欧州ではスペインに次ぐ人口と豊富な鉱物資源を持つ中欧の大国。DLC:「National Awakening」にて固有コンテンツ実装と共に初期からプレイ国家として選択可能になった。初期状態ではオーストリアの王領地(従属国)であるので、どうにかこれから独立をもぎ取ると言うのが当面のプレイ方針となる。
多めの人口、豊富な鉄と石炭、そして改革のしやすい政治的状況と潜在的国力が高いうえ、宗主国オーストリアはプロイセンとの敵対が必定なので外国勢力の助力も得やすい。
属国から始まる国家の中では比較的プレイ難易度が低い方だと言えるだろう。
長らくオーストリアの支配下にあったハンガリー王国は岐路に立たされている。独立拡大を主張する新興勢力が現れたのだ。急進的な声が勝利するのか、それともハンガリーはオーストリアの王冠を飾るいち宝石に留まるのか?
オーストリアの従属国であり収入から属国税を間引かれているが、案外と黒字幅も大きい。赤字財政で四苦八苦ということも無く、加えて領内に鉄と石炭が豊富なので初期内政にはあまり困らないだろう。しかし内陸国なのでどうにか沿岸州を征服したいところ。
| ランク | 政府 | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | 識字率 | 生活水準 | 国教 | 主要文化 |
| 20(非主要国) | 王領地 | 37+0 | 0 | 3.37M | 9.41M | 18.0% | 苦境(8.4) | カトリック | ハンガリー |
人口は中小国の中では多い方だが、ハンガリー人はこのうちの半分ほど。
| 政治体制 | 国家元首 | 所属団体 | 正当性 | 相続人 |
| 君主制 | ジョセフ・フォン·ハプスブルク=ロートリンゲン | 地主 | 81% | なし |
パラディン伯(元首)はジョセフ・フォン·ハプスブルク=ロートリンゲン。特性として「経験豊富な辣腕政治家」と「機知的」を持つ。
地主派閥の元首に地主単独で構成された政府と後進国で文字通り嫌になるほど見る構成だが、史実再現により元首は改革論者、地主指導者は市場自由主義者固定なので改革は非常に進めやすい。
| 権力構造 | 経済 | 人権 |
| ギルド制度 |
| 制度 | 投資レベル |
| 1 |
奴隷制が無い点を除けば非常に後進的。しかし職業軍人が制定されているのでロシアよりはマシか。
オーストリアよりは幾分か遅れているがI系研究は全てが終わっており、準先進国レベルの水準。
先進国に追いつくのにもさほど苦労はしないだろう。
内陸国であるため独立時には港の確保を忘れずに。
| ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成時効果 | 備考 |
| ハンガリー革命 | 初期 | ハンガリー人の母国州を全て領有 ハンガリーが他国の従属国ではない、或いは同君連合タイプの従属国である この国家は選挙における投票を許可する ハンガリーが農奴制を制定していない ハンガリーが土地ベース課税を制定していない ハンガリーが伝統主義を制定していない ハンガリーのGDPが6.00M超 ブダペスト設立のディシジョンを実行した | イベント「国々の国」発生 | 「十二か条の公布」、「トランシルヴァニアとの統合を宣言する」、「ハンガリー軍(ホンヴェード)を組織する」の三つのボタンがある。それぞれ非常に強力な効果を得られるが、場合によりオーストリアから最後通牒が送られてくる可能性がある。 |
|---|
| ディシジョン名 | 条件 | 効果 | 備考 |
| ブダペスト統一法 | 近代下水道の研究 ハンガリー大平原がハンガリーの首都であり、市街地レベルが3以上、鉄道が存在している ハンガリーが王領地タイプの従属国ではない | ブダ・ペスト・オーブダの三都市が統合されブダペストとして生まれ変わる(ゲーム的にはブダがブダペストに改称される) イベント「ドナウの真珠」発生 | |
