かつてのスペイン植民地、リオ・デ・ラ・プラタ副王領から独立した南米の新興国家。開始時点では弱小国の一つに過ぎないが、史実ではその後欧州移民の流入と農牧業輸出によって急成長を遂げ、高い生活水準を誇る豊かな国となった。
列強に引けを取らない莫大な耕作地と一定の鉱物資源が魅力。
周辺諸国を制圧して再びリオ・デ・ラ・プラタの覇権を築くか、豊かな輸出経済を築いて大量の移民を呼び込み、南米随一の繁栄を目指そう。
スペインからの独立を勝ち取ったアルゼンチンではあるが、今度は国内の分断に直面している。アルゼンチンに安定政権が誕生することはあるのだろうか?
| ランク | ティア | 政治体制 | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | 生活水準 | 国教 | 主要文化 | ||
| 39(非主要国) | 王国 | 大統領独裁制 | 42 | 7 | 1 | 813k | 21.5% | 苦境(9.5) | カトリック | プラティニア |
| 名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
| ユアン・マニュエル・デ・ロザス | 地主 | 権威主義 | 野心的 短気 |
大統領だが権力の配分が専制政治なので改正しない限り終身。
開始時点で指揮官を兼務している。
初手から正当性が低いが、これは課税レベルが高いため。
地主・信者に加えて「軍事独裁者の時代」により軍部の影響力まで高く、この3者で影響力を分け合っているため改革が非常に進めにくい。
| 権力構造 | 経済 | 人権 |
| 大統領共和制 | 干渉主義 | 検閲 |
| 専制政治 | 重商主義 | 労働基本権の無保障 |
| 人種隔離 | 人頭課税 | 児童労働許可 |
| 良心の自由 | 小作農 | 法的被後見 |
| 任命制の官僚 | 辺境地の植民地化 | 社会保障なし |
| 国民民兵 | 地方警察 | 移住規制 |
| 商船隊 | 学校なし | 遺産奴隷制 |
| 国家警備 | 医療制度なし | 団結禁止法 |
| 制度 | 投資レベル |
| 植民地関係 | 2 |
| 法執行機関 | 1 |
| 治安維持 | 1 |
欧州国家、というよりアメリカに近い。
国民民兵は戦争の機会が少ない南米という地理に合致しており有難い。
しかし奴隷制までアメリカよろしく遺産奴隷制が制定されているのが痛い。すみやかに改正したいところ。
なんと首都が植民中で、ブエノスアイレスの州名は分権国家側に取られているためアルゼンチン連合という名前の州になっている。が、植民が終わればブエノスアイレスになる。
国土のポテンシャルは高め。史実領土の耕作地はブエノスアイレスの300をはじめパタゴニアの150、メンドーサの120など100越えが並び合計は1090でブラジルと同程度。向こうよりもステート数が少なく耕作地が密集しているため、移住求心力は高くなりやすい。
資源に関しては鉄が75、石炭が72、硫黄が72、鉛が33と少ないながら一通り揃っている。
石油も60ある。ゴムは無いが同じ大陸内で取れる。
しかしながら人口が少ない上に、資源地帯にはアンデスのインフラデバフまでかかっており一瞬で枯渇する。
金山が初期で4、北のボリビアがさらに多数抱えているが、その金山を建てるインフラすら捻出が困難。
トゥクマンが未編入州のままである。初手で編入しておこう。
他の南米諸国と同じく旋盤ない勢。tier4で欧州後進国レベル。
初期でブラジルとライバル関係。
イギリスが守護(+100)。
戦列歩兵6、胸甲機兵1。小火器はすべて輸入。
徴兵で13大隊雇用可能。
海軍は巡洋艦1隻。関心の水増しやクーデター対策に使えるので残しておいても良い。
あらゆる国でゲームスタート時に追放中の扇動者一覧を開いて最初に目にするだろうフアン・ラヴァレ(地主、権威主義)は実はアルゼンチン人。特に使い道は無いだろう。
| ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成後 | 補足 |
| 砂漠の征服 | 植民中である | 以下のうちのいずれか -アラウカニアをすべて所有 -パタゴニアとメンドーサのすべてを所有 | イベント「砂漠の征服」が発生 | チリのものと共通 |
| 軍事独裁者時代 | 開始 | 軍部は政府与党でない、進捗を0にする | イベント「最後の軍事独裁者」が発生 | 軍部を野党にし、強力でない状態を作ることで進捗を削れる |
