史実でイタリアを統一したのはサルデーニャ王国であるが、領土面ではこちらが優位。
統一後はオーストリアから未回収のイタリア(ロンバルディア・ヴェネツィア・南チロル・イストリア)をどのように回収するかが課題となる。
自由主義者とシチリア分離主義者に対する政治的弾圧はあまり効果的でないことが明らかとなっている。それはこれらの運動が地下で進行し支持者を増やしているからだ。事態が山場を迎える瞬間は必ず訪れる。その時この両シチリアはどのような顔を見せるのだろう?
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ランク | 政府 | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | 識字率 | 生活水準 | 国教 | 主要文化 |
18(非主要国) | 君主制 | 30 | 8 | 4.34M | 7.03M | 13.5% | 苦境(7.5) | カトリック | 南イタリア |
政治体制 | 支配者 | 所属団体 | 正当性 | 相続人 |
絶対君主制 | フェルディナンド ディ・ボルボーネ・デッラ・ドゥエ・シチリエ | 地主 | 100% | フランセスコ ディ・ボルボーネ・デッラ・ドゥエ・シチリエ |
州名 | 初期インフラ(使用量/上限) | 建設済の施設(施設名+初期レベル) | 建設可能な資源・農業施設(施設名+最大レベル) | 総人口 | 州補正(補正名称(補正内容)) |
カンパニア(首都) | 57/85 | 取引所36, 工具工房3, 織物工場3, 武器工場2, 軍用造船所1, ガラス工房1, 製紙工場1, 造船所1, 伐採所2, 家畜牧場5, ブドウ園4, 小麦畑3, 養蚕農園2, 兵舎17, 行政府6, 海軍基地6, 港3, 建設局2 | 伐採所11, 漁港10 ブドウ園,家畜牧場,小麦畑,砂糖農園,綿花農園,養蚕農園,耕作地の合計80 | 2.55M | なし |
アブルッツォ | 11/24 | 家具工場1, 伐採所3, 小麦畑3, 家畜牧場2, ブドウ園1, 兵舎3 | 伐採所9, 漁港7 ブドウ園,家畜牧場,小麦畑,砂糖農園,綿花農園,耕作地の合計25 | 660K | なし |
プッリャ | 14/43 | 漁港5, 家畜牧場4, 小麦畑3, 砂糖農園2, 兵舎2, 海軍基地1 | 漁港14, 伐採所4 ブドウ園,家畜牧場,小麦畑,砂糖農園,綿花農園,耕作地の合計60 | 1.28M | テラロッサ(農業・農園生産量+15%) |
カラブリア | 16/36 | 取引所2, 食品産業2, 漁港5, 家畜牧場3, 砂糖農園2, ブドウ園1, 小麦畑1, 兵舎3, 港1 | 鉄鉱山24, 石炭鉱山16, 漁港12, 伐採所7 ブドウ園,家畜牧場,小麦畑,砂糖農園,綿花農園,耕作地の合計30 | 882K | なし |
シチリア | 26/64 | 取引所19, 硫黄鉱山7, 漁港1, 小麦畑5, 兵舎5, 行政府3, 港2, 海軍基地1 | 硫黄鉱山100, 漁港10, 伐採所6 ブドウ園,家畜牧場,小麦畑,砂糖農園,綿花農園,養蚕農園,耕作地の合計60 | 1.64M | シチリアの硫黄鉱床(硫黄鉱山生産量+20%) |
権力構造 | 経済 | 人権 |
君主制 | 伝統主義 | 検閲 |
専制政治 | 重商主義 | 労働基本権の無保障 |
国民至上 | 土地ベース課税 | 児童労働許可 |
国教 | 小作農 | 法的被後見 |
世襲制の官僚 | 植民地なし | 社会保障なし |
職業軍人 | 地方警察 | 移住規制 |
治安維持なし | 学校なし | 奴隷禁止 |
医療制度なし |
よりによって伝統主義スタートであり、急いで改正する必要がある。
さらにオーストリアの勢力ブロックの一員であるため、ここから抜けない限り権力配分が改正できない。
制度 | 投資レベル |
法執行機関 | 1 |
そこそこの工場を抱え、砂糖や硫黄は困らない。
一方で肝心の鉄は輸入頼り、鉛は自領になく、石炭はあまりに少ない上にイタリア統一後でさえも石炭や鉛には苦労することになる。
人物名 | 役割 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現条件 |
フェルディナンド ディ・ボルボーネ・デッラ・ドゥエ・シチリエ | 支配者 | 地主 | 王党派 | 横柄 | 初期支配者 |
フランセスコ ディ・ボルボーネ・デッラ・ドゥエ・シチリエ | 後継者 | 地主 | 王党派 | 子ども | 初期後継者 |
カルロ フィランジェリ | 将軍 | ランダム | ランダム | ランダム | 初期将軍 |
レオポルド ディ・ボルボーネ・デッラ・ドゥエ・シチリエ | 将軍 | ランダム | ランダム | ランダム | 初期将軍 |
ラファエレ デ・コサ | 提督 | 軍部 | 王党派 | 海軍司令官 機知的 | 初期提督 |
