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(前編)ドイツよ、全てのものの上にあれ

1836年、ドイツには小規模な領邦が林立していた。
英国が世界を股にかけ、統一されたドイツが熱望されつつあるこの時代に、ドイツ人の諸国家はどのような運命を辿るのだろうか。

大ドイツ統一

まずは大ドイツの統一を目指します。

シュレスヴィヒ・ホルスタイン問題

史実同様、デンマークのからドイツ人地域である、シュレスヴィヒとホルスタインを取り戻します。
ジャーナルのクリア条件を達成するため、片方は直轄地として征服、もう片方は独立国として解放します。
上陸戦をしなくていいようにハンブルクと同盟しておきましたが、結局参戦してくれず、急いで海軍を作ることになりました。

普墺戦争

続いて、ドイツ統一のリーダーシップを賭けてオーストリアと戦います。
ロシアに介入されたこと、占領地が同盟側のバイエルン管轄になった上に早期の離脱でリセットされたことなどのトラブルがあり、苦戦することになってしまいました。

この戦争に勝ち、唯一の統一候補となったことで、北ドイツ地域の諸邦を統合し北ドイツ連邦が形成されます。

普仏戦争

この後は、ひたすらオーストリアに関係改善、支援金などで統一に賛成してもらえるのを待ちつつ、フランスとの戦争に向けて内政を整えていきます。
オーストリアの支持があればフランスと戦争することなくドイツ帝国の形成を宣言できますが、エルザス=ロートリンゲンがないのも、ハンガリーやクロアチアが含まれるのも「ドイツ帝国」としては美しくないので、史実通り普仏戦争を行います。

統一プレイの開始時にオーストリアを含め、統一を支持する諸邦は北ドイツ連邦に統合されます。
戦勝によってエルザス=ロートリンゲンを併合し、オーストリアの非ドイツ人地域を傀儡国として解放した上で、ドイツ帝国建国を宣言。1960年、ここに大ドイツが誕生しました。

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覇権国家へ

ここからは、ドイツ帝国を覇権国家に押し上げていきます。
ドイツ関税同盟の勢力圏を解体し、新たに君主制帝国である「ドイツ帝国」勢力圏を創設しました。

ロシアを遠ざける

普墺戦争にも介入したロシアはドイツにとって危険な存在です。
二度とヨーロッパ情勢に関与することができないよう、徹底的に国境を東に遠ざけます。
ポーランド地域は旧オーストリア領から独立させたガリツィア=ロドメリアに与えてポーランド国家を形成させ、バルト総督府、ベラルーシ、ウクライナは独立させたうえで勢力圏から属国化、フィンランドは同じく属国となっていたスウェーデン→スカンジナビアに与えていきます。
ルーマニアも属国化し、ベッサラビアやモルドバをロシアから割譲。

最終的にドイツ帝国の支配圏はフィンランド~バルト~ベラルーシ~ウクライナまでに拡大し、ロシアはもはや脅威ではなくなりました。

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ヨーロッパでの経済支配

西方、および北方には主に経済力で支配を確立していきます。

投資協定により影響力を高め、スウェーデン、オランダとスイスを勢力圏に加え、属国化を進めます。
スウェーデン、オランダにはそれぞれ領土を与えてスカンジナビアおよびネーデルラント連合を形成させます。

中東政策

続いて、ドイツ帝国の広大な根拠地とするべく、列強のいないバルカンから中東への支配圏の拡大を狙います。

オスマン帝国と繰り返し戦い、ユーゴスラビア地域を旧オーストリア領から独立させたクロアチアに譲渡、ワラキア、ギリシャは勢力圏に加え、ブルガリアもオスマンから解放させた後勢力圏から属国化しました。
さらにシリア、イラクを解放させたところで、オスマン帝国で革命が勃発。
政権が転覆し、ドイツに友好的となった新政権は勢力圏下に加わることになりました。
後には、ロシアからアゼルバイジャンを解放し、コーカサス地方も勢力圏下に収めることに成功しています。

これらの中東遠征により、ベルリン~ビザンティウム~バグダードを陸路で結ぶ支配地域が確立、この頃からドイツ帝国は列強の中でも頭一つ抜け出した存在であり、中欧から中東までに渡る地域ではドイツ帝国によって秩序が形作られていました。

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ペルシア問題

続いて、ドイツ帝国はペルシアも保護下に加えます。
しかし、この時点でペルシアの領土は英国によって完全に分断されており、まともな国家運営が成立する状態ではありません。
ここに至って、友好関係を続けてきた独英関係が急速に冷え込み、世界は二大国の対立を固唾を飲んで見守ることとなりました。

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後編につづく


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