お馴染みドイツ...のもとになった国。
ドイツ統一の主役にて、この時代のもう一人の主役。
史実通りドイツ統一を成し遂げよう。
バルト地域において、スラブ真言教*1ことスラブの原始宗教を信仰していた民族を13世紀ころまでに征服してできたドイツ騎士団国がプロイセンの母体。
1618年にプロイセン公国とブランデンブルク選帝侯の同君連合が誕生し、1701年にブランデンブルクと合同、プロイセン王国が誕生する。
その後1713年に即位した『兵隊王』フリードリヒ・ヴィルヘルム1世の強固な締め付け政策と宮廷費の盛大な削減の元産業化と軍国化が進む。
第3代『大王』フリードリヒ2世は啓蒙主義的改革を進めつつ軍拡を進め、主にシェレジェン(シレジア)地方を巡って数多くの戦争を戦い、
七年戦争ではフランス・オーストリア・ロシアを一気に敵に回しついに敗北寸前に追い込まれるが、ロシア皇帝エリザヴェータが死亡し奇跡的にロシアと講和に成功、
窮地を脱してシェレジェンの領有権を確定させた。
第4代フリードリヒ・ヴィルヘルム2世には第2次、第3次ポーランド分割によりHOIの国境線ワルシャワまで領土を広げ、ブランデンブルク門も建設する。
しかしその次の第5代『不定詞王』*2フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の時代にはナポレオンの侵攻を受け1807年には領土の半分を失う。
その後家臣団により改革が行われ、1809年には師団制を採用、1807年には農奴を解放する。
1813年にはロシア遠征に失敗したフランスに宣戦布告、家臣団の活躍で見事ナポレオンをエルバ島送りにすることに成功し、無事大国に復帰する。
1814年に踊って進まない*3ウィーン会議に参加、途中でナポレオンが脱出したことで会議はまとまり
Vic3開始時の領土を確定させた。
その後ワーテルローの戦いでナポレオンを打ち破り、無事平和を取り戻すがフリードリヒ・ヴィルヘルム3世は反動的政策を取り、産業は発展するも改革で得た自由は失われつつあった...
というのが開始時の状況。
史実では1864年に第二次シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争、1866年に普墺戦争、1870年に普仏戦争を経てドイツ帝国を成立。その後第一次世界大戦の敗戦によりヴァイマール憲法下の共和国となった。
政治体制 | 国家元首 | 所属団体 | 正当性 | 相続人 |
絶対君主制 | フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ホーエンツォレルン | 武装勢力 | 74% | フリードリヒ・ヴィルヘルム・フォン・ホーエンツォレルン |
同じ名前で分かりづらいが、統治者は『不定詞王』フリードリヒ・ヴィルヘルム3世、後継者はフリードリヒ・ヴィルヘルム4世である。
ドイツ統一後は鉄十字が描かれたドイツ帝国時代の国旗になる。また統一ドイツでは評議会共和国だとドイツ民主共和国(東ドイツ)の紋章入り赤黒金の三色旗、寡頭政かつ共和国だとナチスドイツの鍵十字旗、それ以外の共和国だとヴァイマール共和国及びドイツ連邦共和国(西ドイツ、現ドイツ)の赤黒金の三色旗に国旗が変化する。
専制君主制なのを除けばほぼ理想の環境が整っている。序盤に通す法律は「土地所有者投票」くらい。
「専門的な警察機構」は普墺戦争前に取ればよい。
州名 | 主要都市 | 初期インフラ(使用量/上限) | 建設済の施設(施設名+初期レベル) | 建設可能な資源・農業施設(施設名+最大レベル) | 初期小作農数 | 初期未就業者数 | 州補正(補正名称(補正内容)) |
東プロイセン*4 | ケーニヒスベルク*5 | 11/26 | 織物工場2,伐採所5,ライ麦畑2,兵舎10 | 漁港 | なし | ||
西プロイセン | ダンツィヒ*6 | 4/29 | 交易センター7,漁港1,ライ麦畑3,兵舎10,徴兵センター3,港1 | 硫黄鉱山,伐採所 | 天然港(造船所施設生産量+10.0%、港最大レベル+2、海軍基地最大レベル+10) | ||
ポメラニア*7 | シュテッティン*8 | 11/58 | 交易センター20,伐採所2,漁港3,家畜牧場3,ライ麦畑1,海軍基地5,港2 | オーデル川(インフラ+15.0%) | |||
ポーゼン | ポーゼン*9 | 15/42 | 食品産業5,家畜牧場3,ライ麦畑2,兵舎15,徴兵センター6 | 鉄鉱山,伐採所 | なし | ||
