ブラジルとアルゼンチンに挟まれた内陸の小国。
史実では終身独裁官フランシア亡き後カルロス・ロペスが方針を転換し近代化を行ったが、その跡を継いだソラーノ・ロペスの時代にパラグアイ戦争で敗北しブラジル・アルゼンチン・イギリスの影響下に置かれることになった。
DLC「Colossus of the South」があれば、これら一連のパラグアイの出来事がジャーナル・イベントで再現される。
史実通りロペス親子のもと近代化を行いパラグアイ戦争での勝利を目指すか、フランシア博士の遺産を引き継ぎ先進的な国家を実現するかは、プレイヤーの方針次第である。
ver1.5.12現在、「アメリカのナポレオン」を含むいくつかの人物特性・補正の効果がバグで機能していない。
ビクトリア時代は、工業と搾取、そして革命と反動の時代である。時の流れと共にどのような試練が襲い掛かってくるのだろうか?
ver1.5.12で確認
ランク | 種別 | ティア | 政治体制 | ![]() | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | ![]() | 生活水準 | 国教 | 主要文化 |
75(小国) | 植民地国家 | 公国 | 永遠の独裁制 | 49 | 5 | 0 | ![]() | 280K | 16.9% | 苦境(6.6) | ![]() | プラティニア グアラニー |
フランシアが死亡するまでは固有の政治体制「永遠の独裁制」により大統領共和制でありながら世襲制である。
フランシアの死後パティノが後任になった場合は、政治体制名は変わらず独裁制になる。
特筆べきは主要文化がヨーロッパ系とアメリカ先住民系の別系統の文化であることが挙げられる。
初期補正として「軍事独裁者の時代」(軍部影響力+30%、軍部POP求心力+10%、士官政治力+50%)と「ピラゲ」(信者影響力-80%、知識人影響力+200%、権力+10%、法律施行成功率-10%、生活水準減少による急進派-20%)を持つ。
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
ホセ・ガスパル ロドリゲス・デ・フランシア | ![]() | ![]() | 野心的 残虐 博学 | 補正「Karai Guasu(偉大なる主)」(政府の元首に由来する正当性+20、人気度+60) DLC「Colossus of the South」がある場合、自然死しない |
パラグアイ固有のイデオロギー「独裁的夢想家」を持つ。
権威主義的な法律と「完全分離」「孤立主義」を好む他、なんと「多文化主義」に賛成する。
フランシア博士の遺産を引き継ぐ方針を選択した場合は多文化主義制定におおいに役立つだろう。
特性「野心的」「残虐」により布告コストが半分になっている。権力は余るので布告を多用できる。
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
ポリカルポ パティノ | ![]() | ![]() | 横柄 几帳面 天才的官僚 | 知識人の指導者を兼ねる 自然死しない |
利益団体名 | 影響力 | 代表名 | 代表イデオロギー | 代表特性 | 備考 |
![]() | 7.7% | ポリカルポ パティノ | ![]() | 横柄 几帳面 天才的官僚 | 指導者は後継者を兼ね、自然死しない |
---|---|---|---|---|---|
![]() | 41.1% | マヌエル・アントニオ オルティズ | ![]() | 懐疑的 経験豊富な辣腕政治家 | イデオロギー追加:![]() イデオロギー追加: ![]() イデオロギー除去: ![]() |
![]() | 19.9% | ランダム | |||
![]() | 15.3% | ランダム | |||
![]() | 11.1% | カルロス・アントニオ ロペス | ![]() | 野心的 博学 浪費家 | イデオロギー追加:![]() 忠実特性: ![]() |
![]() | 3.8% | バシリオ ロペス | ![]() | 懐疑的 敬虔 辣腕政治家 | |
![]() | 0.6% | アンドレス ギル | ![]() | 懐疑的 辣腕政治家 | |
![]() | 0.2% | ランダム |
「エリート主義」はスペイン語圏の国の地主に共通するイデオロギー。父権主義と異なり共和制や神権制を好み、経済システム・交易方針にスタンスを持たない。
「カウディーリョ主義」は多くの中南米国家の軍部が持つイデオロギー。「大統領共和制」「専制政治」「地方警察」などを好む。
詳細は各種データ/イデオロギーを参照。
初期の地主指導者が穏健派なので追放して再雇用するのも手である。確率は低いが奴隷制廃止論者が引ければ急進派増加のデメリットを補って余りある利益が得られる。
