インドの大部分を支配するイギリスの自治領であり、イングランド人が統治する勅許会社。
史実ではセポイ反乱後の1858年にイギリス領インド帝国として再編されたが、Victoria3でも史実通りの反乱かイギリスの植民地支配の強化によって国名がイギリスインド帝国になる。
豊富な人的資源によって初期で列強を凌ぐほどの威信を有しており、また承認を持つ国家でもあるため、独立さえ果たせば即座に列強となるポテンシャルを秘める。
主要文化のイングランド人POPは国内に10万人しか存在せず、人口の大部分はイングランドと共通の文化特性を1つも持たない文化である。そのため、差別解消には多文化主義の制定か、イングランド人の支配から脱却する必要がある。
大英帝国の戴冠用宝玉とでも称すべき国、それがインドだ。東インド会社は利害関係者たちをうまくなだめながらこの広大な国土の支配を維持し続けることができるだろうか?
技術はレベルⅠまでは全て解禁している。Ver1.3より鉄道も持った状態でスタートする。なのでわりかし近代的な国家かと思いきや土地ベース課税、伝統主義、世襲制の官僚…etcと政治体制は前近代的国家の模範である。
おまけにスタート時の地主の影響力は73.1%とすこぶる高い。いち早く国家の工業化を行おう。
ランク | 政府 | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | 識字率 | 生活水準 | 国教 | 主要文化 |
非主要国(15)*1 | 勅許会社 | 110+283 | 30 | 54.9M | 122M | 19.8% | 苦境(8.0) | プロテスタント | イングランド |
州名 | インフラ (使用/上限) | 建設済の施設(施設名+初期レベル) | 建設可能な資源・農業施設(施設名+最大レベル) | 総人口 | 州補正名(内容) |
南ベンガル(首都) | 66/70 | 行政府10 織物工場8 製紙工場5 武器工場4 造船所3 漁船2 染料農園12 養蚕農園2 兵舎15 海軍基地15 港3 建設セクター2 | 伐採所23 アヘン農園 コーヒー農園 バナナ農園 家畜牧場 稲田 綿花農園 茶園(未使用の耕作地は952) | ベンガル・デルタ(農業+25%) 天然港 |
首都南ベンガルはインド屈指の巨大都市コルカタ(旧カルカッタ)のある州。史実では1900年代に現代インドの首都であるデリーへ遷都している。
他国と比べると何倍も下手すれば十数倍も発展の余地がある。こちらよりもデリーのほうが数倍発展性があるが、シク王国を併合予定ならパンジャーブのほうがさらに発展しやすい。ただし初期はイングランド文化であるためどこへ遷都することもできない。
史実に比べれば早期に遷都可能になるものの、流石に時間が経ちすぎて出力低下の方が痛いかもしれない。南ベンガルでも他の列強を圧倒する発展性があり、なおかつ沿岸でもあるので遷都するかはよく検討しよう。
初期領土には多くの資源が眠っているが、鉛はオリッサの分割州のみに存在し、硫黄は存在しない。幸い初期のイギリス市場は世界最大級の市場であるため多少の融通は効くが、独立を望むならば確保しておきたい。
独立後は基本的に列強になるので問題ないが、ポルトガルとフランスに条約港を取られていることに注意。
マラヤの飛び地には港がなく警告が出ているがなにもないので無視しても構わない。
国家元首名 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
ジョージ・エデン | 地主 | 穏健派 | 無鉄砲 政略専門家 | ジョージ・エデンはジョージ・イーデン(英:George Eden)の誤訳だと思われる |
権力構造 | 経済 | 人権 |
大統領共和制 | 産業禁止 | 検閲 |
専制政治 | 重商主義 | 労働基本権の無保障 |
人種隔離 | 土地ベース課税 | 児童労働許可 |
完全分離 | 農奴制 | 法的被後見 |
世襲制の官僚 | 植民地なし | 社会保障なし |
農民召集兵 | 警察なし | 移住規制 |
