15%) テラロッサ(ブドウ園生産量+10%、ワイン補正+10%) | |
トリエステ | 15/38 | 工具工房3 軍用造船所1 造船所1 | 港4 取引所3 海軍基地1 | 石炭鉱山0/44 漁港4/14 伐採所0/5 | 25 | 680k | 北イタリア クロアチア スロベニア | テラロッサ(ブドウ園生産量+10%、ワイン補正+10%) トリエステ湾(海軍基地最大LV+10、造船所生産量+10%、港生産量+20%、軍用造船所生産量+10%) | |
ロンバルディア | 39/78 | 武器工場5 織物工場5 大砲工場2 | 兵舎9 行政府3 建設局3 取引所1 | 鉄鉱山0/27 鉛鉱山0/19 伐採所0/7 (石油リグ) | 小麦畑3 ブドウ園1 | 110 | 2.37M | 北イタリア | ポー川(インフラ+15) |
ベーメン | 72/78 | 食品産業5 ガラス工房3 武器工場2 工具工房2 | 兵舎24 行政府9 取引所2 大学2 建設局2 | 石炭鉱山2/48 鉄鉱山1/45 伐採所3/17 鉛鉱山1/8 金鉱山5/5 | ライ麦畑6 | 195 | 4.15M | 南ドイツ チェコ | エルベ川(インフラ+15) |
メーレン | 23/53 | 織物工場3 食品産業3 | 兵舎21 | 石炭鉱山1/56 伐採所3/14 | 小麦畑2 | 80 | 1.69M | 南ドイツ チェコ | |
シュタイアーマルク | 11/40 | 兵舎3 | 石炭鉱山0/40 鉄鉱山2/24 鉛鉱山2/24 伐採所0/8 | 家畜牧場2 小麦畑1 | 40 | 736k | 南ドイツ | ドラバ川(インフラ+15) | |
チロル | 7/19 | 兵舎4 | 鉄鉱山1/36 伐採所0/9 金鉱山2/2 | 家畜牧場1 | 30 | 559k | 南ドイツ | アルプス山脈(建設効率-15%、インフラ-15%) | |
オーストリア | 56/95 | 家具工房5 製紙工場5 芸術院1 | 兵舎15 行政府10 取引所4 大学2 建設局2 | 石炭鉱山0/44 伐採所0/7 | 小麦畑10 家畜牧場3 | 80 | 2.01M | 南ドイツ | ドナウ川(市場アクセス価格影響+5%、インフラ+20) |
南チロル | 1/17 | 伐採所0/6 | 小麦畑1 | 30 | 491k | 南ドイツ 北イタリア | アルプス山脈(建設効率-15%、インフラ-15%) | ||
カルニオラ | 6/32 | 石炭鉱山0/60 伐採所2/11 | 小麦畑3 家畜牧場1 | 25 | 485k | 南ドイツ スロベニア | ドラバ川(インフラ+15) | ||
エースタライヒシュ・シュレジエン | 7/30 | 兵舎8 行政府1 | 石炭鉱山1/59 鉛鉱山0/27 鉄鉱山1/22 硫黄鉱山0/17 伐採所0/2 | ライ麦畑1 | 24 | 401k | 北ドイツ ポーランド チェコ | オーデル川(インフラ+15) アッパーシレジア田(石炭鉱山生産量+10%) |
オーストラリア領モンテネグロはモンテネグロおよびオスマン帝国、西ガリツィアはクラクフ、エーシュタライヒシュ・シュレジエンはプロイセンとの分割州である。
初期領土ではゴム、アヘン、コーヒー、茶葉、タバコが生産できない。アニリン研究までは染料も生産できない。
大きな市場なので黙っていても貿易優位性が高く、あまり困ることはない。むしろ取引所がすぐ不足するのでたくさん建てよう。
ver1.10では、tier1の全技術に加えて、大気圧機関、メカニカルツール、鉄道、企業チャーター、中央公文書館、平等主義、弁証法の研究が完了している。
ver1.9までのようにボヘミアのインフラがすぐに尽きることはなくなったので、好きなものから手を付けよう。
条約名 | 相手国 | 拘束 | 内容 |
神聖同盟条約 | ロシア | 14年 | 防衛協定 |
神聖同盟条約 | プロイセン | 14年 | 防衛協定 |
(ランダム) | 両シチリア | 14年 | 独立保証を提供、貿易特権を提供、貿易特権を享受 |
(ランダム) | トスカーナ | 14年 | 独立保証を提供、貿易特権を提供、貿易特権を享受 |
(ランダム) | パルマ | 14年 | 独立保証を提供 |
(ランダム) | モデナ | 14年 | 独立保証を提供 |
(ランダム) | モンテネグロ | 25年 | 穀物18を譲渡、果物4を譲渡、通過権を提供 |
メッテルニヒシステム(イデオロギー連合)の盟主であり、王領であるハンガリー、トランシルヴァニア、クロアチア・スラヴォニア、傀儡国であるクラクフと、両シチリア、トスカーナ、モデナ、パルマが加入している。
原則は創造的な立法府Ⅰと防衛協力Ⅰ。オーストリア視点だと防衛協力はあまり役に立つことがないので、変えてしまってもいいだろう。経済成長重視なら、対外貿易Ⅰ→企業Ⅲなどは安定択である。