権力構造 | 経済 | 人権 |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() |
制度 | 投資レベル |
![]() | 3 |
ゲーム開始時に「秘密警察」を持つ恐らく唯一の国。治安維持も初期で3レベルあり革命の危険性は低い。ただしロペスを支配者にすると「国家警備」に変わる。
州名 | ![]() (使用/上限) | 施設 | 耕作地 | 人口 | 母国文化 | 州補正 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
産業 | 開発 | 資源 (使用/上限) | 農業 | ||||||
バホ・パラグアイ (首都) | 14/36 | 工具工房1 武器工場1 | 兵舎5 | 鉄鉱山1/15 伐採所1/14 | 稲田2 タバコ農園1 バナナ農園1 家畜牧場1 綿花農園1 染料農園0 砂糖農園0 | 120 | 249K | グアラニー プラティニア | パラグアイ川(インフラ+20) |
マットグロッソ (未編入) | 1/1 | 伐採所1/1 ゴム農園0/1 鉄鉱山0/1 | コーヒー農園0 トウモロコシ畑0 バナナ農園0 家畜牧場0 綿花農園0 | 2 | 30.7K | グアラニー アマゾン ブラジル パウリスタ | アマゾンの熱帯雨林(州建設効率-30%、インフラ-30%、硬材生産+25%) パンタナール(インフラ-10%、農業・農園処理量+15%) テラローシャ(コーヒー農園処理量+10%) |
首都はバホ・パラグアイであり州補正でインフラが増加している。マットグロッソが分割州なこともあり、開発は基本的にこちらで行うことになるだろう。
マットグロッソはブラジルとの分割州でありこのままではほとんど役に立たない。アマゾンの熱帯雨林もあるので開発も大変。パンタナールとテラローシャの両方を持つのでコーヒー農園には+25%の補正が入るが、インフラの不足に注意。
孤立主義が制定されているため貿易ができない。
ロペスが支配者になると保護主義が制定され貿易できるようになるが、内陸国ゆえに貿易相手はブラジル・アルゼンチンだけである。
関税同盟に加入すればいいと考えがちだが、ジャーナル「アメリカの入植」の条件であ「従属国でない」に引っかかる為、関税同盟の加入は厳禁。
また、致命的な問題として石炭が領内に全く存在しない。ブラジルにもアルゼンチンにも石炭鉱山があるが、開発はAIの気分次第なので石炭にあまり頼らない近代化を図りたい。
そもそも鉱物資源自体が鉄しか自給できない。
他の南米諸国と同じく欧州後進国レベルであるが、社会技術の研究だけ少し進んでいて「大衆伝達」「平等主義」「中央公文書館」が研究済みである。
スペインとの関係が悪いが、立地的に干渉されることもすることもないので特に問題はない。
ブラジル・アルゼンチンの他に分権型国家と隣接しており、植民をすればボリビアとも隣接できる。
編隊名 | 歩兵 | 大砲 | 騎兵 | 将軍 | 将軍所属団体 | 将軍イデオロギー | 将軍特性 | 備考 |
パラグアイ軍 | 戦列歩兵5 | マリアーノ・ロケ アロンソ | ![]() | ![]() | 誉れある 辣腕政治家 技師 |
ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成後 | 備考 |
軍事独裁者時代 | イベント「軍事独裁者時代」 | ![]() 進捗が0になった | イベント「最後の軍事独裁者」発生により、補正「軍事独裁者の時代」が除去され![]() ![]() | ![]() |
私こそが至高の存在だ | DLC「Colossus of the South」 イベント「軍事独裁者時代」 | ホセ・ガスパル ロドリゲス・デ・フランシアが支配者でない | イベント「アスンシオンでの会議」発生 補正「ピラゲ」を除去 | 発動時にフランシアが自然死するようになる |
アメリカの中心 | DLC「Colossus of the South」 イベント「アスンシオンでの会議」 | GDPがジャーナル開始時の2倍以上 4つの近代化政策全てを完了した | イベント「[支配者]の夢」発生 | 毎年約9%の確率でイベント「アメリカのナポレオン」が発生 ボタンで4種類のパラグアイの近代化を実行できる |
Si Vis Pacem、Fac Bellum(汝平和を欲さば、戦への備えをせよ) | DLC「Colossus of the South」 イベント「[支配者]の夢」 | コリエンテス州地域の全てを領有している 自国または従属国が以下のいずれかの州地域の全域を領有している ・ウルグアイ ・サンタフェ ・パラナ ・リオグランデ・ド・スル | イベント「平和と正義」発生 | 戦争に敗北すると失敗し、イベント「セロ・コラの戦い」が発生する |