| ペルー・ボリビア連合 | イベント「サラベリーの落日」 | ボリビアの属国をすべて独立させる | 時間経過によりボリビアがペルーを併合すると失敗 | |
| アメリカの入植 | 技術「文明化の使命」 国家ランクが非主要国以上 生活水準が10以上 戦争中でない 従属国でない | 南アメリカの編入州の平均人口が1.5M以上 | 「人口の多い国」(威信+25)を得る | 定期的に首都へ集団移住が発生するコマンドが解禁 |
| アルゼンチンの国家 | 民族主義研究完了 | 国民性の進捗が100となる | プラティニアがアルジェンティーネ文化へ変化し、同化の加速補正が入る | ジャーナル「リオ・デ・ラ・プラタ」達成で削除 |
| リオ・デ・ラ・プラタ | 陸軍の戦力投射が500を超える | リオ・デ・ラ・プラタを形成する | イベント「川から海峡へ」が発生 | ジャーナル「アルゼンチンの国家」達成で削除 |
| 企業名 | 施設 | 産業権 | 高級品_商品区分 | 高級品_名称 | 部分所有 | 繁栄ボーナス | 設立条件 | DLC | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ブンヘ&ボルン | 工具工房生産量+10% | 戦略地域「ラプラタ」に下記のいずれかが5以上存在する州を3つ以上領有している ・ ・ | |||||||
| 国立ワインセンター | なし | なし | 威信+20% | 国家がアルゼンチンである 戦略地域「ラプラタ」に下記の | CoS | ||||
| コルドバ中央鉄道 | なし | なし | 小麦畑生産量+10% 家畜牧場生産量+5% | 州「コルドバ」に 下記の条件を満たす州を2つ以上領有している ・ ・ | CoS | ||||
| サンシネナ冷凍肉会社 | 貿易の優位性+10% 港生産量+10% | 州「ブエノスアイレス」に 戦略地域「ラプラタ」に | CoC |
サンシネナ冷凍肉会社は大量の家畜牧場を建てられるアルゼンチンの土地と相性がいい。パンパ(牧場生産量+20%)の州補正もあり生産性は40ほどにまで高まる。
肉の高級品は莫大な需要を持ち生活水準を底上げしてくれる。需要が高すぎてすべてアルゼンチン人の胃袋に収まってしまうので、輸出はあまり振るわない。
港を取り扱える点や繁栄ボーナスの貿易の優位性バフに、設立条件が緩い点も強い。
リオ・デ・ラ・プラタを形成可能。
プレティニア文化である必要があるため、ジャーナルでアルジェンティーネ文化になっている場合は形成できなくなる。
詳細は国家形成を参照。
とにかく人口不足が最大の問題であり、あらゆる分野で移民を呼び込むことを目指して内政を進める必要がある。
ブエノスアイレスには常に隣の芝生は青い運動を貼っておくと良いだろう。
幸い巨大な耕作地のおかげで、終盤まではいくら人を呼んでも失業者は現れない。当然失業者由来の急進派も生まれないため、内政自体は楽。
最終的には史実領土だけでも人口100M、GDP1Bを養えるだけのポテンシャルがある。
ゲーム開始から一か月ほど経過すると、ペルー・ボリビア連合と友好か敵対かの方針を決定できるイベントが発生する。
AIは殆どが敵対を選ぶので、プレイヤーも便乗して切り取りに向かうのがいいだろう。
相手は小火器不足で強烈なデバフを背負っているため、2か国ほど呼べば放置で勝てる。チリ・エクアドル・ヌエバグラナダを傀儡3国の解放で呼び出し、自国は残りの戦略で金山のある領土の割譲や賠償金を請求すると良い。
史実領土にしたいならフフイの返還のみを指定すればよい。
いきなり借金を背負っている上に課税レベル高いでギリギリ黒字。建設を始めると赤字になる。
しばらくは無料の建設力に頼り、借金返済に努めよう。
造船所は当面いらないので止めてしまって良い。
資源が揃っているので伐採所→工具工房→鉄鉱山の定番戦略は可能……だが一瞬でインフラが尽きて止まる。
おまけに鉄と石炭が同時に出るステートが無いため、石炭を利用する製法にするのが難しい。
鉄道の研究が終わるまではブエノスアイレスに鉱山資源が不要な牧場や軽工業施設を建て、余剰分を取引所で輸出するといい。貿易ルートができれば他国との条約交渉に有利になり一石二鳥。
研究が終わる前に製鉄所と発動機施設を建てておくとスムーズに鉄道建設に移れる。
前述の通りインフラが大問題なので鉄道へ一直線。
その後は金山を強化できる水管ボイラーや銀行業、識字率向上で伝播が早まる弁証法、植民が早まるキニーネなどが優先度が高いか。