プロイセンとの防衛協定は、相手から切られることが多い。多くの場合、ドイツ統一リーダーシップを巡る外交戦に突入するだろう。
関係20未満のイタリア国家があると、北イタリア母国州がリソルジメントジャーナルの対象となり得る。北イタリアPOPが急進化され、25%を超えると独立されてしまう。
初期状態で関係20未満はサルディーニャ=ピエモンテ(+10)だけで、初手で関係改善に着手すれば、あちらが民族主義の研究を終わらせる前に確定で回避できる。
戦列歩兵であり、プロイセンの散兵と比べると見劣りする。自前弾薬で散兵を揃えるためには集約農業、銃用雷管、幕僚の研究が必要。
プロイセンに勝ってドイツを統一するつもりなら相当軍事に注力する必要がある一方で、そのつもりがなければあまり気にする必要がなく、プレイ方針によって大きく変わってくる。
ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成時効果 | 備考 |
ハンガリーの問題 | 初期 | ハンガリーが受容文化である | イベント「二重君主制」発生 | ハンガリーの分離進捗が50%超の場合失敗する 失敗した場合もイベント「二重君主制」が発生するが選べる選択肢が異なる オーストリアでなくなると無効化される |
---|---|---|---|---|
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題 | - | デンマークが存在する場合、以下を満たす ・自国がシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州を領有している ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州を領有する全ての国は、南北ドイツ文化を主要文化に持ち、デンマークの従属国でない | 補正「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題」(威信+25%)を10年追加 | 他の国に先を越されると失敗する |
ドイツの国民意識 | - | 南北ドイツ文化を持つ国家のうち75%が![]() | イベント「ドイツの国民意識」発生により、ジャーナル「南ドイツ連邦」追加 | |
南ドイツ連邦 | イベント「ドイツの国民意識」 | いずれかの国でジャーナル「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題」達成済み![]() ドイツの唯一の統一候補国である | イベント「ドイツのリーダーシップ」発生 | |
ドイツ統一 | イベント「ドイツのリーダーシップ」発生済み 国家ランクが ![]() ![]() 従属国でない | ![]() | イベント「ドイツ統一」発生により、ドイツ地域への請求権を得る | ハンガリーが主要文化であると無効化される |
クラクフの蜂起 | ![]() クラクフで革命が発生し、同時に発生するイベント「ポーランド国家への声明」で「直ちにクラクフの支配権を取り戻さなければならない。」を選択した | クラクフが存在しない 西ガリツィア州地域の全域を領有 | イベント「クラクフ大公国」発生 | クラクフが存在せず西ガリツィア州地域の全域を領有していない場合、失敗する |
イベント名 | 発生条件 | 選択肢 | 効果 | 備考 |
二重君主制 | ジャーナル「ハンガリーの問題」達成、または失敗 | オーストリアとハンガリーは統一された。 ※達成時のみ選択可能 | ハンガリーを主要文化に追加![]() ![]() ハンガリー文化POPに体制派を20%追加 | |
---|---|---|---|---|
妥協点を受け入れなければならない。 ※失敗時のみ選択可能 | ハンガリーを主要文化に追加![]() ![]() 南ドイツ文化の貴族POPに急進派を10%追加 補正「オーストリア・ハンガリーの妥協」(威信-100)を20年追加 | |||
オーストリアは永遠にオーストリア人のものだ! ※失敗時のみ選択可能 | ハンガリー文化POPに急進派を20%追加 全てのハンガリー母国州に補正「ハンガリーの妥協案の拒否」(差別による急進派+100%)を10年追加 | |||
ドイツのリーダーシップ | ジャーナル「南ドイツ連邦」達成 | 責任ある政治家は国民的英雄である。 | 全ての政府内利益団体の指導者に補正「ドイツを統べる者」(人気度+50)を10年追加 | イベント発生時に南ドイツ国家の内、自国の支持国と関税同盟参加国を全て併合し編入する それ以外の南ドイツ国家にイベント「オーストリアとの連合」発生 |
世界は我らの偉業を知ることだろう。 | 補正「ドイツを統べる者」(威信+5%、![]() |