パラグアイの国家 | リオ・デ・ラプラタでない 技術「民族主義」 | 進捗が100に達した | イベント「国家基盤」発生 | 発動時にイベント「我々独自の国家」が発生する 国家の状況によって毎月の進捗の増加量が変わる |
新たな国民性 | イベント「国家基盤」 | 古い文化の母国州を領有していない | イベント「パラグアイアンの国」発生 新しい国家文化のPOPに体制派を10%追加 | 発動中は補正「開花する国民性」(同化+50%、差別による急進派+15%、受容文化POPの生活水準上昇による体制派+25%)が発生する 5年に1度イベント「国家価値」を起こして、古い文化の母国州を新しい文化の母国州に変更できる |
リオ・デ・ラ・プラタ | DLC「Colossus of the South」 技術「民族主義」 | リオ・デ・ラ・プラタの国家を形成した | イベント「川から海峡へ」発生 | 発動時にイベント「トゥクマンの精神」が発生する |
アメリカの入植 | 技術「文明化の使命」 国家ランクが非主要国以上 生活水準が10以上 戦争中でない 従属国でない ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 南アメリカの編入州の平均人口が1.5M以上 | 「人口の多い国」(威信+25)を得る | 定期的に首都へ集団移住が発生するコマンドが解禁 |
イベント名 | 発生条件 | 選択肢 | 効果 | 備考 |
アスンシオンでの会議 | DLC「Colossus of the South」 ジャーナル「私こそが至高の存在だ」達成 | アスンシオンの守備隊がカルロス・アントニオ ロペスのために都市を確保する。 | グアラニーを主要文化から除去 カルロス・アントニオ ロペスが存在する場合、役割を指導者から支配者に変更し補正「エル・エクセレンティシモ」を追加 カルロス・アントニオ ロペスが存在しない場合、軍部の指導者を支配者に設定 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ポリカルポ パティノを死亡させる ジャーナル「アメリカの中心」を追加 | ![]() 「エル・エクセレンティシモ」の効果は人気度+40、軍部影響力+20%、政府の元首に由来する正当性+10 |
フランシアの愛されざる秘書、パティノ・シニアが権力にしがみつく。 | ポリカルポ パティノが自然死するようになる 急進派を10%追加 ![]() 補正「再編成されたピラゲ」を10年追加 | パラグアイの近代化と拡大のジャーナルが利用できなくなる 「再編されたピラゲ」の効果は信者影響力-40%、知識人影響力+100%、権力+5%、生活水準減少による急進派-10% | ||
アメリカのナポレオン | DLC「Colossus of the South」 ジャーナル「アメリカの中心」発動中 1850.1.1以降 | いつの日か、この「ナポレオン」はパラグアイを偉大な国へと導くだろう。 | フランシスコ・ソラノ ロペスを軍部の指導者に設定する フランシスコ・ソラノ ロペスに補正「アメリカのナポレオン」を追加 | 「アメリカのナポレオン」の効果は人気度+60、政府の元首に由来する正当性+10、防御+10%、攻撃+5% この補正の効果はフランシスコ・ソラノ ロペスが自国の支配者になった場合、 2倍となる |
将軍というものは自分の持ち場をわかっていなくてはならない。彼の持ち場は兵舎だけだ。 | フランシスコ・ソラノ ロペスに補正「アメリカのナポレオン」を追加 | |||
あの男は何かおかしい。解任させろ。 | フランシスコ・ソラノ ロペスを死亡させる |
名前 | 役割 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始 | 出現終了 | 備考 |
フランシスコ・ソラノ ロペス | 将軍 | ![]() | ![]() | 砲撃司令官 経験豊富な防衛戦略家 残虐 野心的 | 1850.1.1 | DLC「Colossus of the South」 イベント「アメリカのナポレオン」 |
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始 | 出現終了 | 備考 | 出現可能性 |
カンディード バレイロ | ![]() | ![]() | 無鉄砲 革新的 | 1865.1.1 | 1880.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