治安維持なし | 学校なし | 遺産奴隷制 |
医療制度なし |
初期から完全分離であり宗教由来の差別が一切ない稀有な国。また人種隔離であり市民権と教会法に関して実は宗主国のイギリスより進んでいる。ただし文化由来の差別が全く解消できていないため、実態としては単純に権力と聖職者の影響力が低いだけとなっている。
それ以外は「世襲制の官僚」「農民召集兵」「農奴制」「奴隷制」の後進国セットであり他の自治領と比べるのもおこがましく周辺の未承認国レベルの法体系となっている。当然制度など一切ない。
一見すると大統領制ではあるため君主制より良さそうに見えるが、専制政治であり権力が少ないだけとことごとく相性が悪い。
追い打ちは「産業禁止」。これのせいで重工業は一切建設できない。
イギリスの自治領であり、自身も傀儡国として多くの藩王国を従えている。
自治領のため初期時点でイギリスに対して31.7Kもの上納金が発生している。
この上納金はGDPの増大にともない高額になっていくため、そのまま放置していると経済の足かせとなっていく。
ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成後 | 備考 |
植民地支配の強化 | スタート時から | ビルマ、カチン、シャン、ペグー、シンド、パンジャープ、 カシミール、パシュトーニスタン、バルーチスターン、ヒマラヤ の内7つ以上の州を領有する(従属国を含む) | イベント「植民地支配の強化」発生 | |
反乱の回避 | スタート時から | ジャーナル「植民地支配の強化」「インドの改革」達成 | 詳細は後述 | |
インドの改革 | 自由交易か重商主義を制定済、 または土地ベース課税か農奴制を未制定 | 自由交易か重商主義を制定、 土地ベース課税と農奴制を未制定、 奴隷制廃止 | イベント「インドの改革」発生 | |
倫理的な政策 | ジャーナル「インドの改革」達成 | 識字率50%以上、平均SOL15以上 | イベント「倫理的な政策」発生 |
判断名 | 条件 | 効果 | 備考 |
失権の原理 | 平和である 発動から最低2年間経過 藩王国の従属国を持つ | イベント | ランダムに選ばれた藩王国の州3つの内1つを併合(悪名の増加あり) |
イベント名 | 発生条件 | 選択肢 | 内容 | 備考 |
禁じられたグリース | 彼らが暴挙に出ないよう、すぐに修正せねばならない。 | 5年間軍需品の経費+33% | ||
どうせ兵士にはバレはしない。 | ヒンドゥー教・スンナ派・シーア派の兵士POPの急進派+10% | |||
改宗の疑惑 | それは真実からは程遠い。 | 特定の州の改宗-100% 特定の州のキリスト教以外のPOPの急進派+10% | ||
彼らが自らの信仰を広めるためにそこにいるならば、そうすればいいだろう。 | ||||
反乱! | ジャーナル「反乱の回避」期限切れ | 鎮圧せよ! | ||
新ヒンドゥスターン万歳! | ||||
植民地支配の強化 | ジャーナル「植民地支配の強化」達成 | 忠実な諸侯は平和を守ってくれるだろう。 | ||
資本は我々の支配を強固なものにする。 | ||||
インドの改革 | ジャーナル「インドの改革」達成 | 投資家も興味を示し始めている。 | ||
地元の労働力をもっと活用すべきだ。 | ||||
倫理的な政策 | ジャーナル「インドの改革」達成 | 彼らにキリスト教の価値を教えねばならない。 | ||
ここはチャンスに満ちた土地だ。 | ||||
我々は慈悲深いだろう? | ||||
イギリスによる支配の終焉? | イギリスとの外交戦によって独立 | インドは王子たちの間で分割される。 | 全ての従属国が独立 自国がベンガルに変化 | |
これはインド国家の誕生だ。 | 自国がインド帝国に変化 | 汎民族主義が研究済みの場合のみ選択可能 | ||
イギリスの統治は何としてでも維持しなければならない。 | 急進派POP+20% |
イングランド文化の国であるため、国家形成でイングランド、イギリス、南アフリカを形成可能。
