各国戦略

概要

バルカン半島南部の小国。
350年以上に渡ってオスマン帝国の統治下に置かれていたギリシャは「Eleftheria i thanatos(自由かさもなくば死か)」を合言葉に1829年に独立を果たす。
しかしこの独立も、所詮は列強の手の内であり、ギリシャは彼らのご都合で誕生した国であった。

資源も労働力も足りない領土、衰退しているとはいえ未だ脅威なオスマンが隣という劣悪な立地からスタートする国家。
国力を伸ばすには近代化だけでなく外交も重要になるだろう。

略歴

東ローマ帝国の滅亡後長きに渡ってオスマン帝国の統治下に置かれていたギリシャで、1821年に独立戦争が勃発する。
当初は反乱がうまく進まず苦戦するも、列強の介入により最終的にアドリアノープル条約においてギリシャの独立が認められたのであった。

だが当初列強はナポレオン戦争の後に誕生し大国の利権を適度に守り衝突しないよう作られたウィーン体制を守るべく、過度なオスマンの弱体化を望まなかった。
列強の足並みは全くそろわなかったが、最終的にはどうにか妥結点を見つけバイエルン王家出身のオットーを王にすることで一致した。
その後第1次世界大戦では中立を貫き、1919年からは再びトルコと戦争するも敗北、現在の国境をおおよそ確定させる。
1924年に共和制が宣言されるも1935年に王制が復活、WW2ではドイツとイタリアに占領され、戦後も内戦や独裁が続くが、1974年の民主化でようやく平和を取り戻した。

初期状況

州名初期インフラ(使用量/上限)建設済の施設(施設名+初期レベル)建設可能な資源・農業施設(施設名+最大レベル)総人口州補正(補正名称(補正内容))
アティッカ*1(首都)11/32交易センター3, 行政府2, 造船所1, 漁港1, 伐採所2, 綿農園2, タバコ農園1, 小麦畑1, 兵舎5, 海軍基地2, 港1, 徴兵センター1硫黄鉱山32, 鉛鉱山21, 漁港8, 伐採所7, 綿農園46, タバコ農園45, 小麦畑45, 家畜牧場44, 未使用の耕作地44637Kなし
ペロポネーゼ*22/15漁港1, 小麦畑1, 兵舎5, 海軍基地3, 港1鉄鉱山21, 漁港10, 伐採所5, 小麦畑23, タバコ農園22, 家畜牧場23, 綿農園22, 未使用の耕作地22221Kなし
西エーゲ海諸島11/6漁港1漁港4, 伐採所7, タバコ農園8, 家畜牧場8, 小麦畑8, 綿農園8, 未使用の耕作地880.4Kなし

基本方針

先述の通り列強の妥協の産物としてできたこの国には、自国だけで強くなれる要素が何もない。
工業無し、資源無し、人無しと何もないこの国を発展させるのは残念ながら史実通り侵略と征服だけであり、どこかの国に媚びを売るか隙をついてオスマンを叩く必要がある。

保護国戦略

自前でギリシャ人の土地を取り返すのはほぼ不可能なので、近所の国に保護国化してもらった上で代わりに戦争してもらうのが良い。
売国奴感があるが、ゲーム的には保護領は列強になれないくらいのデメリットしかなく、上納金なしで関税同盟に入る代わりに列強の威光を借りて戦争できるサービスに近いのでほぼデメリットは無い。
そもそも人口も資源も無い(石炭がない!)ので自分の市場を作ることは出来ない。
手ごろなのはオーストリア。そこそこ強い。

保護国化してもらったら、オスマンに対しテッサリア返還の外交プレイをしよう。
宗主国を初動フェーズ中に巻き込めば戦争の主導権が渡る代わりに全部やってくれる。
主導権を持っていても普通に戦争するだけではどうせ勝てないので問題は特にない。
テッサリアを併合すれば人口がほぼ倍になる。戦争に勝ってくれることを祈ろう。

ただし保護国の欠点は、他国と貿易できないところである。
染料などが不足しだしたら、宗主国から独立してイギリスやフランスなど、物が余っている市場に乗り換えたほうが良いだろう。
幸いオスマンを敵に回さなければ上陸戦以外起きない。

独立戦略

上は国を売って戦争する場合だが、一応国を売らずに独立していても戦えなくはない。
オスマンはエジプトやロシアと戦争することが多く、その隙をついて火事場泥棒に励めばテッサリアまでは返ってくる。
ただし現行ではエジプト戦争に列強が介入してオスマン側に余力があることが多いことと、戦争が終結すると大軍が向かってくることに留意したほうが良い。
イスタンブールまで占拠できれば御の字。

さらなる拡大

史実では揉めに揉めたクレタ島問題だが、ゲームでは列強の威光を笠に着てエジプトから掻っ攫うことも出来る。
近場すぎるため、戦争になっても速攻占領してしまえば戦争目標の100%を占拠したことでいずれは終戦してくれる。

国内で自給できない資源の一つが石炭であり、対岸にあたるアナトリア半島のアイディンを征服するのが手っ取り早い。
もっともドイツやポーランドには豊富に産出するので、オーストリアやロシアに保護してもらうなら自分で供給するメリットは薄い。

オスマンを叩きすぎる(叩いてもらいすぎる)とオーストリアやロシアとオスマンの関係が悪化し、イギリスやフランスと組みやすい。
そうなるとどうしようもないので、フランスが戦争中の隙を見計らうなどして叩いていくほかない。
その間はのんびり内政に励もう。

コメント欄

最新の10件を表示しています。 コメントページを参照

  • 1.0.5での話になるけど、初手オーストリアの保護国になってオスマンに宣戦→オーストリアswayが強かった -- 2022-11-15 (火) 22:21:38
  • 第二次オリエント危機でエジプトと戦争してる間に背後をつくと独力でも勝ちやすい -- 2022-11-16 (水) 00:23:15
  • やってみたけど、質ゲーなので普通に序盤からオスマンに勝てるな。初手で戦列歩兵と徴兵まで取って、エジプトと戦争してる隙に背後をつけば、テッサリアまでなら簡単に取り返せる -- 2022-12-04 (日) 23:22:45
  • 1870年らへんにタイマンでオスマンに殴りかかってみたけどオスマンのAIが消極的なのか30連隊だけで226連隊のオスマンを圧倒してコンスタンティノープルまで占領出来た時流石に笑ってしまった -- 2022-12-05 (月) 23:24:44
  • ビザンツ形成後はロールプレイ的にコンスタンティノープルに遷都したい -- 2022-12-27 (火) 22:45:11
  • オスマン倒すのは難しくないけどバルカンから叩き出すのは他国への州返還出来ない関係でめんどくさいな -- 2023-09-04 (月) 18:00:25
  • 一回目テッサリア、二回目屈辱と東西トラキアで大国になりつつ、非主要国に押し込んで1954年にオスマン自治領化できたぞ。シビアだけど何とかなるみたい -- 2023-11-04 (土) 01:25:56
    • 1854年 -- 2023-11-04 (土) 01:26:37
お名前:

*1 アッティカ
*2 ペロポネソス

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