進んだ技術と豊富な資源を持ち、イギリスの次点につける列強。
イギリスと異なり既存の植民地が少ない代わりに陸路貿易可能国が多いため、市場の管理がやりやすい。
Ver1.3より多数の史実関連ジャーナルが追加、遊びがいのある国へとなった。
シャルル10世がルイ・フィリップに王位を追われてから6年が経過した。度重なる王座への脅威に対し、ルイ・フィリップは民衆の締め付けを一層強化していった。より民主的な政治がフランスに訪れる未来はくるのだろうか?
ランク | 政府 | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | 識字率 | 生活水準 | 国教 | 主要文化 |
2(列強) | 君主制 | 187+195 | 80 | 28.4M | 34.5M | 39.4% | 苦境(9.1) | カトリック | フランス |
政治体制 | 国家元首 | 所属団体 | 正当性 | 相続人 |
立憲君主制 | ルイ・フィリップ・オルレアン | 実業家 | 65% | フェルディナン・フィリップ・オルレアン |
フレーバーテキストでも説明されているオルレアン家のルイ・フィリップが国王。
親ブルジョワだった史実を反映してか実業家IG所属であり、ゲーム上では工業化の助けとなるだろう。ただし開始時点で62歳と高齢であり、早々に死亡してしまうことも多い。
権力構造 | 経済 | 人権 |
君主制 | 干渉主義 | 検閲 |
富裕者投票 | 保護主義 | 労働基本権の無保障 |
文化的排斥 | 人頭課税 | 児童労働許可 |
良心の自由 | 小作農 | 財産を持つ女性 |
任命制の官僚 | 植民地再定住 | 救貧法 |
職業軍人 | 専門的な警察機構 | 移住規制なし |
国家警備 | 公共学校 | 奴隷禁止 |
医療制度なし |
かなり先進的。
市民権が「文化的排斥」、宗教法が「良心の自由」なのでヨーロッパ人を広く受容できる。
制度 | 投資レベル |
植民地関係 | 1 |
社会保障 | 1 |
教育 | 2 |
法執行機関 | 1 |
治安維持 | 1 |
イギリスなどとの植民レースが想定されるので植民地関係の投資レベルは上げておきたい。
ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成後 | 備考 |
分裂した君主主義者 | 初期 | フランスは君主制である オルレアン主義者・ボナパルティスト・レジティミティストのうち1つが単独支配を確立 | フランスの後継者に、主導中の王朝の人物が就任 | 君主主義の廃絶ジャーナルを完了させると失敗となり、ジャーナルが削除 |
アルジェリアの征服 | 初期 | オラン・アルジェ・コンスタンティーヌを領有 | イベント「アルジェの布告」発生 | |
アルジェリアの省庁 | 「アルジェリアへの征服」完了 | オラン・アルジェ・コンスタンティーヌを編入済かつ社会不安10%以下%br;アルジェ・オラン・コンスタンティーヌのいずれかにて、プロヴァンスの20%以上に値するフランス人が居住 マグリブ・アマジク文化はフランスにて差別対象でない | イベント「フランス領アルジェリア」発生 | |
フランス外人部隊 | 「アルジェリアへの征服」完了 | 北アフリカ地域の3州にて、兵舎レベル20を達成 | イベント「フランス外人部隊」発生 | |
フランスの自然国境 | 民族主義の研究完了 政府与党に軍部・好戦主義者・民族主義者・権威主義者・ボナパルティストがのいずれかが存在し、その利益集団が強力である | フランス全土・ワロン・フランドル・ラインラント・北ラインを編入 | イベント「フランスの自然国境」発生 | 開始時に対象州に対して請求権を取得。 |
ディシジョン名 | 条件 | 効果 |
トリノ条約 | -「民族主義」を研究済み -サヴォイを完全領有している国家がある -該当国と友好以上 -該当国は完全な独立国またはフランスの属国である -該当国はフランスに恩義を負っている | -イベント「トリノ条約」を発動 (サヴォイおよびニースはフランス領になる フランスの恩義が消滅する) |
ルクセンブルクの購入 | -「民族主義」を研究済み -アルザス=ロレーヌを領有中 -フランスは債務を負っていない -オランダ従属国でない -オランダとフランスが関係50以上 -オランダは債務借り入れ中 革命主義ではない | -イベント「トリノ条約」を発動 (サヴォイおよびニースはフランス領になる フランスの恩義が消滅する) |