またイベント「イギリスによる支配の終焉?」によってベンガル・インドになることもできる。
それ以外にもやや反則的だがヨーロッパ系文化を持ったインドの作り方にあるような国家形成も可能。
オスマン同様、「反乱の回避」ジャーナルの達成または失敗に向けて近代化を進めることになる。
といってもタンジマートと比べて達成は容易な上、わざと反乱を起こしてジャーナルを失敗させても傀儡化を回避することができる。
後述する革命を起こさせて鎮圧するという方法でもクリア可能。
製法が後進国らしく初期のものに多々なっているが、そもそもイギリス市場に参加している以上引き上げてしまっても構わない。そもそも資材の不足に関しては宗主国や各市場構成国の動向によって大きく変動するため、インド単体の影響力は低い。
課税キャパシティは壊滅的だがそもそも人口が多すぎる上に経済基盤が弱すぎて、行政府を建てると公務員の給料や紙代のほうがかかりインフラまで枯渇する。お隣の人口大国である清と違って世襲制官僚のうえ任命制の官僚すら制定が難しいのでなおさら。
とりあえずオスマンをライバル指定して影響力を稼いでおこう、足りなければオランダやポルトガルあたりが候補となる。
めちゃくちゃをしても基本的に宗主国のイギリスが守ってくれるため、極度に悪名を高める行為でなければ基本的に怒られないため自由度が高い。加えて自治領は外交的制約がほぼない。
ただし暴走しすぎると制裁として宗主国イギリスから奴隷制廃止の戦争を仕掛けられることもあり、それが通ると革命がほぼ確定してしまう。
極めてゲーム的な攻略だが初手で清に仕掛ければイギリスがアヘン戦争代わりに参戦してくれる。
条約港+賠償金を確保してアヘンを売りつけて当面の資金源にできる。国境を守っておいて上陸は全て宗主国に任しておけば勝てる。
外交フェーズでないとイギリスを呼べないのので注意。またイギリスが参戦するまでに戦争目標を一通り要求しておかないと参戦後は積み増せないのでこれも注意が必要。
イギリスが関心をつけている地域を逐一監視し、事あるごとに宗主国の威を借りるプレイも検討できる。
ジャーナルを進めるとアジア諸国を従属国にすることになる。
自治領以下にすることで上納金が得られるが、徴税能力のわりに人口&GDPが高い国は上納金の支払いができずに常に破産し続けてしまうことがある。そういう国の場合は、しばらくは保護国どまりにしておかないと反乱多発により外交プレイに影響が出てしまう。
【以下1.5環境】
「産業禁止」に関しては「農本主義」が地主含め支持者ばかりでデメリットなしに改正可能であり、ひとまずは変更するのも一つの手ではある。
ただし「産業禁止」には生活水準の最低予想値を引き下げる効果がある。差別対象だらけで生活水準の改善が見込めないインドにとってこの効果は大きく、無闇に変更するわけにもいかない。
また農業生産+10%が消える影響もバカにできない。変更する場合は資格問題にどう対処するか考えるべし。
産業禁止は貴族の投資プール出資額を加算で+25%上乗せする。その結果10%→35%と3.5倍の出資となるため、投資プールを活用する場合は産業禁止のままのほうが望ましい。
急進派の上昇や社会不安ペナルティを抑制するために制度を利用したいところだが、人口による行政力消費が激しすぎるのが問題。
そもそも開始時点で行政力が-1400、浪費税額も-44%と酷い有様である。制度1個につき初期で1200ほど必要になるうえに、人口大国の宿命だが、人口の自然増が激しすぎて必要行政力は年々大幅に増加していく。
社会不安を抑えるために法執行機関を確保したいがデメリットも大きい。序盤に制定できるのは地方警察か専門的な警察機構だが、一長一短である。
「地方警察」は、行政力コスパは良いものの地主が強化されてしまい、レベル3がMAXのため社会不安ペナルティが-60%までしかできない。最大レベルには行政力が最低4000程度必要となる。
「専門的な警察機構」は、行政力コスパが悪くレベル4にしても地方警察のレベル3と同等でしかない。レベル5までできると有用だが行政力との相談となる。最大レベルには行政力が最低6000程度必要となる。