フアン・バウティスタ ギル | ![]() | ![]() | 経験豊富な辣腕政治家 浪費家 | 1868.1.1 | 1880.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
ペドロ・アントニオ ザルツァ | ![]() | ![]() | 啓蒙的雄弁家 辣腕政治家 | 1885.1.1 | 1900.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
セシリオ バエズ | ![]() | ![]() | 博学 外交家 | 1890.1.1 | 1920.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
フアン シンフォリアーノ | ![]() | ![]() | 敬虔 頑固 | 1895.1.1 | 1930.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
アルセニオ・ロペス デクラウド | ![]() | ![]() | 啓蒙的雄弁家 外交家 | 1905.1.1 | 1920.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
ルフィノ レカルデ・ミレジ | ![]() | ![]() | 革新的 啓蒙的雄弁家 | 1906.1.1 | 1936.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
ペドロ・パブロ ペナ | ![]() | ![]() | 博学 経験豊富な外交家 | 1910.1.1 | 1925.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
ハコボ フリードマン | ![]() | ![]() | 頑固 革新的 | 1910.1.1 | 1930.1.1 | DLC「Colossus of the South」 「国境閉鎖」「国民至上」「民族国家」「国教」のいずれもない | 50 |
マヌエル フェレイラ・ソーサ | ![]() | ![]() | 野心的 | 1930.1.1 | 1936.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 50 |
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始 | 出現終了 | 備考 | 出現可能性 |
エリザード アキノ | ![]() | ![]() | 技師 塹壕ネズミ 勇敢 | 1855.1.1 | 1880.1.1 | 75 | |
ホセ・マリア ブルゲス | ![]() | ![]() | 几帳面 経験豊富な砲撃司令官 防戦一辺倒 | 1858.1.1 | 1880.1.1 | 75 | |
ホセ・エドゥヴィギス ディアス | ![]() | ![]() | 経験豊富な防衛戦略家 塹壕ネズミ 勇敢 | 1860.1.1 | 1880.1.1 | 75 | |
ベルナルディーノ カバレロ | ![]() | ![]() | 経験豊富な辣腕政治家 経験豊富な攻撃的計画立案者 勇敢 | 1863.1.1 | 1890.1.1 | 75 | |
ホセ・マリア ブルゲス | ![]() | ![]() | 経験豊富な砲撃司令官 頑固 経験豊富な防衛戦略家 | 1865.1.1 | 1885.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 75 |
ホセ・エドゥヴィギス ディアス | ![]() | ![]() | 勇敢 経験豊富な攻撃的計画立案者 防戦一辺倒 | 1866.1.1 | 1895.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 75 |
ベルナルディーノ カベレロ | ![]() | ![]() | 頑固 森林戦闘エキスパート エキスパート防衛戦略家 | 1870.1.1 | 1890.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 75 |
パトリシオ エスコバール | ![]() | ![]() | 懐疑的 防衛戦略家 | 1870.1.1 | 1890.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 75 |
ホセ・フェリックス エスティガリビア | ![]() | ![]() | エキスパート攻撃的計画立案者 開放地形司令官 横柄 | 1928.1.1 | 1936.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 75 |