シレジア*10 | ブレスラウ*11 | 52/68 | 織物工場8,武器産業5,石炭鉱山5,鉄鉱山2,鉛鉱山5,家畜牧場2,兵舎15,徴兵センター9 | オーデル川(インフラ+15.0%)、アッパーシレジア田(石炭鉱山施設生産量+10.0%) | |||
ブランデンブルク(首都) | ベルリン | 51/73 | 行政府13,家具工場5,武器産業5,大学4,製紙工場4,ガラス工房3,兵舎25,徴兵センター6,建設セクター3 | 石炭鉱山,伐採所 | オーデル川(インフラ+15.0%) | ||
アンハルト | マクデブルク | 15/52 | 家具工場3,伐採所3,ライ麦畑2,家畜牧場2,兵舎25,徴兵センター5 | エルベ川(インフラ+15.0%) | |||
ブランズウィック*12 | ヴェルニゲローデ | 0/5 | 鉄鉱山,鉛鉱山,石炭鉱山,伐採所 | なし | |||
ウェストファリア*13 | ドルトムント | 36/34*14 | 行政府2,化学プラント2,製鋼工場2,鉄鉱山5,硫黄鉱山5,ライ麦畑2,兵舎15,徴兵センター5 | 石炭鉱山,伐採所 | ルール田*15(石炭鉱山施設生産量+10.0%) | ||
北ライン | ケルン | 34/36 | 武器産業8,織物工場3,軍需工場3,石炭鉱山3,伐採所2,小麦畑8,兵舎25,徴兵センター7 | 鉄鉱山 | ライン川(インフラ+20.0%)ルール田(石炭鉱山施設生産量+10.0%) | ||
ラインラント | ザールブリュッケン | 34/36 | 行政府5,飾り細工工房4,小麦畑4,兵舎10,徴兵センター3,建設セクター2 | 石炭鉱山,鉛鉱山,伐採所 | ライン川(インフラ+20.0%) |
アンハルトはアンハルトと、ブランズウィックはハノーファーおよびブランズウィックと、ウェストファリアはリッペおよびシャウムブルク・リッペと、ラインラントはバイエルンとの分割州になっている。
初期時点で鉄道が完了済。
陸軍も銃用雷管が終わっているなど優秀。
陸軍150、最初から散兵・自走砲を完備。
そしてプロイセンには「エキスパート攻撃的計画立案者」「物資調達エキスパート」「無口」を持つモルトケがいる。
開始時点ではモルトケは最強の将軍*16と言えるほど優秀であるため、即昇進させるだけの価値がある。
海軍は5だが、海軍整備はドイツ統一後でいい。
初期時点では武装勢力の影響力による軍事補正と初期最強将軍モルトケにより、列強単独相手ならまず負けない。
とはいえ相手はオーストリアとフランス、両者との時間が経つと強大化していくため、史実より早めに統一へ動き出すべき。
国家主義を取得することで、ドイツの諸侯をプロイセンに組み込めるイベントが発生するようになるため、初手研究は国家主義一択。
建築は建設セクターと不足してる商品の生産強化、大学を予約していこう。
併合イベントで悪名がつり上がること、関係改善のために諸侯に融資を行うことを考えると、開始10年は戦争どころではない。この期間に内政で経済力をつけておくのが大事。
外交はイギリスやロシア、サルデーニャあたりは関係改善を初手で入れておきたい。
同時並行でドイツ諸侯との関係改善と、関税同盟への勧誘を進めておこう。関税同盟はドイツ統一関連での併合イベントの発生条件だ。
デンマークの属国であるシュレースヴィヒ・ホルシュタインは戦争で勝ち取るしかないように見えるが、後述のドイツ統一戦争で勝手に入る。
穏健に回収するのであればデンマークごと関税同盟に巻き込むことで併合イベント条件を満たす。
ただし態度が対立など、どうあがいても関税同盟に入ってくれそうにない場合もあり、
またスカンジナビア化されると統一戦争以外平和裏(?)に回収する方法がなくなるため、早めにデンマークを殴って傀儡化しても良い。
6年ほど統一が遅れるが州二つを戦争で回収するよりは楽かつ悪名が少なくて済むことが多い。
なおオーストリア=ハンガリー化したオーストリアでは本イベントが発生しない。
ある程度領邦を併合しジャーナル「北ドイツ連邦」を達成すると発生。ゲーム的な意味は特にないが、史実通り北ドイツ連邦に変化する。
汎国家主義を研究するまでは、バイエルンやバーデンなどの南ドイツの国家は併合できない。
文化タブから『国家の形成』より、オーストリア相手に外交プレイを起こし『統一のリーダーシップ』の宣戦事由でドイツ統一の主導権を巡る戦いを始められる。