社会保障をばらまくことで急進派を減らせるものの、こちらもデメリットが大きい。
福祉支給が+20%程度では急進派の発生を防ぐことができないため、最低+60%(レベル3)は欲しいところ。
序盤は布告の+50%とセットで利用し、福祉支給が+70%程度確保できると急進派の増加を防ぐことができるが、権力も必要となってしまう。
また福祉支給+20毎に初期なら10K程度、後半では40K程度の予算が必要となってくるため財政的にも圧迫されてしまう。
【以下1.5環境】
差別=低賃金=低識字率=低資格のインド系住民に対して、資格取得向上のためには識字率を上げる必要がある。しかし識字率が上がると生活水準の期待値が上昇してしまい、急進派の大量発生につながってしまう。
被差別POPへの資格取得をいかにさせるのかが東インドプレイでの肝要となる。
技師(識字率20%~)は難しいにしても、せめて機械工くらいは確保できないと、せっかく建てた施設が満足に活かせない。
技師は重工業に必須だが、序盤のインドは産業禁止により重工業が建設できないのでしばらくは問題ない。
士官は受容文化または兵士POPしか資格を取得できない。また農奴制の場合受容文化でも百姓は士官になれず、農民召集兵の場合貴族以外のPOPは資格取得が大幅に低下する。
かなり制限が厳しいので、識字率を伸ばしていかないと兵力の確保も満足に行えず、常に定数割れを起こし続ける。
最低限の鉄道が研究済みなのはありがたい。それ以外の2世代技術は終わってないため、社会なら中央公文書図書館や近代下水道が生産ならベッセマー法や水管ボイラーが有力だろう。といっても識字率が低く学校制定も当面先、加えてほぼ差別POPで構成されていることを考えると中盤まで技術は伝播が主体になる。
識字率由来の最低生活水準を上昇させる社会技術(2の平等主義、労働運動、3の社会主義、4の政治的扇動、5の大衆宣伝)は取得に注意。
最低賃金の割り込みにより急進派が非常に多く発生、その結果社会不安が激増し建築すら満足にできなくなってしまう。
平等主義を研究しても知識人は居ない上に奴隷制や農奴制改正が間に合うことは少ないので、後回しで構わない。
【以下は1.5環境】
自治領であるため、政府収入の25%を上納金としてイギリスに支払っている。
東インドは人口大国で課税キャパシティに問題を抱えているため、GDP比で増えていく鋳貨収入の影響が多大である。鋳貨上限となるGDP200Mまではイギリスへの上納金も純増していくため、そのまま放置していると経済の足かせとなっていく。
この東インドの上納金がAIイギリスの強さの秘訣ともいえる。
他のアジア圏にも同様の人口お化け国家は多数いるが上納金が必要な国は東インドのみであり、不名誉なオンリーワンの地位にいることとなる。
また、自治領は宗主国の外交プレイに強制的に巻き込まれるため外交自由度が低く、宗主国に対して逆懐柔ができないなど、何一ついいことがない。
早期に自治権の拡張にて保護国となり、上納金の削減をしたいところ。
他の藩王国が残っている状態で独立してベンガル化すると領地爆散してしまうため、いったんは保護国を目指すほうが良い。
ゲーム開始直後においても、自治権の拡張&セイロン島の征服することで自治権の拡張は可能。
初期兵力の非正規軍のアップグレードは必須。セイロン島で防衛線を行いながら初期に存在している海軍1個で上陸作戦し、正面戦力を無効化する。セイロン島占領後はイギリスの上陸戦が発生するため、防衛部隊に戦力を統合し準備しておく。兵力の分散が行われないように、1部隊にまとめておくとよい。
自治権の拡張の外交戦は従属国側の首都地域で行われるが、フランスの介入があった場合はリセット推奨。上陸戦の仕様的に介入されても勝てる可能性はあるものの、開始直後なのでリセットしてしまったほうが良い。
保護国達成後は普通にプレイするのと変わらない。
ただしイギリスへの逆懐柔で融資を多用し続けると、イギリスが破産してしまい航路アクセスが低下し続けていってしまう。これは東インドのGDPが大きすぎて、GDP比で計算される融資の金額が膨大になってしまうのが原因。