ラファエル フランコ | ![]() | ![]() | 測量士 革新的 セレブ司令官 | 1928.1.1 | 1936.1.1 | DLC「Colossus of the South」 | 75 |
非常に優秀な将軍が揃っている。経験豊富な攻撃的計画立案者・防衛戦略家・砲撃司令官がそれぞれ複数人存在するので、攻防いずれの側になっても高い軍質を発揮できる。
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始 | 出現終了 | 備考 | 出現可能性 |
ペドロ・イグナシオ メザ | ![]() | ![]() | 経験豊富な海軍司令官 勇敢 無鉄砲 | 1854.1.1 | 1875.1.1 | 75 |
経験豊富な海軍司令官がいるが沿岸州を獲得しないと活躍はできない。
企業名 | 設立条件 | 対象施設 | 繁栄ボーナス |
ラ・ロサダ | 技術「榴弾砲」 バホ・パラグアイ州の武器工場が10以上 | 製鉄所 武器工場 大砲工場 | 防御+5% 鉄鉱山処理量+10% |
リオ・デ・ラ・プラタが形成可能。
詳細は国家形成を参照。
立地的に序盤に拡張の余地はほぼない。
ロペスルートの場合、ジャーナルで工業化と陸軍の強化ができる。ブラジル・アルゼンチンと事を構えるのはその後がよいだろう。
よってパラグアイ戦争までは内政による国力増強に努めることになる。
フランシアが死亡しジャーナル「私こそが至高の存在だ」を達成してからが本番である。
行政施設が兵舎5のみで支出がほぼないので、税率最低にしても黒字になる。かと言って建設局を建てて施設を増やしても働く人口が足りないし、そもそも建設局がないほうが都合がよい。
権力が有り余っているので首都に布告を出しておこう。
また、ジャーナル「アメリカの中心」を見越して適当な列強と関係改善をしておくとよい。
ほとんど1州国家である上、そもそも施設を建てても労働者がいない環境であり、首都の市場アクセスは無視できる。よって「証券取引所」は伝播便りでよい。
産業技術を「旋盤」「メカニカルツール」など最低限所得した後は陸軍技術を重視して上げていきたい。
「企業チャーター」や「製薬」が必要なったらその都度取得しよう。
ブラジル・アルゼンチンに後れを取らないようにしたいところだが、大学を建設する余裕はない。
フランシアの死亡までは補正「ピラゲ」により制定率が-10%されており、支持の少ない法律を通すのは困難。
序盤のうちに「専門的な警察機構」を制定しておきたい。「警察なし」からなら地主と軍部が賛成するので成功率が高い。
フランシアの生きている内は信者の影響力が低いので「公共学校」を制定し、死後に「公共健康保険」を制定するとよい。
ロペスルートを選ぶなら「秘密警察」「孤立主義」はイベントで廃止されるので、これらを変更する必要はない。むしろイベントで制定される「国家警備」を「秘密警察」に戻すべきである。
初期状態で建設局がないが、しばらくは無償の建設力10に頼って建設を進めて問題はない。
ロペスルートに進む場合は、後述のジャーナル「アメリカの中心」の条件も意識しながら建設していこう。
問題になるのは建設力より人口である。
パラグアイの初期人口は約280Kで労働人口はその1/4の70K。施設は1レベルにつき約5Kの雇用枠があるので施設14個で労働者不足になる。人口は毎年6K弱増加していくが建設の方が速い。
建設力が余ったら武器工場を増設して固有企業を設立してもよい。
ただし、武器工場のコストは600なので建設に約1年を要する。9年かけてまで設立すべきかはよく考えること。
武器工場10個を維持するだけの人口も軍隊もないので、設立後は縮小しないと邪魔になる。
分権型国家と隣接しているので植民地化の法律を通せば植民ができる。しかし、行政力を必要とするうえに人口が少なく植民速度が低いため、リターンを得るには時間がかかる。
植民を行う最大の利点としてボリビアと接続することができれば取引相手が増えることが挙げられるが、パラグアイ戦争で敵に回ると戦線が増えてしまう点に注意。
また、リオ・デ・ラ・プラタの形成を目指す場合は植民が必須なので早いうちから始めたいところ。
スペイン語圏植民地国家の共通ジャーナル。
軍部の政治への関与の多少によって進捗が増減し、100%になると軍部は補正「軍事独裁者の時代」からさらなる影響力を獲得し、0になると軍部はイデオロギー「カウディーリョ主義」と補正「軍事独裁者の時代」を失う。
条件 | 毎月の進捗の増減 |
![]() | +1 |
![]() | +1 |
以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() | +1 |
支配者が![]() | +1 |
いずれかの司令官の人気度が50以上 | +1 |
![]() | -1 |
![]() | -1 |
