AAR/これさえ読めばAARが作れる!超初心者向けAAR作成講座

おまけ其の二 本AARで使った細かいテクニック

これまでに記したものだけでも十分にAAR作成は可能だが、本AAR内には、まだ説明していない細かなテクニックも使われている。
超初心者向けという趣旨からは明らかに逸脱するが、説明しないのも不親切では、と思ったのでこれらもおまけとして説明することとした。
知らなくても何ら支障はないが、知っておくと何かの折に使えるかもしれない。

独自のメニューバーの作り方

お気づきだろうか、本AARには独自のメニューバー*1が設定してある。
本AAR執筆時点ではあまり活用されていないが、独自の物を設定すると参考記事のリンクを貼るなど便利に活用できる。

メニューバーの仕組み

さて、独自のメニューバーを表示させる前に、まずはメニューバーの仕組みについて説明しておこう。
メニューバーに表示されているのは、そこに表示するように指定したページの内容だ。
例えば本AARでは、AAR/これさえ読めばAARが作れる!超初心者向けAAR作成講座/メニューバーというページが表示されるように各ページを設定している。
特に指定のないページでは、MenuBarが表示されるようになっている。
つまり独自のメニューバーを設定するには、まずそれに該当するページを作成しなければならない。

メニューバーに表示させたいページを作成する

ページの作成方法自体は、後編で述べた普通のページと同じなので省略する。
ただし、階層化を怠るとページ名に被りが生じる恐れがあるため、特に自作AARに表示させるものなどであればしっかり階層化させておこう。

さて、肝心の中身についてなのだが、MenuBarをおおむね踏襲することを強く推奨する
メニューバーを独自の物に変更すると、当然ながら元のメニューバーは表示されなくなる。
MenuBarにあるような目次や最新記事が表示されないとwiki利用者にとってページ間の移動が煩雑になるほか、
アクセス数欄も一部のプラグインの処理に利用されるため、欠かすべきではない。
それらを犠牲にしてでもどうしても削りたい、という意図がない限りは、要素を追加するにとどめておいてほしい。

作成したメニューバーを表示させる

完成したら、そのページをメニューバーとして表示させたいページに、編集で以下の文言を追加しよう。

#menu(メニューバーのページ名)

これでメニューバーには指定したページが表示されるはずだ。

コメントフォームの発展的な使い方

コメントフォームについては前回軽く触れたが、ここではより発展的な使い方を紹介する。
なお、筆者が多用するものを紹介する都合上#pcommentの話ばかりで#commentには触れていないが、
個人の好みの問題であって性能に大した差があるわけではないということはご留意いただきたい。
また、詳しい使用方法はプラグインマニュアルを各自参照してくれ。
ここでは、それを踏まえてその活用方法を二つほど紹介しようと思う。

複数のページからのコメントを同じページに記録させる

AAR内の各ページでコメントを打てるようにしたいが、返信はしたいのでコメントの管理が面倒になるのは避けたい。
そんな時には以下のように打ち込もう。

#pcomment(コメント記録ページ)

これだけでは普通のコメントフォームと大した違いは無いが、『コメント記録ページ』の部分に複数のページで同一のページを指定すると、
それぞれのページで記入されたコメントが一つのページに集約されるようになる。
これによって手間をかけずコメント数の増加が期待できる。なお本AARのコメントが絶望的に少ないため、実際に効果があるかは不明

コメントの表示件数を変える

デフォルトでは最新の10件が表示される#pcommentだが、10件では多すぎる、あるいは少なすぎると感じることもあるだろう。
以下のように打ち込むと、任意の件数を表示させられる。

#pcomment(表示件数)

表示件数の部分に半角数字を打ち込んで使う。
コメント返信を編集で行うがコメントをコメントページに残しておきたい場合などは、
表示件数を少なく設定しておくとスペースの節約になり、読者にとってページが読みやすくなるだろう。

別のページの内容を挿入する

wikiでは別のページの内容を挿入して、あたかも一つのページであるかのように表示することができる。
これまで解説してきたものと違って活用方法が直感的にわかりにくいかもしれないが、案外面白い使い方ができる。
ここでは例として、活用方法を二つ紹介する。 参照:プラグインマニュアル

複数のページに同じ内容を表示させる

複数のページに表示させたい内容があって、しかもそれが今後何度か更新する予定のあるものであった場合、
それ専用のページを別で作ってそれを各ページに挿入する形式にすれば、更新の手間は大きく軽減される。
より具体的には、自作AARの一覧を各AARに表示させたいときなどに便利だ。

最終更新日時を独立して表示させる

後述する最終更新日時を表示させるテキスト整形ルールを用いた場合、ページごとの更新日時が表示される。
しかし、ページ全体ではなくページの一部分だけの最終更新日時を表示したい場合もあるだろう。
そんな時には、該当箇所を別のページとして独立させ、そのページの最終更新日時を表示するように指定すれば解決する。
例えば本AARではコメント返信欄を独立ページとしたうえでそのページの最終更新日時を表示している。






ところで、メニューバーのページにMenuBarを#includeすれば中身が変更されても編集しなくてええやんけ!と思ってやってみたのだが、どうもうまくいかなかった。
原因もよくわからなかったので、原因に心当たりのある方、うまく表示させる方法をご存じの方はぜひコメントにて教えていただきたい。

使いどころの限られるテキスト整形ルール

本AAR内で使用しているが、いまいち使いどころが限られており、前回紹介するに至らなかったものを紹介する。

最終更新日時

&lastmod(ページ名);

指定したページの最終更新日時を表示する。(ページ名)を省略すると設置したページの最終更新日時を表示。

水平線

----

行頭にハイフンを四つ以上並べると水平線が表示される。

文字参照文字/数値参照文字

紹介するとは言ったが語ることも大してないのでテキスト整形のルールに丸投げする。

カウンタ表示/オンライン表示

メニューバーに表示されているアクセス数欄に使用されている。
カウンタ表示は#popularに情報を使用され、オンライン表示は全てのページに設置してあることを前提としているため、
どちらもメニューバーに設置されている。前述したが、これらをメニューバーから削るのは避けてほしい。
参照:テキスト整形のルール






コメント欄

本AAR内共通のコメントページにコメントが追加され、コメントは返信時にコメント返信欄に移します。

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