企業名 | 施設 | 産業権 | 高級品_商品区分 | 高級品_名称 | 繁栄ボーナス | 設立条件 | DLC | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | シュコダ財閥 | ![]() ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 戦線進行速度+1![]() | ![]() 州「ボヘミア」で以下のいずれかが5以上存在 ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | ガリシア・カルパティア石油会社 | ![]() | ![]() ![]() | なし | なし | 鉄道処理量+5% 工具工房処理量+10% | 以下のいずれかの州の![]() ・西ガリツィア ・東ガリツィア | |
![]() | オーストリア兵器工場 | ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() | ![]() | 弾薬工場処理量+10% 防御+5% | ![]() 州「オーストリア」の ![]() | |
![]() | ルートヴィヒ・モーザー&サンズガラス工場 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() 芸術院処理量+5% ![]() | 州「ボヘミア」の![]() | CoC |
![]() | トネット兄弟社 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() 政治運動に端を発する ![]() 家具工場処理量+10% | 州「オーストリア」の![]() | CoC |
![]() | G. リコルディ & C. | ![]() | ![]() | なし | なし | 威信+15% 政治運動に端を発する ![]() | 州「ロンバルディア」の![]() | |
![]() | トリエスティーノ技術局 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | なし | なし | 海軍防御+5%![]() | ![]() 州「イストリア(トリエステ)」で以下のいずれかが5以上 ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | マンテロ・セタ | ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 威信+5% 合成繊維プラント処理量+10% | 州「ロンバルディア」の![]() | CoC |
リエカ技術局 | ![]() ![]() | ![]() | なし | なし | 海軍攻撃力+15% | 自走魚雷、ダルマチアに発動機産業5 | NA | |
ビコヴィツェ製鉄所 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | なし | なし | 建設力+5%、発電+10% | モラヴィアか上シレジアに石炭鉱山または鉄鉱山5 | NA | |
オーストリア・アルピネ鉱山会社 | ![]() ![]() | ![]() | なし | なし | 石炭鉱山+10%、鉄道+5% | シュタイアーマルクに製鉄所または鉄鉱山5 | ||
ゲッツナー・ムッター社 | ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 合成繊維プラント+10%、小ブルジョワ+2 | チロルに発電所+織物工場5 | NA | |
第1ブルノ機械工場会社 | ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ウェル型エンジン | 繊維工場+10%、発電+10% | モラヴィアに工具工房または発動機産業5 | NA |
ユニーク高級品4種を含む充実したラインナップ。
特に、ボヘミアンクリスタルはPOP需要に加え、鋼鉄フレーム建築物への切り替えで大量に生じる行政需要にも効くため、非常に有用である。
ver1.10で従属国となったハンガリーの企業については、王領併合時点で未編入州であり企業を置けるようになるまで10年かかるため、他国の企業と変わらないと判断して掲載しないこととした。
ただ、連邦化ルートだと併合時には既に企業が設立されている可能性が高く、被りが気になるところではある。
企業選定の一例を挙げると、
1:汎用紙(+伐採所)
オーストリアに限らず、人口が多く課税キャパシティがはじめから逼迫している国はすべて最初に取得することが推奨される。なかったら財政がきつすぎるので事実上選択肢がないレベル。
2:汎用鋼鉄(+鉄鉱山)
木の次に序盤で大量に必要になるのは鉄。鉄鉱山持ちのユニーク企業は高級品がないため汎用を採用する。
3:マーバグ(+将来的に自動車産業)
ハンガリーの企業だが、AIが優先的に設立するようになっているため、計画に組み込んでいく。企業枠は勢力ブロック原則から得ることを想定している。