人気度50以上の将軍が存在しない いずれかの政治家が以下を満たす ・将軍でない ・人気度50以上 ・所属する利益団体が強力 ・所属団体のスタンスが ![]() ![]() ![]() ![]() | -1 |
以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | -1 |
ロペスのルートを選んだ場合、進捗を0にするのはほぼ不可能である。そのまま、軍部に権力を集中させよう。
パティノの場合は進捗を減らしていきたいが、彼自身が専制政治を好むのが厄介。
実業家を強力にして人気度の高い人物を指導者に据えても進捗を減少させることができる。
法案制定状況にもよるが、民主主義者を雇い入れて選挙を入れてしまうというのも一考。
技術「民族主義」を研究すると他の南米諸国と同じくパラグアイにも、独自の文化を持つ国家になるか、あるいはリオ・デ・ラ・プラタの再興を目指すかの選択がある。
イベント「トゥクマンの精神」で得られるプラティニア母国州への請求権を得る場合は軍事独裁の進捗が進んでしまうが、それでもなお選択の価値がある。
パラグアイに限った話ではないが、リオ・デ・ラ・プラタを形成する場合は長期戦になる。特にアルゼンチン以外の国ではかなり手間である。
まずリオ・デ・ラ・プラタの形成には指定された12州から最低10州が必要だが、6州が分権型国家を含んでおり植民が必須である。南米国家は人口が少ないことも相まって時間がかかる。
植民速度を+75%できるジャーナル「砂漠の征服」はマプチェと隣接することで発動するが、植民速度加速を行うには技術「文明化の使命」も必要でありすぐには利用できない。
また、このジャーナルを持っているとパタゴニアの分権型国家がフランス人を王に迎えるイベントが発生することがある。だが前提としてパタゴニアと隣接が必須であり遠い。
さらに南の3州にはアルゼンチンの請求権があり、それ以外の国は植民できない。
したがって、パラグアイ・ウルグアイではアルゼンチンを併合するか、請求権を破棄させてから植民を行う必要があり、さらに長い時間を要する。加えて請求権が無い土地にはイギリスが積極的に植民するので、州の交換かあるいは戦争で征服しなければならない。
イギリスの植民に邪魔されたくないなら、アルゼンチンが滅ばないようにしつつ沿岸州であるブエノスアイレスとパタゴニア以外の10州を集めるとよい。この場合はボリビアの持つフフイが必要になる。ペルー・ボリビア連合が成立すると手強いが、それでもイギリスと戦うよりはマシである。
独自文化の形成ジャーナルを達成すると形成できなくなるので進捗を遅らせることが必須。主要文化の母国でない州を持つと進捗が下がるので、チリを征服するのが手早いのだがそこまでたどり着くだけでも一苦労。
そしてパラグアイは社会技術が中途半端に先行しており、民族主義の伝播が他より早いため序盤から戦争しなければまず間に合わない。
総じてかなりの難関ジャーナルと言えよう。
初期支配者のフランシアの死亡により達成される。
重要なのは達成時に発生するイベント「アスンシオンでの会議」。
ここでどちらを選ぶかによって国家の方向性が決まる。
カルロス・ロペスを選択すると、パラグアイは軍部によって率いられることになる。ジャーナル「アメリカの中心」によって工業化しやすくなるのが利点。パラグアイ戦争もこちらを選ばなければ発生しない。ただし、イデオロギー「独裁的夢想家」は出現しなくなる。また、グアラニーが主要文化でなくなるので差別による急進派や資格取得者の不足に注意。
ポリカルポ パティノを選択すると、パラグアイは知識人の指導のもとフランシアの遺志を継ぐことになる。補正「再編されたピラゲ」により知識人の影響力を上げることができ、イデオロギー「独裁的夢想家」によって「多文化主義」が制定できるのが利点。また、先住民文化を主要文化として持つので多くの文化を受容できる。ただし、ジャーナルが発動しないので近代化は自力で成し遂げる必要がある上、ジャーナル関連の軍事補正がないため拡張で大幅に不利となる。実績も解除できない。
ロペスのルートを選んだ場合、来るパラグアイ戦争に向けて近代化を進めることになる。
産業・軍事に極めて大きな補正が獲得でき、これを利用してパラグアイ戦争での勝利を目指そう。
イベント「アメリカのナポレオン」で登場するソラノ・ロペスは非常に強力な将軍である。
補正「アメリカのナポレオン」は彼が支配者になると効果が倍になるのだが、独裁制なのでカルロス・ロペスが死亡しない限り支配者になれない。
彼を支配者にするにはジャーナル「軍事独裁者時代」の関連イベント「現状維持主義」を利用するとよいだろう。このイベントで軍部の指導者を新たな支配者にできる。
注意点として、「現状維持主義」はジャーナル「軍事独裁者時代」が有効な間に毎月約8%の確率で発生するイベントなので、「軍事独裁者時代」はなるべく長引かせた方がよい。