史実と大きく異なり、急進派がほぼいないためすぐに市民を無視しても問題は無い。むしろ普通選挙に切り替える方が不満が高まる始末で、史実の七月王政では上層ブルジョワのみに選挙権が許されていたので富裕者投票が適切なのだろう。
最初はアルジェリア関連ジャーナルのためにアルジェリアへの侵攻が必要だ。
イギリスと並ぶゲーム内最強国家の一角であり、すでに列強なので基本なんでもできる。
一番の脅威は当然ながら隣にできつつあるドイツの統一であり、史実(普仏戦争)同様、早期に阻止に動いたほうが良い。
他の大国同様、建設セクターとそれを支える鉄工具木を中心に市場で足りないものを建設すればよい。
すぐに必要なものは特にないのでお好みで。
史実フランスにおける7月王政・第二帝政などの変化を反映するジャーナル。
本ジャーナル期間中は「派閥が条件と一致」「オルレアン主義者・ボナパルティスト・レジティミストのいずれでもない」派閥指導者を寝返らせるコマンドが実行可能。
関連イベントでどのリーダーにするかを選び、それに沿った派閥へ変更できる。
狙って第二帝政復活ももちろん可能。
なお、誰が即位するかは以下の通り。
元首 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始年 | 出現終了年 | 備考 |
ルイ・フィリップ・オルレアン | 実業家 | オルレアン主義者 | - | - | 開始時の君主 | |
フェルディナン・フィリップ・オルレアン | 軍部 | オルレアン主義者 | 1850 | 1893 | 開始時の相続人 | |
フェルディナン・フィリップ・オルレアン | 軍部 | オルレアン主義者 | 1894 | 1925 | フィリップ8世。1870〜1893年の間は上記のフェルディナンの相続人として登場 | |
ジャン・オルレアン | 軍部 | オルレアン主義者 | 1926 | - |
元首 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始年 | 出現終了年 | 備考 |
ルイ・ブルボン | 軍部 | レジティミスト | - | 1844 | ||
ヘンリ・ブルボン | 地主 | レジティミスト | 1845 | 1882 | ||
ジャン・ブルボン | 地主 | レジティミスト | 1883 | 1886 | ||
シャルル・ブルボン | 地主 | レジティミスト | 1887 | 1908 | ||
ジャック・ブルボン | 軍部 | レジティミスト | 1909 | 1930 | ||
シャルル・ブルボン | 軍部 | レジティミスト | 1930 | - |
元首 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始年 | 出現終了年 | 備考 |
ルイ・ナポレオン・ボナパルト | ブルジョワ | ボナパルティスト | - | 1873 | ||
ナポレオン・ボナパルト | 軍部 | ボナパルティスト | 1873 | 1878 | ||
ナポレオン・ボナパルト | 地主 | ボナパルティスト | 1879 | 1925 | ||
ルイ・ボナパルト | ブルジョワ | ボナパルティスト | 1925 | - |
Ver1.3で追加されたジャーナル。
要求される州は全て自国で領有が必要だ。
先述の通りフランス最大の懸案は隣の国プロイセンである。
いずれ肥大化して統一され、技術と軍量で上回られるのは時間の問題である...
のならば、先んじて叩いてしまえばよい。幸いプロイセンはオーストリアと致命的に仲が悪く、何らかの形で介入してくれるだろう。
初期のフランス陸軍は技術軍量共にトップクラス(軍質はイギリスに次ぐ2番手)であり、敵わない相手ではない。
余り切り取りすぎると悪名が上がってしまうのでほどほどに切り取るのが良いだろう。
お勧めはラインラントで、石炭の産地として役立つ。
ドイツ形成にはドイツの範囲のうち19州の統治国家が統一ドイツに参加する意思を見せる必要がある。
ドイツの範囲から初期でのオーストリア領とアルザス・ロレーヌを除くと21州である。
即ち、3州を奪えばオーストリアと戦争しない限り永遠にドイツになれない。
プロイセンはロシアともオーストリアとも(イギリスとも)仲が悪いため、適当に州を奪って生かさず殺さず程度にプロイセンを抑えておけば東の守りとなってくれる。
ただし弱体化しすぎるとオーストリアがドイツを統一してしまう可能性があるのであまり叩きすぎないようにしよう。
史実のルイ=フィリップは小ブルジョワと実業家ばかり優遇して制限選挙を敷いたことで一般市民とインテリの怒りを招き追放されたのだが、