企業名 | 施設 | 産業権 | 高級品_商品区分 | 高級品_名称 | 繁栄ボーナス | 設立条件 | DLC | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | マーバグ | ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 鉄道処理量+10% | ![]() 州「中央ハンガリー」の ![]() |
高級品発動機を生産できる第1ブルノ機械工場会社は魅力的だが、自動車産業を持たず、自動車産業を持つ企業と重複しない組み合わせが存在しない(強いて言えば汎用兵器だが使いにくい)。
4:ルートヴィヒ・モーザー&サンズガラス工場(+鉛鉱山)
ガラスの需要が急増する鋼鉄フレーム建築物への切り替えに前後して投資銀行を研究するのがおすすめ。どちらもtier3生産技術なので、それほど離れた時期にはならないはずだ。
5:ゲッツナー・ムッター社(+合成繊維プラント)
企業統治で取得するのがおすすめ。加速度的に要求が増える発電所を建てつつ、高級服も作ってくれる。発動機産業を石炭発電で動かすことで、有り余る石炭資源を最大限活用することができる。
もちろん、実績やジャーナルのために家具や美術品の生産を増やしたい場合は対応する企業を使えば良い。
ドイツ |
発動条件 ・汎民族主義を研究済みか、ジャーナル「ドイツの国民意識」完了 ・ライン連邦が存在しない 統一外交戦開始条件 ・汎民族主義を研究済み 形成条件 ・北ドイツまたは南ドイツの母国州(アルザス=ロレーヌ、ポメラニア、北ライン、ブランデンブルク、ルール、下シレジア、西プロイセン、東プロイセン、ポーゼン、オーストリア、ボヘミア、モラヴィア、シュタイアーマルク、チロル、南チロル、スロベニア、バイエルン、フランケン、バーデン、エルベ、ヴェストファーレン、アンハルト、ラインラント、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン、ヴュルテンベルク、ハノーファー、ブラウンシュヴァイク、ザクセン、ヘッセ、メクレンブルク、上シレジア)の31州より23州(75%) ver1.10ではドゥーナントゥールが母国州でなくなった。 完了イベントはドイツ統一ジャーナルから与えられる。 |
中央ヨーロッパ |
発動条件 ・ゲームルールの形成可能な国が「歴史的に現実性がある」でない ・首都がヨーロッパにある 形成条件 ・北ドイツ、南ドイツ、チェコ、オランダ、フランドル、ワロン、アレマン、北イタリア、スロベニアの母国州(ホランド、ヴェネツィア、ポメラニア、サヴォイ、エミリア、トスカーナ、ロマーニャ、フランス低地諸国、アルザス=ロレーヌ、エルベ、ワロン、フランドル、フリースラント、ヘルレ、東スイス、西スイス、トリエステ、ロンバルディア、ボヘミア、モラヴィア、シュタイアーマルク、チロル、オーストリア、南チロル、カルニオラ、ポーゼン、ヴェストファーレン、アンハルト、西プロイセン、東プロイセン、ラインラント、北ライン、ルール、上シレジア、下シレジア、ブランデンブルク、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン、ヴュルテンベルク、バーデン、ハノーファー、バイエルン、フランケン、ザクセン、ブラウンシュヴァイク、ヘッセ、ピエモンテ、メクレンブルク)の47州より35州(75%) 完了時 ・イベント「ヨーロッパの中心」 ・「栄光の統一」を選択すると、国家統一者(威信+25、20年)を取得 ・評議会共和制があり、フランスに評議会共和制がない場合、「フランスのプロレタリアートは解放を求めて叫びます。」の選択肢が出現、国家統一者(威信+25、20年)を取得、フランスが主要文化になり、北ドイツ・南ドイツの急進派+5% ・議会共和制または大統領共和制があり、ファシスト政権でない場合、「今こそ確執を埋める時です。」の選択肢が出現、国家統一者(威信+25、20年)を取得、フランスが主要文化になり、北ドイツ・南ドイツの急進派+10% |
基本的にはそれぞれ上にあるものが優先される。
ハンガリーが主要文化になると、国名・マップカラーは他の条件によらずオーストリア=ハンガリーのものに変化する。
国名の背景はマップカラー。
国旗 | 国名・色 | 条件 | 備考 |
---|---|---|---|
![]() | - | ![]() ハンガリーが主要文化である場合、国名・マップカラーはオーストリア=ハンガリーのものが優先される | |
![]() | - | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 支配者が以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() ハンガリーが主要文化である場合、国名・マップカラーはオーストリア=ハンガリーのものが優先される | 祖国戦線の旗 |