史実における藩王国はインドの傀儡国という扱いになっている。藩王国自体の説明は省くが、説明文中に藩王国という単語が登場した場合はゲーム開始時に多数保有している属国たちのことと読み替えて欲しい。
最終的には全部統合することが目的になる。統合方法は基本的に2種類あり、ディシジョン「失権の原理」から併合するか他の国と同じように外交戦で併合するかの2択である。
植民地支配の強化と平行もしくは終了後進めることになる。藩王国の併合が完了するまでは悪名的に外征が厳しくなってくる。対非承認国であれば問題ないが農民召集兵を改善していても、被差別POPは士官になることができない都合上、軍の優位性が時代とともに薄れていく。
ジャーナル「反乱の回避」を達成することで、セポイ反乱の発生を防ぐことができる。達成条件は以下のジャーナル「植民地支配の強化」「インドの改革」の達成である。
この2つのジャーナルは独立してイベント「イギリスによる支配の終焉?」が発生すると無効化される。そのため「反乱の回避」達成前に独立した場合、このジャーナルは確定で時間切れまたは失敗することになる。
真っ当に反乱の回避ジャーナルを終わらせるにはコレが必須。邪道な攻略法でも貴重な実業家を強化する選択肢となるうえ、単純に侵攻価値の非常に高い地域であるためオススメ。
ヒマヤラ3カ国、シク王国、ビルマ、カラート、シンド、マクランの地域を併合か傀儡、自治領化で達成。全部非承認国だが全併合すると悪名がとんでもないことになり、ポンディシェリを擁するフランスが介入してきたり、宗主国イギリスが傀儡化のお仕置きをしてきたりする。
ヒマラヤ3カ国とシンドは格下の上併合しても悪名的に問題ないし、当然戦争になれば圧倒できる。
特筆するべきはシク王国とビルマ、カラートとマクランだろう。最後の2国の注意点は同じなのでまとめる。
ちなみに初手で清に仕掛けている場合でも、戦争主導国がイギリスに鳴った瞬間外交プレイが可能なので無駄に過ごさないように。
イギリスに恩義を使ってしまっていると藩王国を外交から併合する事はできず、なくなるまではジャーナルからしか併合できなくなる。
外交と並行して行う内政。
達成には以下が必要である。
重商主義は初期の法律を維持すればよくGDPも1.5倍には伸ばせるが、問題は「農奴制」「奴隷制」「土地ベース課税」の3つの法改正である。
初期は地主が大勢力で、それに続く勢力は軍部となっている。農村民ですらほぼ非主流派ギリギリでイベント次第では転落する。
知識人は実業家以下の勢力というなかなかに類を見ない状況。国教がプロテスタントなのに国民の殆どはヒンドゥー教徒で時点がイスラム教となっているため後進国で使える聖職者すら皆無。同じ理由で小ブルジョワは文字通り0*2となっている。
加えて地主リーダーは支配者を兼任しているため追放すらできないという状況。イベントや個人体力の減るスキルで死亡することも考えられるが後任はランダムなので悪化する可能性するらある。
主要文化イングランドの唯一と言っていい強みである、英語圏の扇動者は差別されないため迎え入れることができる。それによって発生する政治運動を利用して改革するのも良い。
職業軍人や任命制官僚の採用は要注意。政治力を持つpopが貴族だらけの東インド会社においては、農民召募兵や世襲制官僚にある「貴族が軍部・知識人を支持する」効果が消え、かえって地主を強化しかねない。
農村民はゲーム開始時に有用なイデオロギーはあまりなく、方針によっては権威主義者が有用な程度。むしろ奴隷所有者が登場する場合がありそうなるとむしろ邪魔な存在になる。
軍部もだが王党派が出現することがあるだが、特許会社は君主制の制定が不可能となっている。それだけなら問題無いのだが制定が不可能なのに君主制制定の政治運動が発生する場合があり非常に厄介。
ジャーナル「反乱の回避」は達成の報酬がなく、失敗・時間切れ時に反乱イベントが起こるジャーナルであり、ゲーム開始時にのみ追加されるジャーナルのため一度無効化されると復活することはない。