フランセスコ クリスピ | 扇動者 | 小ブルジョワ | 急進派 | 横柄 野心的 経験豊富な外交家 | 1847.1.1~1893.1.1 両シチリア・イタリアのいずれか 小ブルジョワ・知識人・農村民のいずれかが非主流派でない 出現率25% |
エリコ マラテスタ | 扇動者 | 労働組合 | 無政府主義者 | 頑固 カリスマ的 啓蒙的雄弁家 | 1872.9.15~1900.1.1 両シチリア・イタリアのいずれか 知識人・労働組合のいずれかが非主流派でない 出現率50% |
アルマンド ディアス | 将軍 | 軍部 | 穏健派 | 経験豊富な攻撃的計画立案者 砲撃司令官 几帳面 | 1899.1.1~1921.1.1 以下のいずれか ・両シチリアである ・ピエモンテ州を領有するイタリアであり、両シチリアが存在しない 出現率50% |
ガブリエレ ダンヌンツィオ | 扇動者 | 小ブルジョワ | ファシスト | 快楽主義者 文学的 野心的 | 1899.1.1~1924.1.1 以下のいずれか ・イタリアである ・両シチリアであり、イタリアが存在しない 地主・小ブルジョワ・知識人のいずれかが非主流派でない 出現率50% |
ジョバンニ ジェンタイル | 扇動者 | 小ブルジョワ | ファシスト | 文学的 カリスマ的 博学 | 1922.1.1~1935.12.31 以下のいずれか ・イタリアである ・両シチリアであり、イタリアが存在しない 小ブルジョワ・知識人のいずれかが非主流派でない 出現率25% |
ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成後 | 補足 |
イタリア統一運動 | 民族主義研究完了、 | イタリアを形成する | イベント「イタリア統一運動」が発生 | ジャーナル中はオーストリアのイタリア文化pop・他のイタリア国家popを急進派に変えるコマンドを実施可能。 急進派popによりロンバルディア・ヴェネツィアが独立戦争を引き起こすことがあり、成功するとサルデーニャ・ピエモンテに即時併合 自国の急進派が25%を超えると即時革命となり失敗(サルデーニャ・ピエモンテ以外の場合はサルデーニャ・ピエモンテに即時併合) |
イタリア形成の12州を両シチリアで満たすのは現状かなり難しい。
まずシチリアの大国入りは難しく、それどころか初期時点で既にサルデーニャで抜かれる未来がすでに見えている。
要求州のうちサヴォイはイベント「トリノ条約」でイタリア文化が消滅するため非戦統一のためにはかなり急ぐ必要がある。
また、サルデーニャが起動するジャーナル「イタリア統一運動」の影響でロンバルディアやヴェネツィアが独立戦争を引き起こすようになっており、独立を果たすとサルデーニャへ即時併合される。
しかも最悪なことに、サルデーニャのジャーナルでシチリアには急進派が湧いて出てくるようになっており、急進派が増えすぎるとジャーナル効果によりサルデーニャに併合されゲームが終わってしまう始末。
この影響でシチリアによる統一はかなり難しいと言えるだろう。
対抗するにはこちらも「イタリア統一運動」を起動して統一候補に名乗りを上げるか、サルデーニャを初手で保護領にするしかない。
統一戦争をする場合、基本的には他のイタリア国家と外交を繰り広げ、全てのイタリア国家が自国支持になったところで
「イタリア統一」の宣戦事由でオーストリアに対し外交戦を開始するのがよい。
イタリア諸国とは協定を結び、教皇やオーストリア関税同盟の諸侯は関税同盟に入れてしまうのがよい。
初期はオーストリア・オスマン・ロシアと関係が良いため、あえて初手で傀儡戦争を仕掛けるのもあり。
ギリシャは兵力差の関係上初手傀儡が成功しやすいが、オスマンとの関係悪化は避けられない。
ただでさえ統一戦争でオーストリアが確定で敵側になることを考えると無駄に敵を増やすべきではないだろう。
よって序盤の拡張先はエチオピア方面がよい。
前述した通り、初期はオーストリア・オスマン・ロシアと仲が良いのだが、
未回収のイタリアを抱えるオーストリアは最大の敵国になることを前提に外交関係を構築する必要がある。
オスマンもバルカン半島に勢力を伸ばすのであれば敵対することとなるだろう。
以上を踏まえ、フランス・イギリス・アメリカと関係を深めると良いだろう。
プロイセンもオーストリアと高確率で対立関係となるため、候補の一つとなる。
他の大国同様、建設セクターとそれを支える鉄工具木を中心に市場で足りないものを建設すればよい。
ちなみに、両シチリアが硫黄が採取しやすく、綿花も栽培出来るのが強み。
一方で他の鉱物は輸入で凌ぐしかない。
すぐに必要なものは特にないのでお好みで。
強いて言うなら、中央銀行を研究して融資を可能にするとゲーム開始時点でオーストリアの関税同盟に入っている国々をこちらに靡かせやすく、平和的なイタリア統一が近づくか。
統一戦争までに幕僚と銃用雷管、鉄道、ニトログリセリンは必ず研究しておきたい。
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