![]() | オーストリア=ハンガリー | ハンガリーが主要文化である | 二重帝国時代(1867年-1918年)の商船旗から国章を除いたもので、実在しない。国家形成できる「ドナウ連邦」と同じ旗である。 |
![]() | - | ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | 国章が入った国旗は共和制時代の1919年-1938年に採用されているが、帝政時代には採用されておらず、初期国旗でありながら実在しない。さらに言えば、この国章は帝政時代のものに近いが、実際には盾部分が三分割されて左からライオン、オーストリア大公国旗、ロートリンゲン紋となっている。 |
![]() | - | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | 1934年-1938年の国旗に近いが、盾がなく、鷲の頭の裏の丸もない。 |
![]() | - | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | 現在の国旗 |
![]() | - | ![]() | |
![]() | オーストリア | 通常 | オーストリア帝国の国旗(1804年-1918年) |
以下はオーストリアがドイツを形成した際にのみ使用できる国旗。
国旗 | 国名・色 | 条件 | 備考 |
---|---|---|---|
![]() | (ドイツ帝国) | ![]() ![]() 国名は国家ランクが ![]() | 1848年ドイツ革命時に短期間存在した「ドイツ帝国」の軍旗。国章の入らないものが国旗である。 |
以下は中央ヨーロッパの国名・国旗。
国旗 | 国名・色 | 条件 | 備考 |
---|---|---|---|
- | 神聖ローマ帝国 | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | 人民共和国連合 | ![]() | |
![]() | 汎ヨーロッパ | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 支配者が以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | 汎ヨーロッパ技術家主義 | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() ![]() | |
![]() | ヨーロッパ合衆国 | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | 中央ヨーロッパ | デフォルト |
ver1.10では想定解が決まっているようなつくりになっている。
まず、ゲーム開始時点で自由主義運動が抑圧されている。荘園制廃止のために即刻中止し、逆に強化しよう。
そして農民を政権に入れて小作農を通す。通った瞬間に急進派が目に見えて減る。
基本的に分離運動は1847年頃から活発化するように調整されているようだが、荘園制を廃止できないと生活水準の問題で1841年頃から爆発し始めるため、おそらく初手でやらないと詰む。
小作農が通ったら、次はドイツ国民運動を強化して小ブルジョワとともに人種隔離を通す。分離運動は基礎受容を参照するため、実際のPOP受容が同じでも臣民性のままでは1848年まで持たない。
もっとも、よほど運が悪くなければ間に1本別の法律を入れる余裕はあると思われる。地主の反対しない公共健康保険(信者)か結社の権利(実業家)が候補になる。
実業家が結社の権利を支持するのは意味不明だが、ギルド制度よりはマシということらしい。
人種隔離が通ったら、先述の2本を通していけばよいだろう。
傲慢でなくなったフェルディナントだが、通せる法律を考えると、最初の4つの法律が通った段階で退位させた方が良いだろう。
そして、政治運動を利用して選挙法、小ブルジョワで任命制の官僚、人頭課税、専門的な警察機構を通していく。
ここで問題になるのは、小ブルジョワのリーダーである。アレクサンダー・フォン・バッハ(権威主義者)を引いてしまうと、せっかくメッテルニヒが引退したのに選挙法が通せず、急進主義運動にやられる。
追放という手もあるが、政権内利益団体が税制改正に賛成している場合、高確率でリーダーが審議中に死亡するため、これを利用することもできる。
逆にフランツ・シュセルカ(改革論者)を引けた場合、文化的排斥や児童労働制限を通すまで税制の議論をさせてはいけない(さすがに小学校義務教育までは引っ張れないが)。
以下の進め方は目標によって大きく「王領併合・ドイツ形成」と「二重帝国・連邦」に分岐する。
王領のうち、ハンガリー以外は特別なことをしなくても自由願望25未満まで下がるだろう。
ハンガリーはほとんど陸軍投射だけで自由願望を上げてくるが、張り合っているといくら軍拡しても足りないので、
ゲーム開始直後に屈辱要求で外交戦を仕掛けて兵舎のある州を2つほど奪ってしまうのが一番簡単だ。