3世代目にある文明化の使命は「アメリカ大陸への入植」ジャーナルの条件になっているため、2世代目が終わったら早めに取ろう。
軍事技術は南米統一など派手に動く予定がなければ放置でいい。
まずイギリスと関係改善が優先。
初期で態度が守護であるため、独立保証は簡単に手に入る。
またイギリスの貿易特権(400)、ベネルクス諸国の軍事アクセス(100)等を組み合わせて西ヨーロッパの関心を600まで伸ばし、関係改善(400)を入れることで関心レベル2になり、投資権を条約に入れることができるようになる。関心が600に伸びるまで関係破壊で関係を40程度に調整する必要があるので注意。
恩義の発効前なら条約改正で恩義を使いまわすことが可能。
投資権があれば人口にとらわれず建設ができ、インドの農園など高い生産性の施設にアクセスできる。
終盤に自国で不足する鉱物資源や、家畜牧場が山のように消費する穀物の輸入元を確保でき、有用。
ちなみに史実では逆にイギリスに投資権を渡してしまったため、非公式帝国と呼ばれるほどにイギリス依存が深まった。しかしVIC3では序盤の内に投資権を渡したところで、インドのような農園の搾取による生産性もなく、人口過疎な小国にイギリスはまるで投資してくれない。
万が一食い荒らされても、中盤以降の大量移民・経済成長後に立つ施設数に比べれば誤差レベルである。条約の支持が得られるなら渡してしまっても構わないだろう。
ブラジルは初期でライバルだが、請求権で混みあったりはしていない。史実通りウルグアイ・パラグアイを緩衝国として残している限りは仲良くできる。
むしろ問題はチリで、互いに請求権を持つパタゴニアで確実に揉める。中盤には戦争することになるだろう。
パラグアイは小国で大した脅威ではないが、放置しているとチャコに入植されることがある。悪名に余裕があるときに「植民地請求権を主張」コマンドを使っておけば請求権がつき、パラグアイは植民できなくなる。
他の南米諸国も同様に移民を呼んでどんどん人口が増え、州の割譲に必要な悪名も増加する。欲しいステートがあるなら早めに仕掛けるといい。
やはり拡張するなら金山があるボリビア、鉱物資源が多いペルーを叩き続けるのがいいか。
1日目から奴隷禁止を審議すべき。アメリカ合衆国のページにもあるが、この法律が存在するだけで、奴隷制支持派と廃止派で政治運動のデッドロック状態になったり、他の政治運動を利用しにくくなったりと極めて有害である。
初日からなら分離は起こらない。地主が激怒するが、指揮官が大統領を兼務しているためクーデターは起こせない。
信者と軍部を入れて審議開始し、どちらかあるいは両方と交渉を行う。信者は宗教学校の制定の約束が理想だが、最悪破る前提で約束してもいい。政治的譲歩は地主に奴隷制支持のイデオロギーがある間しか消せないので注意。
軍部とはしばらくすると交渉可能になる。陸軍の拡大の約束が圧倒的におすすめ。これは徴兵を含むので、ペルボリ戦で徴兵大隊を招集するだけで履行することができる。
その後は識字率向上と研究のために学校を通せばとりあえず安心である。
将来的には市民権を緩めたり移住法を移住規制無しにしたいが、欧州系を呼ぶだけならそのままでも十分。
汚染を軽減し、生活水準をを上げ移住求心力を伸ばせる公共健康保険は解放され次第通すべき。
権力が不足しがちだが、医療制度などで知識人の政治的譲歩を入れておくと支持と影響力を稼げて、宣伝者(移住求心力+15%or30%)を発動しやすくなる。
この補正は全ステートに乗るので、1ステートにしか乗らない布告よりも権力の消費先として優先度は高い。
この国は初期で専制政治である。一方で大統領共和制でもあり、選挙がない権力の配分と相性が悪い。
しかも初期で自由主義運動ができており、放置していると市民が激怒して革命に至りかねない。
一方でIGの影響力は地主・軍部・信者という政治の自由化に全く興味がない者たちで大半を独占されており、支配者は権威主義イデオロギー持ち。唯一通せそうな土地所有者投票では保守派が固定化され状況は悪化する。
欧州系扇動者を使ってもいいが、変更にはかなりの時間がかかる。
AIはこの状況を打開できず、しばしば自由主義者の反乱に州の大半を持っていかれて敗北する。
この場合はいっそのこと革命未遂を起こし、革命辞任で制限選挙を通してしまうと良い。富裕者投票を審議&キャンセル、世襲制の官僚を審議で活動が75%に達する。
