政治運動(Political Movement)は、平たく言えばPOPが政府に直接要求を行う手段である。その動機は、彼らが変化を望んでいるか、プレイヤーが現在進めている変化を望まないかのどちらかだ。
政治運動には以下の3つの形態がある。
政治運動は単一の目標をもち、目標が達成されるまで存在し続ける。
支持(Support)の値は、人々がこの政治運動をどれだけ積極的に推進しているのかをあらわす。
政治運動は利益集団(運動を支持する政治集団の一部を表現している)と個々のPOP(街頭でその運動の擁護を表明する人々を表現している)の両方から支持を集めることができる。
利益集団はその勢力に基づいて政治運動に支持をもたらすが、POPは国民全体と比較した生の人数によって支持をもたらす。これはつまり、一人の差別された労働者がもたらす支持は、完全な選挙権を持つ貴族が利益集団の外で意思表示をするときの支持と同程度であるということだ。
言い換えると、政治運動において政治力(Political Strength)は依然として重要な役割を担う(利益集団は彼らが望む法律を擁護する運動に、勢力による影響を与えるという形で)が、政治運動がどの政治運動にも支持されずに形成されることは十分あり得る。たとえどの権力者たちも労働者の権利を擁護する気がなかったとしても、街中に怒れる労働者たちが十分いれば、どちらにせよ法律の変更に影響を与えるには十分だろう。
どの利益集団が政治運動を支持し、あるいは支持しないのかは、彼らが新たな法律への変更を承認するか(制定/回復運動の場合)、現在進行中の変更を承認しないか(擁護運動の場合)に基づいている。
政府への高い評価(Approval)を持っていたり、政府の一部となっていたりする利益集団は政治運動に参加しないが、政府内の利益集団がプレイヤーの行動に満足していない場合、別の方法で圧力をかけることがある。*1
POPが政治運動を支持するメカニズムはより複雑である。POP自身の政治運動と一致している(例えば参加している政治集団が好む運動と同じ)とき、またはその運動によって直接利益を得られる(例えば差別されているPOPがより多くの権利を得られる法律を支持する)ときのいずれかが理由で政治運動を支持しうる。
支持の値は法律の制定に二つの直接的な影響をもたらす。まず、法律が成功裏に成立する可能性に影響する。制定/回復運動の場合は法律が通過しやすくなり、擁護運動の場合は通過しにくくなる。制定/回復運動があることで、政府内の利益集団の支持がなくても、国は運動が望む法律の通過を試みることができる。
しかし、あなたが自国の政治運動の意向に屈する気がないとしたら?そのときは政治運動のもう一つのパラメータ、急進性(Radicalism)の出番だ。急進性の大きさは、運動を支持する急進派のPOPの数と、同じく支持する憤激した(Angryの評価を持った)利益集団の勢力に基づいている。