ハンガリー大平原を早期に直轄化・編入すれば、ハンガリー企業を使えるようになる時期も早くなる。
まあ正直きれいではないので、もっといいやり方があるかもしれない。
王領併合自体はフェルディナント時代でもできるのだが、事前に選挙法が通せないので、フランツ・ヨーゼフ即位時に新絶対主義ジャーナルが起動してしまう。
専制政治のままだと急進主義者が暴れると思われるので、ゲーム的にはよろしくない。
ドイツを形成するとハンガリージャーナルは消滅し、ジャーナルによる併合はできなくなるため、中欧帝国を目指すなら王領併合を経由するのが基本。
非ドイツ地域を直轄支配する気がないなら併合せずに放置するという選択もある。
あとはシュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題を解決し、統一ジャーナルを進めればドイツの完成だ。
フランスから先にアルザス=ロレーヌを奪っておかないと、統一外交戦にフランスが参戦することに注意。
まず、外交の節にある通り、ゲーム開始直後にサルディーニャ=ピエモンテに関係改善を入れよう。
リソルジメントジャーナルで反体制派を増やされると、連邦ジャーナルの北イタリアボタンが押せなくなる。
で、こちらのルートではまずハンガリーの自治権を拡大して二重帝国へ移行することになる。クロアチアとスラヴォニアは渡さないようにしよう。
時期は自由に選べるが、移行から数年程度でディシジョンからクロアチアとスラヴォニアが回収可能になり、10年で編入できるため、ゲーム開始時点でやってしまうのが良いだろう。
汎民族主義の研究完了よりは早いはずだ。
汎民族主義の研究が完了すると、連邦ジャーナルを開始できる。何やら色々と書いてあるが、要はハンガリーの失格を避けて5つの文化を収集すればよい。
連邦化に成功して文化が「ドナウ」特性を得ると、主要文化にならなくとも人種隔離で基礎受容65(完全分離でPOP受容80)になるため実質的な差がなく、
わざわざ主要文化を最大化する価値がない(ver1.10.0では一部の受容が正しく計算されていないが、結論には影響しない)。仮に基礎受容65で分離が起きるようなら経済失策である。
ただし、北イタリアだけは連邦化しても「ドナウ」がつかないため、取らないと実害がある。
というわけで、王領併合と比較すると、ハンガリーの自由欲求を抑えるために余計な軍備や戦争をしなくていいという点、多文化主義を制定せずとも各文化の受容を上げられる点で優れている。
時間が掛かるとはいえ、遅くとも1860年代前半までには達成できると思われるため、ドイツ統一を目指さないならこちらが良いだろう。
9つの主要文化を持つ覇権国家となり、ナポレオンに奪われた栄光を取り戻す。オーストリア連邦とは取れる主要文化の範囲が異なり、目標の一つになる。
上記2つのルートのいずれとも直接の繋がりがないが、オーストリアの場合、完全体ドイツで34/47になり、あと1州で中央ヨーロッパを形成できる計算になる。
そのため、特に理由がなければドイツ統一ジャーナルを利用するのが良いだろう。
残る1州に関しては、初手スイス保護国化に誰も介入しないため、10%を引いてバーデンが南ドイツ連邦に参加しない場合のアルザス=ロレーヌへの道路という意味でも第一の選択肢になる。
なお、神聖ローマ帝国は君主制または神権制であるときの国名なので、国号にこだわるなら注意しよう。
最終的に必要なものを考えてみよう。
硫黄、砂糖(とアニリン研究前の染料)は国内での生産数が限られるが、貿易により十分に入ってくるので高騰することはなく、別に困らない。
よって必要なものは自動車産業が無限に使うゴムと燃油、POP需要のお茶またはコーヒーということになり、これらが取れる場所を狙っていきたい。
ただし、ver1.10では植民地法を制定すると母国州の受容+10が消えてしまうようになった。
民族問題を抱えるオーストリアではこの影響は大きく、植民よりも非承認国家の併合がよいかもしれない。
実績名 | 達成条件 | |
![]() | 歓呼三唱 | ![]() |
---|---|---|
![]() | ハプスブルクの再興 | ![]() シレジア州を領有 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() |
![]() | 大きなエゴ | ![]() 支配者がイベント「ニヒリズム」で登場したマックス シュティルナーである |
力を合わせて | オーストリアとして、ジャーナル記事「連邦の解決策」を完了し、大オーストリア合衆国を形成する | |
羽根ペンと銃剣 | オーストリアとして、ジャーナル記事「自由な時代における専制政治」を完了する | |
ビーダーマイヤー | オーストリアとして、芸術品と家具の生産量で世界一になる |
ver1.10ではシレジアが分割されたが説明文が変わっていないため、要検証
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