そのため極めてゲーム的な攻略法であるが、ジャーナル自体を無効化させるのが最も簡単な対処法である。
ジャーナル「反乱の回避」の無効化条件はデリー州地域の領有が不完全であることである。したがってデリーを適当な従属国に渡すだけで簡単に無効化できる。
従属国は20%程度の確率で戦争なしで併合を受諾するので、デリー譲渡直後にその従属国を併合すれば経済的ダメージもほぼない。
ただしデリーを一度手放すため、未編入州になってしまうことに注意。
ジャーナル「反乱の回避」が時間切れまたは失敗となった場合、イベント「反乱!」が発生する。
このイベントによりデリーとアワドが「ヒンドゥスターン」という国となり反乱独立される。
イベントが発生すると以下の選択肢によりプレイ国の選択が可能となる。
この反乱イベントは、通常の反乱とは違い猶予期間もなく即戦闘開始となる。
その為、普段は反乱に介入してくるイギリスなどの介入は行われない。
(東インド会社の傀儡国は自動参戦により東インド会社側で参戦する)
それぞれの戦争目標として以下の征服が設定されている。
東インド会社 | ヒンドゥスターン |
デリー | ビハール |
アワド | 北ベンガル |
パンジャーブ | |
中央インド |
東インド会社側は実質的には「ヒンドゥスターンの併合」なのだが、なぜか2目標設定されている。
また東インド会社側に悪名35が自動的に付与される。
この戦争目標は恐らく固定で、藩王国などを事前に併合しても変化しない。
(フランス条約港以外をすべて併合した状態でも同じだった)
普段頼りにしているイギリスが介入できないが、各藩王国は自動参戦してくれている。
普通にプレイしている限りは楽勝で勝てるはず。
ただし、勝ったとしても「企業の終わり」イベントが発生し、東インド会社は消滅。
代わりに「イギリス領インド帝国」として、イギリスの傀儡として再出発となる。
その際、自動的に「任命制の官僚」に法律が変化する。
(確認していないが、イギリス領インド帝国として設定されている法律に全部変更されると思われる)
自身の傀儡化もさることながら、各藩王国も直接イギリスの傀儡となるため、プレイヤー的には選ぶ理由はほとんどない。
こちらの選択肢を選ぶのであれば、反乱の回避ジャーナルを達成して東インド会社のままプレイした方が選択肢など多く有用。
またイギリスと独立戦争してインド化するつもりなら、「失権の原理」を藩王国がいなくなるまで使い切り、シク王国やシンドを併合し、汎民族主義を研究する必要がある。それでも、統一インドプレイならこれがもっとも手っ取り早い。
反乱側でのプレイ。
所持ステートが2つしかないため、兵力の上限が意外にキツイ。
単純に勝つだけなら、反乱イベント直前に以下のことをすれば勝てる。プレチこの上ないが・・・。
こうすると相手側の兵力がほぼなくなるのと、徴兵部隊が出てきても製法変更デバフで一方的に殴り勝てる。
ただし、勝って独立できても内陸国というのと、デリー以外はすべて非併合州なので注意。
(反乱前に、シクのパンジャブ奪っておけば、シンド併合で港をゲットできるので準備しておくと良さそう)
また、実は一切戦闘を行わずにヒンドゥスターンを勝利に導くことができる。
反乱発生時に東インド会社でプレイするかヒンドゥスターンでプレイするかのイベントが発生するが、これは90日ほど選択を遅らせることができる。
そのため選択肢を選ばずに東インド側でプレイし、開戦したら即降伏。その後ヒンドゥスターンでプレイする選択肢を選べば、面倒な準備なしにヒンドゥスターンプレイが可能となる。
ちなみに、東インド会社で発生した負債はすべて帳消しとなるため反乱イベントの数年前から全力開発して、破産間際にしておくとお得。
v1.2.7では東インド会社で発生した負債はそのままヒンドゥスターンへ引き継がれる仕様になった模様。また破産デバフ中の場合はヒンドゥスターンも破産デバフ状態になる。
【以下は1.5環境】
航路アクセスが低下しすぎてきたらイギリス経済圏も潮時と考え、早急に藩王国の統合を行い独立戦争を仕掛けたい。