|---|---|---|---|
| ブダを首都に指定 | 首都がハンガリー大平原ではない ハンガリーが王領地タイプの従属国ではない | ハンガリーの首都がハンガリー大平原に移転 ハンガリー国内のハンガリー人popの2%が体制派になる ハンガリー大平原が移住求心力+10%の補正を10年得る |
ドナウを形成可能。
詳細は国家形成を参照。
形成するだけならばハンガリー初期領土にトランシルヴァニア、オーストリア本土、ボヘミア、ワラキア、モルダヴィア、ボスニアがあれば可能である。
ただし、記載されている全てを集めるとなれば南ドイツ各州、アルザス=ロレーヌ、ベッサラビアなどが含まれるので欧州列強ほぼ全てとの衝突が確実である。相当な茨の道になるだろう。
初期領土内でも硫黄・染料・ゴム・コーヒー・タバコ・阿片以外なら自給可能なので初期内政にはそこまで困らない。民族主義を研究したり陸軍の軍量を増やしたりして独立欲求を上げながら市場自由主義者の力で迅速に改革を進めていこう。
ジャーナルの項目で触れたけれども、ジャーナル:「ハンガリー革命」にはボタンが三つ存在しており、
といったようにそれぞれ非常に強力な効果が得られるのだが、何も考えずにボタンを押すとオーストリアから改革を差し戻すように最後通牒が送られてくる可能性がある。
この最後通牒では即座に独立を求める外交戦を起こすかオーストリアに恭順するかの二択を強いられ、恭順した場合はジャーナルが失敗するのはもちろん、威信-20%や南北トランシルヴァニアの没収・急進派増など重めのペナルティを喰らってしまうのでなるべく避けたいところ。
なおその時点で独立戦争の準備が整っているのなら外交戦を開始しても問題ない。ただし、セルビアやスロバキアなどハンガリー国内少数民族の受容・社会不安が悪いと続々分離されるので注意が必要。
独立戦争時に助力を得る相手としては、軍質が高いうえドイツ統一問題でオーストリアとの対立が既定路線となっているプロイセンが本命となる。英仏も十分頼りになるものの、オーストリアとは陸上国境がないうえにハンガリーは内陸国であるため増援を貰うこともできず、上陸作戦を仕掛けてオーストリアを倒してくれる前にこちらが降伏限界を迎える可能性が高い。
なお、プロイセンと同じくオーストリアと陸で接するロシアはどうかと言うと、ゲーム開始時から神聖同盟を結んでいることもあって基本的に独立支援はしてくれず、寧ろ敵に回る可能性すらある。わざわざ敵対はせずとも、プロイセン以外にゴマを擦るなら英仏を優先したほうが良いだろう。
プロイセンと英仏のどちらかを味方に呼べれば例えロシアや両シチリアがオーストリア側で介入してきたとしてもそうそう負けはしないだろう。
戦争目標としてはクロアチア・ダルマチアを要求しておくことを強くお勧めする。ゲームシステム的に内陸国は海外貿易が不可能に近いので、港を確保しておかないとオーストリア市場から離れたことによる経済的な混乱・停滞が必要以上に長引いてしまう。
独立を達成すると聖イシュトヴァーンの王冠イベントが自動的に発生し、大統領共和制か、マジャール人貴族を推戴するか、或いはロシア・イギリス・フランスから王族を招聘するかの選択が可能。
また、ハンガリーが独立するとオーストリア帝国は自動的に崩壊する。その後は実績達成を目指すのなら条件をよく読んで達成を目指そう。
それ以外ではロシアやオスマンと戦いながらバルカンの覇者を目指すもよし、オーストリアを逆に征服するもよし、ドナウ化を目指すもよし。
| 実績名 | 達成条件 |
| ハンガリーの気分 | ハンガリーとして、ジャーナル記事「ハンガリー革命」を完了し、独立を達成する |
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