この時代における最強国家・主役(VICTORIA)のはずのイギリスだが、ゲーム内ではあまり強くない。
最序盤はまだ良いが、中盤以降はライバルのフランスに大きく水を開けられることが多い。
このページでは、イギリスが弱すぎる原因を考える。
東インド会社を筆頭に植民地が別々の属国として分離している。
更に悪いことに属国が独立しがちのため、イギリスの下を離れて列強入する東インド会社も珍しくない。
イギリスの植民地である東インド会社、オーストラリア、カナダ、コロンビア、すべて自治領である。
自治領の利益は自治領にしか還元されず、本国に還元されることはない。おまけに自治領には本国の戦争に参加する義務はなく、そのためイギリス本国だけで戦争の兵力を賄う羽目になっている。
オーストリアが34M・フランスが33Mでスタートするが、イギリスは26Mと劣る。
植民地から適切に人口が流入すれば、東インド会社の122Mを筆頭に強力なのだが、AIはうまく移民を管理できない。
イギリスは大量の海軍基地を持ち、これにより全世界に「関心」を宣言している。
しかし、開始時の維持費は賃金だけで30Kもあり、非常に重たい。
ばら撒いた「関心」から利益を引き出すのはAIには難しいし、プレイヤーですら軍縮を考えるだろう。
イギリスは島国であるため、あらゆる貿易で船団を使用する。
貿易の船団使用量はかなりシビアなので、イギリスの大量の港を持ってしても、十分な量の貿易を行うのは難しい。
一方のフランスの場合、プロイセン・ベルギー・スイス・北イタリア・スペインとは陸路で接しているため船団不要のズルさ。
ゲーム開始時、インド南部のポンディシェリにイギリス市場に対するフランスの条約港が存在する。
ついでにノヴァゴアにポルトガルの条約港もある。
フランスはイギリスの禁輸・関税を無視して一方的に輸出入できてしまう。
フランス側だけが貿易による価格調整の利益を享受しやすくなり、価格調整に伴う経済発展の面で優位に立っている。
ゲーム後半になるとスペインがフランスの関税同盟に入り、イギリスの条約港であるジブラルタルも機能しはじめるが、やはり序盤はどうしようも無い。
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