注意点として、独立戦争時には東インドに陸路でつながる国は保護国どまりにしておく必要がある。これは上陸戦・防衛線の仕様的に、従属国で上陸戦をされると防ぐことが不可能なためである。
特にビルマはジャーナルの影響で早期に保護国化していると思われるが、自治権の縮小は控えたほうが良い。内陸国や、陸路で直接つながっていない国は気にする必要が無い。
独立さえできればインド系住民が受容化され、膨大な人口による国力を得ることができる。兵士の動員もスムーズに行えるようになるため、世界一の軍事国家となれる。
独立すると発生するイベント。
外交戦による独立でも独立要請の承認による独立でも発生するが、独立からイベント発生まで若干のタイムラグがある。
イベントが発生すると以下の選択肢によりその後のプレイする国が変化する。
ベンガルまたはインドを選んだ場合、インド系住民が受容化される一方デメリットとしてヨーロッパ生まれの扇動者が利用できなくなってしまう。
また政府首班や利益集団リーダー、陸海軍の将軍も全員が死亡扱いとなり、一から構築しなおしとなる。特に将軍はスキル特性などを厳選していたりすると、急に弱体化する引き金となりかねない。
扇動者を利用し、多文化主義を採用できる目途が立っている場合は、東インドのままプレイも一案となる可能性あり。
イギリスの自治領であるため革命が発生した場合は自動的にイギリスと各藩王国が味方になってくれる。そのためほぼ100%革命勢力は妥当可能。この場合反乱ジャーナルは失敗ではなく単に消失という都合の良いことが起きるため、極めてゲーム的な攻略だが革命前提の内政を組むということも考えられる。
これを利用して革命前提の法案を通すことも可能ではあるが、時間経過で地主の政治力が復活してしまうためリスクがある。
加えて初期状態では知識人が非主流派であるため扇動者を使わなければいきなり選挙を通すのも難しい。奴隷制廃止で革命することになるだろう。
いきなり独立戦争を仕掛けてイギリスに奴隷制廃止の目標を建ててもらい即降伏することで奴隷制廃止という方法もある。
イベント「イギリスによる支配の終焉?」の仕様を利用することでボーア文化やスコットランド文化を持ったインドを作ることができる。
この国は初期イングランド文化であるため、イングランドとイギリスと南アフリカを形成することができる。
これは通常の国家形成であるため、形成時に元々どの文化を持っていたかによらず、形成後の国家に設定された文化が新たな主要文化になる。
一方で東インド会社はイベント「イギリスによる支配の終焉?」によりインドまたはベンガルになることもできる。
これは通常の国家形成ではなく、イベントの処理として国タグの変更と主要文化の追加・除去が行われている。この際にイベントの効果として指定された文化*3のみを除去するため、指定されていない文化を持っていてもそれを失うことはない。
このイベントは国タグが東インドであるときにしか発動しないが、国タグの変更と主要文化の追加・除去は選択肢を選んだときに発生する。
以上の2点により、南アフリカまたはイギリスを形成した後にイベントによってインドになることで、インドが本来持つ文化に加えてヨーロッパ系統文化を主要文化に持つ国が出来上がる。
具体的な手順は以下の通り。
南アフリカ以外にもイングランド・イギリスを形成しても同様にできる。
ただしイングランドは主要文化がイングランドのみであり、インド形成後はイングランド文化が削除されるため大して意味がない。
イギリスを形成した場合はインド形成後にイングランド文化が消えてもスコットランド文化が残るので有用だが、イギリスと言う国自体を独立時にゲームから消す必要性があるため現実的ではない。
実績名 | 達成条件 |
罪の告白 | シンド州とパンジャーブ州を所有 |
シンドは圧倒的格下だがパンジャーブを持つシク王国は戦列歩兵100大隊を有しそこそこ強い。
とはいえイギリスを呼び出せば容易に勝てるため実績としてはかなり簡単な部類。
両方とも開戦前に屈して戦争すら起きずに解除できる場合もある。
最新の10件を表示しています。 コメントページを参照