制限選挙が通れば知識人・労働組合・農村民で政権運営が安定し、自由主義的法律を通し放題に。さらに政府内に入れれば知識人の承認や影響力も上がり、宣伝者が発動しやすくなるといいことずくめである。
無事に専制政治を脱出できれば、国名がアルゼンチンになり国旗も史実のものに変化する。
ボリビア戦が終われば自分から仕掛けない限り滅多に戦争は起こらない。
フランスやスペイン、アメリカが稀に関心を持つことがあるが、派手に動きすぎなければ傀儡化まで至ることはやはり少ない。
独立保証が手に入っていればなおさら。
リオ・デ・ラ・プラタジャーナルのためには500陸軍戦力投射が必要だが、アンデス連邦と違い必要州の少なさから戦争する先が殆どないので、正直起動する意味が薄い。
というわけで当面は放置でいい。人口が増えれば徴兵可能大隊数が増えるので定期的に補充しておこう。
財政に余裕が出てきたら威信のために海軍を整えたい。
開始時点でパタゴニア、アラウカニアに入植可能。とりあえず前者は植民してしまおう。
後者は港のために100k取られるうえにチリに割り込む形になる。借金が倍になってしまうのでとりあえず放置でいいだろう。
史実のようにフエゴ島を分割するような国境を作るのは極めて困難。
アフリカ植民をするならまず南米への植民が終わって、さらに法改正してからになる。出遅れるのは確実なので、マラリア予防研究後に深刻なマラリア地域を狙っていくのが良いか。
先述の通り植民地請求権を主張することで、悪名と引き換えに他国が植民できなくなる。
製鉄所や工具工房が複数立ち並び、移民で百姓が余り始めれば成長コースに乗れたと言っていいだろう。
首都は牧場・軽工業・貿易、西部は重工業と分担すると効率がいい。衣類や家具を増産して価格を下げると下層市民の生活水準が改善し移住求心力が上がる。
企業は自国だけでなく投資権の獲得先の施設数に合わせて選びたい。本社が巨大化すれば投資プールが潤うし、高級取りの資本家が生活水準を押し上げてくれる。
自国だけでは明らかに資源が足りず、投資プールも人口が増えるまでは貧弱そのもの。よって条約で投資権を貰いたい。
最優先候補は先述した通りイギリス。南米内ではペルー・ボリビアは鉱物資源が豊かで有力。
鉄と石炭を大量に出してくれるドイツ、ガリツィアに巨大油田を持つオーストリアも狙い目。
ロシアやフランスはイギリスと仲良くしていると対立しやすいため、イギリスと敵対してしまった場合の次善策。
究極的には最後の巨大市場になりうる大清にも進出したい。
国民民兵で威信が稼ぎにくいので終盤になるが、勢力ブロックは自分で作ることになるだろう。他国のブロックに加盟しようとしても干渉力を維持できない。
とりあえず中南米の敵対していない全国家を呼ぶところから始めよう。
大国ランクで権限がおいしいブラジルを入れやすいのはかなりの強み。入ってくれれば「知識の共有」をすることで永続的に仲良くなれる。
作るならデフォルトで市場統合できる貿易同盟が有力。
原則は移動の自由がおすすめ。自分以外の国家にも適用されるため、他国にも移民が雪崩れ込んで資源を掘り、市場経済に貢献してくれる。
移住求心力に補正が付くので全ステートに大学か芸術院をバラ撒こう。
先祖返りの形になる。
国家形成に10/12州必要で、しかし州の殆どは植民が必要であり条件達成に凄まじい年月がかかる。少しでも達成を早めるために、序盤のイベントでマプチェを独立させる選択肢を選ぼう。
おまけに文化がアルジェンティーネに変わると形成不可。
しかしながら国家形成時のイベントで悪名30と引き換えに南アンデス文化を獲得できる。つまりアンデス連邦の形成へ繋げることができる。
達成できれば強力。
史実では1982年からイギリス領のフォークランド諸島(ゲーム内南大西洋諸島)を巡って起こった戦争。
VIC3では特に請求権を貰えるわけでも文化が一致するわけでもないが、どういうわけかAIはここに1M近い大人口を集中させることが多いので無価値ではない。
条約や州の交換で貰うには価値が高すぎるため戦争で奪うしかない。
やはり史実通り辺境でロクな防衛隊がいないので占領は簡単だが、その後は戦争支持率が枯渇するまで世界最強の海軍が100隻単位で押し寄せてくる。
20世紀になってから腕試し感覚で挑むと良いだろう。
ブラジルをバラバラにしてしまえば南米統一も可能。
ただし君主制帝国が作れるブラジルや複雑な手順無しに強力なアンデス連邦形成ができるアンデス系国家と比べると、あまり向いていないかもしれない。
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