オスマン帝国の保護国としてオーストリア・ロシア・オスマンという三つの大国に挟まれる立場にあり、格下の隣国であるワラキアに攻め込もうにも三国の干渉を受けてしまう。
ルーマニア民族は周辺諸州に広がっており、統一には周辺国全てとの戦争が必至。
14世紀に建国されたモルダヴィア公国は15世紀以降長らくオスマン帝国の支配下にあったが、オスマン帝国の衰退とともに同地に侵食したオーストリア・ロシア両国の影響を強く受けることとなった。
18世紀末~19世紀初めにかけてオーストリアにブコビナ地方、ロシアにベッサラビア地方を奪われゲーム開始時の1836年に至っている。
後にクリミア戦争の結果ベッサラビア地方南部は返還され、隣国のワラキアと連合しルーマニア公国を名乗る。
続く露土戦争の結果オスマン帝国からの独立が決まり、バルカン戦争や第一次世界大戦後のオーストリア・ロシアの崩壊を経てトランシルバニア・ベッサラビア・ドブルジャといったルーマニア人居住地域を獲得、最大版図を築いた。
技術面ではオスマン帝国よりも進んでいるが、識字率(19%)や生活水準(8.8)は共に欧州最低の水準であり、法制度も伝統主義・奴隷貿易・農奴制など問題ずくめである。
初期状態ではオスマン帝国の保護国として市場に組み込まれており、上納金を取られることもない。ただし関係が悪化すると傀儡国化を迫られるので関係改善を怠らないようにしよう。
州名 | 主要都市 | 初期インフラ(使用量/上限) | 建設済の施設(施設名+初期レベル) | 建設可能な資源・農業施設(施設名+最大レベル) | 初期小作農数 | 初期未就業者数 | 州補正(補正名称(補正内容)) |
モルダヴィア | イアシ | 4/38 | 伐採所1, 家畜牧場2, 小麦畑1, 兵舎15, 徴兵センター9 | 鉄鉱山22, 伐採所10, 家畜牧場93, 小麦畑93, 綿農場91, 未使用の耕作地91 | 299k | ごく僅か | なし |
有り余る小作農を使って産業開発を進め、インテリや実業家を育成しよう。鉄や木材は自給できるが他の鉱物資源はオスマンか輸入頼みとなる。宗教上の理由で酒類の需要がほとんどないオスマン市場では食品産業は稼ぎづらいことに注意。
石炭や石油を産出するワラキアはなるべく早く確保したいが、開始直後に手を出すと周辺諸国から袋叩きにされてしまう。
周辺大国との友好を保ちつつ、隙を見て攻め込もう。
内陸国であるため国境さえ接していなければ他のどんな大国が参戦してこようが無視できる。
ワラキア(可能であればセルビアも)確保後は周りに大国しかいなくなってしまうため、しばらくは内政に専念して力を蓄えることとなる。
「多文化主義」や「移住規制」などの法案を通すことでオスマン帝国から人口を吸い取れるが、需要も資源も少ないオスマン市場ではいずれ発展に限界が訪れるだろう。
オスマン帝国はしばしば周辺国に食い荒らされ、結果として講話で独立を認められることもあるが、そうでない場合は自力で勝ち取らなければならない。
ロシア・オスマンは共に軍質が低く、単独でも対抗しうる。オーストリアは軍質が比較的高いため苦戦は必至だが、「大規模徴兵」や「職業軍人」といった法案を通して軍量を補えば勝機はある。
周辺三国を同時に敵に回すのは経済的にも厳しく、少なくともどこか一国の経済圏に入っている状態を維持しよう。
オーストリア市場は資源に恵まれているが工業化が進んでおり自国産業が対抗しづらく、ロシア市場は人口が多く移民を呼び込みやすいが資源はあまり出回らない。
ルーマニア文化の三州を確保することでルーマニアを形成可能。モルダビアやドブロジャといった地方は分割されているため、オーストリアもしくはロシアを倒さなければ三州の確保はできない。
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