お馴染み朝鮮。
いつの時代も東西の大国に振り回されてきた悲劇の国家でありこの時代でも征服されるのだがゲームでは果たして……?
優良な地下資源と多数の人口を持ちポテンシャルはあるが清の属国なのが大きな問題。
今作においては日本からの影響はあまりなく、どちらかと言えば清に対しての立ち回りが重要となる。
約2000年間一貫して中華王朝の強い影響下にあり、その王朝の衰退に応じて朝鮮も振り回されてきた。
1392年に明と元の間で揺れ動く中、高麗の有力武官の李成桂がクーデターを決行し李氏朝鮮が成立する。
跡継ぎで揉めたり、対馬に攻め込んで敗北したり、北の女真族と争ったり、豊臣秀吉に侵略されたり、明が衰退したりと
その歴史は全く安泰なものではなかったがどうにか国家を維持することができた。
しかし国家内部は安藤金氏の専横や有力貴族集団の両班の腐敗が進み、さらには西洋列強の進出が見えてくる...
というのが開始時の状況。
史実ではこの後日本や清同様西洋列強の進出を受け、実権を握った摂政である興宣大院君は安藤金氏を弾圧し強硬な鎖国&攘夷政策を取り、
軍隊を送ってきたフランスとアメリカの撃退に成功する。
しかし内部での政争が悪化し大院君は追放され開国、日本に接近するようになるも開国派と守旧派の対立が続き、国内は混乱、清と日本の影響力が強まっていく。
1894年には朝鮮を巡り日清戦争が勃発、李氏朝鮮は清の宗主権下から抜け出して2000年ぶりに(形式上)独立、大韓帝国となるが日露戦争後は日本の強い影響下に入り後に併合された。
1945年の日本敗戦によりようやく独立を回復するが、今度は戦勝国のソ連とアメリカによって分割統治され独立し現在に至っている。
国家元首名 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 相続人 |
ホワン・イ | 両班 | 伝統主義者 | 無口 | ビョン・イ |
国王は李氏朝鮮第24代国王の憲宗(けんそう)。
李氏朝鮮最後の国王にして大韓帝国初代皇帝である高宗の父、興宣大院君は憲宗の父である孝明世子のはとこである。
即位直後のため8歳と非常に若いがゲーム的なデバフは司令官に任命できないぐらいで特に問題は無い。
史実では23歳と早逝したが本作では再現されておらず、他の人物と同程度に長生きする。
相続人は第25代国王の哲宗(てつそう)。こちらも33歳と比較的若年で崩御したがゲーム中ではやはり長生きする。
利益団体名 | 影響力 | 代表名 | 代表イデオロギー | 代表特性 | 備考 |
両班(地主) | 45.0% | サンワン イ | 伝統主義者 | 几帳面 エキスパート辣腕政治家 | |
儒教学者(聖職者) | 18.0% | ランダム | イデオロギー「敬虔主義」「道徳主義」を持たず、「儒教主義」を持つ。 | ||
農村民 | 12.3% | ランダム | |||
武装勢力 | 10.5% | インヨン ヨー | 伝統主義者 | ランダム | |
インテリゲンチャ | 7.4% | ヘーシャンリン | 穏健派 | 経験豊富な辣腕政治家 残虐 | |
小ブルジョワ | 5.3 | サンオク イム | 改革主義者 | カリスマ的 空想的 辣腕政治家 | |
実業家 | 0.9% | ランダム | |||
労働組合 | 0.3% | ランダム |
州名 | 主要都市 | インフラ (使用/上限) | 建設済の施設(施設名+初期レベル) | 建設可能な資源・農業施設(施設名+最大レベル) | 小作農 | 失業者 | 州補正名(内容) |
京畿(首都) | ソウル | 17/55 | 行政府2, ガラス工房3, 漁港2, 稲畑8, タバコ農園3, 兵舎10, 徴兵センター13, 港6, 建設セクター1 | 鉄鉱山30, 鉛鉱山27, 漁港8, 伐採所14, 未使用耕作地212 | 582k | ごく僅か | |
