お馴染みナポレオン3世…ではなく、その前段階に当たる1836年のフランスは「フランス人の王(または株屋の王)」ルイ・フィリップ・オルレアンが治める七月王政である。
史実では資本家を優遇することで経済は発展するも、制限選挙で相変わらず市民を無視した政治をしたため無事革命が勃発し排除されるが、この世界では...?
ゲーム内最強国家の一角であり、しかもイギリスと異なり既にある植民地が少ないので列強プレイには最適。
シャルル10世がルイ・フィリップに王位を追われてから6年が経過した。度重なる王座への脅威に対し、ルイ・フィリップは民衆の締め付けを一層強化していった。より民主的な政治がフランスに訪れる未来はくるのだろうか?
政治体制 | 国家元首 | 所属団体 | 正当性 | 相続人 |
立憲君主制 | ルイ・フィリップ・オルレアン | 実業家 | 65% | フェルディナン・フィリップ・オルレアン |
フレーバーテキストでも説明されているオルレアン家のルイ・フィリップが国王。親ブルジョワだった史実を反映してか実業家IG所属であり、ゲーム上では工業化の助けとなるだろう。ただし開始時点で62歳と高齢であり、早々に死亡してしまうことも多い。
史実と大きく異なり、急進派がほぼいないためすぐに市民を無視しても問題は無い。むしろ普通選挙に切り替える方が不満が高まる始末で、史実の七月王政では上層ブルジョワのみに選挙権が許されていたので富裕者投票が適切なのだろう。
イギリスと並ぶゲーム内最強国家の一角であり、すでに列強なので基本なんでもできる。
一番の脅威は当然ながら隣にできつつあるドイツの統一であり、史実(普仏戦争)同様、早期に阻止に動いたほうが良い。
他の大国同様、建設セクターとそれを支える鉄工具木を中心に市場で足りないものを建設すればよい。
改正の必要はほぼない。
すぐに必要なものは特にないのでお好みで。
先述の通りフランス最大の懸案は隣の国プロイセンである。
いずれ肥大化して統一され、技術と軍量で上回られるのは時間の問題である...
のならば、先んじて叩いてしまえばよい。幸いプロイセンはオーストリアと致命的に仲が悪く、何らかの形で介入してくれるだろう。
初期のフランス陸軍は技術軍量共にトップクラス(軍質はイギリスに次ぐ2番手)であり、敵わない相手ではない。
余り切り取りすぎると悪名が上がってしまうのでほどほどに切り取るのが良いだろう。
お勧めはラインラントで、石炭の産地として役立つ。
ドイツ形成にはドイツの範囲のうち19州の統治国家が統一ドイツに参加する意思を見せる必要がある。
ドイツの範囲から初期でのオーストリア領とアルザス・ロレーヌを除くと21州である。
即ち、3州を奪えばオーストリアと戦争しない限り永遠にドイツになれない。
プロイセンはロシアともオーストリアとも(イギリスとも)仲が悪いため、適当に州を奪って生かさず殺さず程度にプロイセンを抑えておけば東の守りとなってくれる。
ただし弱体化しすぎるとオーストリアがドイツを統一してしまう可能性があるのであまり叩きすぎないようにしよう。
史実のルイ=フィリップは小ブルジョワと実業家ばかり優遇して制限選挙を敷いたことで一般市民とインテリの怒りを招き追放されたのだが、
この世界では工業化を進めるごとに実業家とインテリが政府を礼賛してくれるようになるのでフランスの伝統である革命の危険性は事実上ない。
工業化に励めばあっという間にドイツやイギリスやオーストリアを追い越せる。
史実では北アメリカの植民地を失ってこれからアルジェリアやベトナムに再進出する段階である。
アルジェリアには本当に何もないので侵略の価値はない。ベトナムにも特に良い物は無いので、
植民地を作るならまずはアフリカから始めるとよい。
アヘンが不足したらエジプトやシャムを叩こう。
イギリスなどの列強が介入しなければ大変容易な相手。
にわかには信じがたいのだが、この国はキャンペーン開始の30年と少し前には全欧州を相手取って戦争し、大勝利していたのである。
開始時のプロイセンの半分はフランスの衛星国(ライン同盟)であったのだ。
せっかくならば、この版図を再現するためイギリス、プロイセン、オーストリアを倒したい。
和平条件で「国家の解放」を突き付け、バラバラにするのがよい。悪名も上がらない。
列強の解体を進めておけば、植民地戦争など他愛のない外交プレイで介入され面倒な思いをする可能性が減る。最も、列強と友好的な関係を築けばそれだけでも介入の可能性は減らせるので、悪評度外視の超拡張路線を取る場合の戦術となるか。
革命前は王家が同じブルボン朝だったスペインを版図に入れてしまいたい。
侵略の旨味は微妙な上に先の列強3国と異なり、大した脅威でもないのでロマン寄りの戦略。
和平条件の「国家の解放」でバラバラにすることもできるが、プレイヤーの開発が順調な場合スペインは列強落ちしやすいため、悪評を気にしないのならまるまる傀儡化することも望める。
この場合はキューバ、フィリピンの植民国家もそのままついてくる。スペイン本国との直接戦争なら植民国家との間に和平は成立しないため、関係が良好でなければ直後に「臣下の併合」も可能。
本土で砂糖が採れるようになり、絹・鉛の生産も補強できる。
こちらも同じくブルボン朝の両シチリアを抑えるのも良い。
スペインと同様に本土で絹や砂糖が栽培可能であるが、本土で取れる鉱物は少なく、資源面での旨味はそこそこ。シチリアの硫黄100は美味しい。
イタリア化されるとしょっちゅう戦争に介入されるのでやはり解体したいが、シチリアを解放出来ない点には注意が必要。
イタリア統一までは大国に留まっていることが多いため、直接介入を狙う場合はそこまでに行いたい。
実績名 | 達成条件 |
パリ・コミューン | 「評議会共和制」「指令経済」を制定 |
ベル・エポック | GDPで世界一 革新の生産量で世界一 |
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