編集試験場
Ver.1.9.8をもとに記述

勢力拡大の目的

資源

戦争とは古来より資源の奪い合いである。
自国にない資源を土地ごと取得する、あるいは資源を持つ国を支配するなど。

経済的利益

自国で生産した商品を大量に売る相手を作る、あるいは課税対象を増やす、他国の利益を吸い上げるなど。

労働力

資源があっても労働力が無ければ、宝の持ち腐れとなってしまう。
移住規制がない場合、POPは同一市場内の国をまたいで移動できる。
そうでなくとも、支配下にある国の労働力は間接的に宗主国のものでもある。

地理的有利

港や運河がある州、設立場所に指定がある固有企業の条件を満たすため、
もしくは陣取りゲームよろしく相手の通り道を邪魔する位置を取ったり、内陸の分権型国家群に面する海岸の州を確保するなど、戦略的に重要な土地そのものに意味があることも多い。

主な方法

そもそも、すべての領地はそれが可能なら編入して自国の領土としたほうがいいというのが前提としてある。
しかし性急に行うとさまざまな問題を引き起こすため、国の状況によっては違う方法をとることもよくある。

属国化

もっとも無難な方法といえる。征服と比べると悪名の増加も少なく、編入による行政力の逼迫もない。
国の形を残したまま支配するので併合の際の強い反発や、差別による住民の逃亡の問題が起きないことが大きい。
それでいて国内への投資もでき、産出したものは同一市場に入ってくるため非常に優秀。
ただ国の体制を変えないせいで奴隷制や技術の後れなどが残ったままになるため、後に紹介する併合→従属国として解放の手順を経た方が良い場合もある。
その州が生む利益のすべてを吸えるわけではないので、いずれは国内で差別されないように法律を整備してから併合しよう。
大国以上の国は属国化できないこと、支配には影響力コストがかかること、属国の数が増えると不満を抑えるのが難しくなってくるのがやや難点である。

また、アフリカや東南アジアなどの小国をチマチマ属国化していっても時間がかかりすぎるとか、軍が駐留・通過できない、保護領の向こう側は植民地化できないなどの問題が目立ってくるので、結局のところ征服もしていかないとどうにもならない。
何らかの理由で征服したくない場合の選択肢と考えたほうが良いだろう。

征服

属国化できない国の領土や、場所そのものに意味がある場合は征服を選ぶことになる。
悪名の上昇が大きいほか、征服すると未編入州となり、編入が完了するまでは税収も無く、治安維持の力も及ばず、建設効率などに大幅なデバフがかかる。
受容できない民族・文化だと社会不安・分離運動・住民が逃げ出すなどといったトラブルも起きやすくなる。
目的を達成するために他の方法が無いかよく検討すべき。

自国と同一の文化であれば最短2年で編入が終わり、反発も少ないため属国化よりも征服・併合したほうが良いことが多い。
自国の文化と共通点が無い場合は最大で20年かかるため、植民地と同じく編入せずに属国として解放してやるのがいい。
いずれにしても未編入のまま放置するのは収入も得られずデバフも大きいのでもったいない。植民地と繋がらないような土地は20年かけてでも編入した方が良い。

国の開放

自国の領土を従属国として解放する。これにより未編入の州も一瞬で編入されたことになってデバフが解除となり、地元の文化の国なので差別の問題も解消。
開放した国は宗主国の法律や技術レベルを引き継ぐため、自国同様の生産効率を期待できる。時代遅れの小国を征服して建て直すことで一気に近代国家にリニューアルするという荒技もある。
領土の形が思い通りにならないこともあるのが少し不便ではあるが、まあその程度である。

領土を奪う前に外交戦の時点で国の開放を目標にすると、直接従属国にはできない代わりに悪名が増えないという利点がある。開放された国はかなり友好的な状態で独立するので勢力に取り込むのは難しくない。

植民

植民地の設置も重要な勢力拡大手段の一つ。
植民地は州や地域ごとに資源が大きく変わり、長い時間が必要なため長期的な計画をもって望む必要がある。
マラリアの無い地域はどこかの国が請求権を持つため、国固有のジャーナルを除いて戦争せずに植民地を手に入れるにはキニーネが必須。
植民完了後の領地は未編入州となり、その後のことは征服の項目に準ずる。
アフリカなら植民地国家、それ以外の地域は現地の国家を解放するのが丸い。
企業に植民地化権を与えるとかなりのスピードで植民が進み、搾取が目的の企業国家を設立する。必要に応じて使っても良い。