嶺南 | 大邸 | 10/60 | 行政府1, ガラス工房1, 造船所1, 稲畑1, タバコ農園2, 兵舎3, 徴兵センター17, 港1 | 石炭鉱山10, 漁港7, 伐採所7, 捕鯨基地2, 未使用耕作地179 | 808k | ごく僅か | |
ヤンホ*1 | 全州 | 8/55 | 行政府2, ガラス工房1, 漁港2, 稲畑1, タバコ農園2, 兵舎2, 徴兵センター22 | 石炭鉱山10, 漁港6, 伐採所7, 捕鯨基地2, 未使用耕作地227 | 1.04M | ごく僅か | |
関北 | 咸興 | 8/55 | 行政府2, 稲畑1, 家畜牧場1, タバコ農園2, 兵舎5, 徴兵センター7 | 石炭鉱山36, 鉄鉱山33, 鉛鉱山39, 漁港6, 伐採所11, 未使用耕作地82 | 356k | ごく僅か | |
ヤンセオ*2 | 平壌 | 8/55 | 行政府2, ガラス工房2, 鉄鉱山1, 稲畑2, 家畜牧場2, 兵舎10, 徴兵センター17 | 石炭鉱山60, 鉄鉱山36, 鉛鉱山36, 漁港8, 伐採所15, 未使用耕作地177 | 800k | ごく僅か |
石炭・鉄・鉛の上限が高めでこの3種に関してはまず困らない。
染料・硫黄の自給が出来ないがそれ以外の1次資源は一通り揃っている。
属国のため清市場であり、需要供給の状況はあちらに準ずる。
朝鮮単体で見るとかなり歪な状態で、ガラス工房は複数建っているのに鉛鉱山は無く、飾り細工工房はおろか伐採所すら立っていない。
ガラス工房と造船所以外の工場系もないため必需品の供給も行われていない。
この手の国家には珍しく、科挙制である史実を反映したのか任命制の官僚である。
しかし他は安定の前時代国家であるので、地主を弾圧しながらインテリや実業家を育てる必要がある。
地主と武装勢力が伝統主義者固定のため序盤は「国教」ほぼ固定になるが、この固有地主リーダーは高齢のため比較的早期に死亡し、
なおかつ清と異なりインテリが汎用イデオロギーのため交代後の地主リーダーのイデオロギー次第では十分変更の芽はある。
また初期で移住規制なしが通っているため清に人口が流出する可能性がある。
日本と同程度。西洋列強と比べるに能わない。
清の属国であり関係は友好。それ以外の外交は無いが関心が1つ余っている状態。
兵舎が30、海軍は無し。東アジア共通で軍事研究はさっぱりのため質も低い。
基本的には国力が半分程度になった日本である。
それでも世界9位の人口大国であるため小作農が有り余って地主を強化し、課税キャパは大幅オーバーしている。
更に初期から清の属国であるため、収入が清に吸われてしまっている。
独立しなければ貿易こそできるが永遠に収入を吸い上げられるだけである。
そのためには自力で戦争して独立するか、外国を頼るかの二択である。
とはいえ頼れる外国はロシアくらいであり、しかもそのロシアも良く清と仲良くしてしまうため、味方がいない。
自力で内政を続けるほかない。
幸いなことに、属国は恩義を売ることで宗主国を自分の戦争に介入させることができる。
初期で海軍がない日本は絶好のカモであり、清が倒してくれることを祈って介入させるという手段もある。
ロシアが介入しないことを祈ろう。
清の属国である唯一にして最大のメリットは、清が敵対しないことである。
この世界の日本は永遠に江戸時代であるため、軍備を増強して倒すこと自体は容易。
日本に興味を示す列強はロシアくらいであり、そのロシアも大して強い軍を持たない上戦線が無ければ増援を送れないのでさっさと上陸して倒してしまうことも出来る。
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