4つの近代化政策を行うことができる。
以下は全てバホ・パラグアイ州地域の全域を領有していることが前提であり、条件の施設や報酬の補正などもバホ・パラグアイ州におけるものである。
全ての改革を終了しGDPがジャーナル開始時の2倍に達するとジャーナルは達成となる。
したがってジャーナル達成を目指すなら、「アメリカの中心」が発動するまで(=フランシアが死亡するまで)はGDPをあまり上げない方がよい。
報酬としてイベント「[支配者]の夢」が発生し、補正「戦争熱」(士気回復+20%、士気の減少-10%)が10年追加されアルゼンチンのコリエンテス州に請求権を得る。
ジャーナル「アメリカの中心」を達成するとジャーナル「Si Vis Pacem、Fac Bellum(汝平和を欲さば、戦への備えをせよ)」が発動する。
コリエンテス州と他1州を獲得しこのジャーナルを達成すれば、晴れてパラグアイ戦争の勝者となる。
戦争を開始するべき時期は早くともソラノ・ロペスが出現する1850年以降で、史実と同時期の1870年前後であれば強力な将軍たちが雇用できる。あまり遅らせるとブラジル・アルゼンチンとの差が開くので注意。
しかし何より「アメリカの中心」で得た補正のあるうちに戦争を仕掛けよう。
防御の上がる補正が特に多いので初めの内は防衛で的戦力を削り、敵の攻撃が弱まったら攻勢に転じるとよい。ソラノ・ロペスを始めとした優秀な将軍たちがいれば、少々数で劣っていても押し切れるだろう。
パラグアイが外交プレイを仕掛けると周辺国ではジャーナル「パラグアイ戦争」が発動し、パラグアイの侵略に対する団結が促される。
勝利後に発生するイベント「平和と正義」で、「英雄の砦」(威信+20%、士気回復+20%、士気の減少-10%)を10年、または「地上のエデン」(威信+30%)を10年と体制派10%のいずれかをもらえる。
「英雄の砦」のボーナスでさらなる領土拡大をしてもよいし、「地上のエデン」で威信を高めて移民を呼び込みジャーナル「アメリカへの入植」の達成を目指すのもよい。
ジャーナル「アメリカへの入植」の達成を目指す場合、従属国でないことが条件であるので他国の関税同盟に参加してはならない。
パティノのルートを選んだ場合、フランシアの目指した理想の国家の建設が目標になる。
権威主義的でありながら文化の受容に特化した国家を作ることができる。
ロペスの場合と異なり軍事補正がないので自力での拡張は困難である。
ブラジルの態度が守護であることが多いので、最初はブラジルと組んでアルゼンチンから領土を切り取るとよい。
ブラジルがアルゼンチンと敵対しているときは屈辱の戦争目標などでも懐柔できるが、そうでない場合はマットグロッソを譲渡すれば味方してくれる。
最初の戦争で2、3州ほど割譲させれば2戦目以降は自力で勝てるだろう。
史実でフランシアが社会経済的格差の解消のためにスペイン人と先住民の混血を進めたことを反映してか、フランシアの遺産を継いだパラグアイは南米で唯一欧州文化と先住民文化の両方を主要文化とする国家である。
これにより「人種隔離」や「文化的排斥」でも南米のほとんどの文化を受容できる。「文化的排斥」で受容できないのはブラジルとガイアナのアフリカ系文化だけ。
また独自の要素として、パティノルートでリオ・デ・ラ・プラタを形成した場合のみリオ・デ・ラ・プラタが主要文化としてグアラニーを獲得する。
ただし、そこからアンデス連邦を形成した場合はグアラニーは消えてしまうので注意。
イデオロギー「独裁的夢想家」は「多文化主義」を支持する数少ないイデオロギーであり、「人権」を研究すればすぐに多文化主義を制定できるポテンシャルがある。
リーダーイデオロギーとしてはパティノの死後も出現はするものの、利益団体が知識人・小ブルジョワ・労働組合限定でさらに研究が進むと小ブルジョワ・労働組合からは出現しなくなる。また、利益団体が政府外だと重みが下がることもあり、非主流派の労働組合からは現実的でない。
よって知識人か小ブルジョワになるが、そもそも基本の出現率が低いため狙って出すのは困難である。
「多文化主義」はパティノの生きている内に制定したいが、パティノは1836年時点ですでに47歳であり「人権」の研究は間に合わないことも多い。
知識人の影響力は大学の建設と行政府の製法変更をするしかなく、大学や行政に回す人手を確保できるかが鍵。
首都のPOPは政治力が上がるので大学などは首都に集中させるとよい。
実績名 | 達成条件 |
共和国か死か! | ジャーナル「Si Vis Pacem、Fac Bellum(汝平和を欲さば、戦への備えをせよ)」「アメリカへの入植」を達成 |
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