この世界では工業化を進めるごとに実業家とインテリが政府を礼賛してくれるようになるのでフランスの伝統である革命の危険性は事実上ない。
工業化に励めばあっという間にドイツやイギリスやオーストリアを追い越せる。
史実では北アメリカの植民地を失ってこれからアルジェリアやベトナムに再進出する段階である。
アルジェリアには本当に何もないので侵略の価値はない。ベトナムにも特に良い物は無いので、
植民地を作るならまずはアフリカから始めるとよい。
アヘンが不足したらエジプトやシャムを叩こう。
イギリスなどの列強が介入しなければ大変容易な相手。
固有実績に関してもベル・エポックは達成が比較的容易、パリ・コミューンは単純に時間がかかるためイギリス以上にプレイが中弛みしやすい。
GDP1B実績などを目指しても良いが、暇を持て余すようなら何かしらの目標を立てるのも良いだろう。
以下にプレイ方針となる一例を記載する。
にわかには信じがたいのだが、この国はキャンペーン開始の30年と少し前には全欧州を相手取って戦争し、大勝利していたのである。
開始時のプロイセンの半分はフランスの衛星国(ライン同盟)であったのだ。
せっかくならば、この版図を再現するためイギリス、プロイセン、オーストリアを倒したい。
ゲーム的には列強の解体を進めることで、植民地戦争など他愛のない外交プレイで介入され面倒な思いをする可能性が減らせるメリットが大きい。
最も、列強と友好的な関係を築けばそれだけでも介入の可能性は減らせるので、悪評度外視の超拡張路線を取る場合の戦術となるか。
弱体化も兼ねるならば戦争目標で「国家の解放」を突き付け、バラバラにするのがよい。悪名も上がらない。
スペインはフランス革命前は王家が同じブルボン朝だったため版図に入れても良い。
ゲーム的には侵略の旨味は微妙な上に先の列強3国と異なり、大した脅威でもないのでロマン寄りの戦略。
戦争目標の「国家の解放」でバラバラにすることもできるが、プレイヤーの開発が順調な場合スペインは列強入りしづらいため、悪評を気にしないのならまるまる傀儡化することも望める。
この場合はキューバ、フィリピンの植民国家もそのままついてくる。スペイン本国との直接戦争なら植民国家との間に和平は成立しないため、関係が良好でなければ直後に「臣下の併合」も可能。
本土で砂糖が採れるようになり、絹・鉛の生産も補強できる。
同じくブルボン朝の両シチリアを抑えるのも良い。
ゲーム的にはスペインと同様に本土で絹や砂糖が栽培可能であるが、本土で取れる鉱物は少なく、資源面での旨味はそこそこ。シチリアの硫黄100は美味しい。
イタリア化されるとしょっちゅう戦争に介入されて面倒であるため、直接介入を狙う場合はイタリア成立までに行いたい。
また、悪名は重いが両シチリアを臣下化しておくと両シチリア主導でイタリアが成立した場合、イタリアがそのまま臣下になってくれるためリターンが大きい。
もし侵略前にイタリアが成立してしまった場合は解体して弱体化や分割を狙いたいが、シチリアを解放出来ない点には注意が必要。
史実ではナポレオン3世のフランス第二帝政によって行われた出兵だが、本ゲームでは特にイベント等が用意されているわけではない。
しかしゲーム的には、メキシコを確保することは主に資源面でメリットがある。
フランスの初期領土ではほとんど算出しない石油の大産出候補地をアメリカとの国境付近に持ち、南部ではゴムの候補地も持つ。金の産出地でもあり、染料・砂糖も採れる。
メキシコ文化が「ヨーロッパの遺産」の伝統文化特性を持つため、併合も5年で完了すると至れり尽くせり。アメリカの拡張が進んでいない場合は資源的な旨味がさらに増す。
AIでは列強入りすることも少なく、直接の臣下化もやりやすい。
アメリカとの国境を抱える点と、多文化主義でなければ受容できない「アメリカ先住民の遺産」持ちの人口が初期で300万人(3M)ほどとやや多いことが注意点になる。
また立地的にアメリカの直接介入を招きやすくもあるため、この戦略を取るならアメリカとの対立は覚悟する必要があるだろう。
実績名 | 達成条件 |
パリ・コミューン | 「評議会共和制」「指令経済」を制定 |
ベル・エポック | GDPで世界一 革新の生産量で世界一 |
ドイツなど何者でもない | 1930年までにドイツの統一を阻止する |
実績名 | 達成条件 |
コミューンの鎮圧 | パリ・コミューンの反乱を鎮圧する |
さらばレグザゴン | ジャーナル記事「フランスの自然国境」を完了する |
終わりはない | ボナパルト王朝を樹立させ、共和国となり、君主主義を廃絶する |
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照