条約港

日本や清国など、巨大市場を持つ孤立主義の国に絶大な効果がある。
条約港によって禁輸を貫通できるので、その国の市場を独占できる。ただし開発するには投資権も別途必要になる。
外交戦でも受諾されやすいので戦争せずに済むこともあるのが利点。
市場開放済みの国に対しては、禁輸と関税を無視した上で、やや有利な相場で取引できるという程度にとどまる。
英国傘下の雑魚国家から条約港を得ることで、簡単にインド市場へのアクセスを得ることができるのは利点か。

条約港と投資権を得たら、農園と交易所を建てまくって労働力を吸い取り、市場価格を崩壊させて安く買い叩こう。
しかるのちに加工した商品を高値で売りつける。経済的植民地の完成である。
条約港は自国領なので、仮に交易所が企業ないし国に独占されていたとしても建設できる。

孤立主義の国に対して他国による属国化・市場開放が行われて無意味と化すリスクはある。 
小国相手ならさっさと属国化した方が早い。
いずれにしても、自国の経済力が十分にあることが前提である。

貿易同盟・市場統合(関税同盟)

※ここで述べる「関税同盟」とは勢力ブロックのアイデンティティ「貿易同盟」または原則「市場統合」レベル3のことを指す。

目的が市場の共有によって実現できることであれば、わざわざ戦争するまでもなく、勢力ブロックに組み入れるだけで済むこともある。
他国の生産した商品や需要をありがたく使わせてもらおう。人口の流入も期待できる。
ただ引き込んだ国によってはとんでもなく物資不足だったりして、こっちまで巻き込まれることがあるため、敢えて統合せず同盟など使って商品のやりとりをした方が良いこともあるかもしれない。
勢力ブロックはそれほど強い結びつきではないため、勝手に抜けられたりメンバー同士で戦争したりといったことも起きがちである。

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 叩き台を作成。メリデメ箇条書きは便利な面もあるものの、冗長感が否めないため一旦廃止。皆さん自由に変更してください -- 2025-08-07 (木) 19:42:18
  • 勢力ブロックを使った外交的勢力拡大は他と違ってほかの国に取られる可能性があるのは気を付けた方がいいところだと思う。どう差し込むかちょっと案が無いけど… -- 2025-08-07 (木) 19:53:12
  • 今の仕様だと他国の大戦争に征服条件付きで介入して首都クラスの州を斬首することができるからそれが成功すれば上がりなところがある。紫禁城、運河、ホームカウンティー狙い撃ちが出来てしまうのは戦略の意義もない感は出てくる -- 2025-08-11 (月) 02:05:00
  • 特に反論とかない感じならもう置き換えようと思うんですがどうですか? -- 2025-08-13 (水) 07:37:22
  • 条約港は現環境だとなかなか難しい立ち位置になっている。「取引をする」と言っても、条約港に取引所を建設しても「市場内のものを世界市場に売り捌く(かその逆)」だけで、自国で購入するにはさらに自国の取引所で購入する必要がある(と認識していますが間違ってたら教えてくれると助かる) ただ、利益の分だけ自国の企業などを経由して再投資に入る。それが悪名コストに見合うかというとなかなかに微妙なことになった -- 2025-08-19 (火) 14:24:43
    • 取引所を二重で立てないといけないのはそうだけど、利益も二重で入るからそこは何の問題もない。問題なのはメリットが関税無視と優位性のバフくらいしかないことで、微妙なのは同意。 -- 2025-08-19 (火) 16:28:04
      • 清みたいに閉じてる巨大市場でもない限りあんまりメリットなさそう -- 2025-08-19 (火) 17:34:18
      • その清に限っては自分でやらなくてもポルトガルとイギリスが世界市場に放流してくれるという -- 2025-08-20 (水) 08:57:50
      • 条約港は戦争しなくても金で買えることがあるのも利点だぞ -- 2025-08-21 (木) 02:01:13
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