ドイツ統一の候補からオーストリアを駆逐してプロイセンもとい北ドイツ連邦が主導権を握るのが戦争の目的。
史実では1866年に行われているが、オーストリア強化を防ぐため1840年代中盤から1850年代に始めるのが良いだろう。
一見数が多くて強そうだが国王フリードリヒ・ヴィルヘルム3世の能力や序盤最強将軍ヘルムート・フォン・モルトケの能力でこちらが優位に立てる。
モルトケを元帥にしておくのを忘れないように。
たまにロシアも介入するが、腐った納屋技術的にこちらが優位なので大したことは無い。
ただ流石にボヘミア=モラヴィア(チェコ)、バイエルン、ポーランドと戦線が分離すると単独での対処は難しいので巻き込める近所の国家を軒並み巻き込むと良い。
領土を取り上げると悪名が上昇して他の戦争に介入される可能性があるので非推奨。
基本的に1対1なら負けることはないが、サルデーニャ(イタリア)やイギリスと関係改善しておき、味方につけれるとなおよい。
中欧帝国とは端的に言うとドイツとオーストリア帝国全部足してドイツという思想である。
オーストリアはプロイセンに対して-75の好感度補正がある上、オーストリアのAI自体が簡単にプロイセンに票を入れようとしない。オーストリアの弱体化も必要になり、普墺戦争の際にボヘミアやモラヴィアなどを確保しておきたい。その上で好感度をあらゆる手段でプラスにまで持っていけばオーストリアごと統一可能。
ただしオーストリアの他民族問題や格差などをそのまま引き継ぐため、統合後は大ドイツ以上に苦労する。
史実では普墺戦争でオーストリアを降参させハノーファーやシュレースヴィヒ・ホルシュタインやナッサウを併合し、その後の1870年に普仏戦争でバイエルン・ヴュルテンベルクなどと共にフランスを蹴散らし、すべての領邦が合邦してヴェルサイユ宮殿でヴィルヘルム1世が戴冠しドイツ帝国が成立した。
この世界でもオーストリアを統一から追い出したら、残った諸侯と関係改善して統一の支持を集め、文化タブから統一が可能だが、普墺戦争と同様外交プレイでドイツ統一戦争を行うことも出来る。
これが成功すると、残りの諸侯はすべて統合される。勿論、戦争で併合する分の悪名が普通に加算される。
この世界では普墺戦争だけでは北ドイツの諸侯が取り込まれない。関税同盟経由で地道に統合を進めつつ残りを統一戦争で吸収するのがよい。
また戦争するならロシアやフランスの介入を防ぐため、同盟や関係改善などで事前に対応したほうが良い。両国に挟まれると二度の史実同様序盤の戦力では勝てない。
統一戦争なり地道に支持を広げるなりでドイツ統一への賛成国が増えると、文化タブの国家の形成からドイツ帝国の形成が選択できるようになる。これを選択すると、反対している国家の州と他の所有していない州を除いてドイツ帝国が成立する。
せっかくなので史実通りエルザス・ロートリンゲン(フランス領アルザス・ロレーヌ)をカエルフランスから奪還し、ついでにエスターライヒ(オーストリア)、ベーメン・メーレン(ボヘミア・モラヴィア)もドイツのもとに統一して大ドイツを形成したい...
が、特に先のドイツ統一戦争を行うと国内は既にガタガタであり、またそうでなくとも新たに統合した州を完全に併合したり市場の要求を満たしたりすることを考えるとそんな戦争をしている余力は無い。
特にこの世界のフランスは工業化を全力で進め高度な陸軍技術を擁する強大な国家であるので、相手取るのは得策ではない。
英仏にいい顔をしながらさっさとドイツ化して内政に励もう。
ドイツ化すれば普通の列強と化し英仏を相手取る(勝てるとは言っていない)ことが出来るようになる。
史実通り協調路線を捨て世界各国に進出しても良いし、民主化して協調路線を取りながらゆっくり拡張に励んでも良い。
ただし戦いすぎて悪名を広めすぎないこと。島国ではないので列強が徒党を組んで襲い掛かってくると史実通り普通に負ける。
早くから不足する資源は染料であり、いずれは硫黄や肥料の消費先を作るためにアニリンの研究に着手したいが時間がかかる。
染料他自給できないコーヒー、果実、砂糖、綿花は主にアフリカにあるので、植民地をジワジワ作りつつ他国に取られる前に戦争で勝ち取ろう。
地元の蛮族相手であれば悪名もさほど上がらない。
アヘンなどならやはりエジプト、インドやビルマが狙い目。海軍を整備したら将来のゴムや石油のために東南アジアに進出してもよく、全体としてはフランスと組んでイギリスを叩く方針が良いだろう。
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