北の列強ロシア...なのだが、AI任せでは日本や清に入ったプレイヤーから「認識の強要」の宣戦事由によるサンドバッグ扱いされる可哀想な国。
しかし初期領土内に大量の木材・石炭・鉄・石油を抱え、足りない資源もゴム以外は中央アジアに転がっている。
もちろん人口にも恵まれておりポテンシャルは列強でも随一。
法律や研究面でかなりの遅れを取っておりスロースターターだが、干渉主義や比例課税といった重要法案を通した時のパワーアップぶりが魅力。
いうなれば承認だけはもらってる非承認大国。
評議会共和制となることで史実通りソビエト連邦に変化する。
ロマノフ朝の専制を守り抜くか、改革を進め立憲帝政ロシアを目指すか、はたまた全ての権力をソビエトに集めるか。
専制政治で君主制のデフォルトではロシア帝国の帝国旗、選挙を採用すると1858年制定の黒黄白の三色旗、評議会共和制でソビエトの国旗となる。
9世紀にルーシ一帯を支配していたキエフ大公国が分裂により崩壊し、ルーシの諸公国が誕生する。
その中から1263年に分割相続でできたモスクワ公国が現在のロシアの前身である。
1547年には『雷帝』イヴァン4世がツァーリ*1として戴冠しロシア・ツァーリ国が成立、モンゴル諸国を征服。
1682年に『大帝』ピョートル1世が即位、ようやく工業化が進みだし、近代化に走る。
サンクトペテルブルクが建設され、教会と貴族の弾圧も進みそれまで自称だったツァーリは他国からもロシア皇帝として認められ列強の一員になることは出来たが、徴兵のために農奴制はむしろ強化され西欧のような完全な近代化はなされなかった。
アレクサンドル1世の時代には自由主義的な改革を行うが、貴族の反対とナポレオン戦争で頓挫、反動的な政策に戻ってしまう。
そして1825年にはニコライ1世が即位、VIC3のキャンペーンの時代に入る。
列強で唯一の「世襲制の官僚」「農民徴兵」「伝統主義」「農奴制」であり植民地以外の公共施設は皆無。
病人扱いされているオスマンよりは多少マシと言うレベルの遅れっぷりであり、列強はおろか欧州全体で見ても遅れていると言ってよい。
ただ初めから通っている「植民地再定住」は結構な利点だ。
なんと「旋盤」が終わっていない。もちろんこれは列強で唯一。
病人のオスマンよりはマシと言えるかもしれないが、オスマンが比較に出る時点でお察しである。
基本的に史実通り南下して港を求めることになる…というわけでもない。ロシアは大量の人口を有し、資源も使いきれないほど有するという立地だけは非常に恵まれた国である。
初期はひたすら内政を続け、資本家の影響力を上げ続ける。その資本家と元から少しいるインテリゲンチャによって地主を消し去るというのが大体の流れである。
この国の歴史は大貴族との戦いであり、あまりにも強すぎる貴族を弾圧したい。
まずゲーム開始時点からインテリを弾圧しているので解除し、逆に強化する。大抵は周縁団体にいるので強化されて政府に参加させられるようになるまで少し時間がかかる。
研究は鉄道一直線もありだが、財政改善のために中央公文書館などの社会技術に寄るのもありだろう。
ロシアはゲーム開始時点で植民可能な割と珍しい国である。そのため植民先についてはしっかり考えたい。
ロシア国内で供給できない資源には硫黄と染料があり、これらは侵略で勝ち取る必要がある。
それらが全てあるのはイポーニヤ(日本)であり、クリル*3への植民をさっさと進めれば、北海道に橋頭保を確保することができるため侵略は容易。
しかも序盤であれば軍質も西欧比でカスである自国に比してもカスであり、軍量での戦争となっても徴兵動員で何とかなる。
九州や四国を切り取れば大量のイポーニェッツ*4を労働力として動員しつつ染料や綿花、硫黄が供給可能となるので早いところ戦争しておきたい。
上の日本ほどの優先度は無いが、満州を切り取っても良い。
鉄石炭木人口と豊かな資源があり、清の強大化を防ぐためにもどこかで戦争しても良いだろう。日本ほど容易な相手ではないので、ある程度軍質が改善してから戦った方が良い。
ゲーム最重要戦略資源の一つアヘンであるが、中央アジアで産出する。しかもここには列強がほぼ進出してこないため、切り取り放題。
たまに清が攻めてくることがあるがちゃんと近代化した軍隊があれば対応できるはずだ。
史実の国境も中央アジア全土を支配しており、RP的にも押さえておきたいところ。
ツァーリとして正教会の守護者*6になるのであれば、やはり邪教が跋扈しているアナトリアを制圧し帝都コンスタンティノープルを手中に収めたい。
幸いオスマンは瀕死の病人であり、列強の介入さえ何とか出来るのであれば制圧は容易。
バルカン半島は文化もヨーロッパの遺産を有しており併合が速い。
アヤソフィアで聖職者の政治力はさらに強化される為、ここまで来れば神権政治も夢ではない。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照