北の列強ロシア...なのだが、AI任せでは日本や清などの周辺非承認国から「認識の強要」の宣戦事由によるサンドバッグ扱いされる可哀想な国。
しかし初期領土内に大量の木材・石炭・鉄・石油を抱え、足りない資源もゴム以外は中央アジアに転がっている。
もちろん人口にも恵まれておりポテンシャルは列強でも随一。
法律や研究面でかなりの遅れを取っておりスロースターターだが、干渉主義や比例課税といった重要法案を通した時のパワーアップぶりが魅力。
いうなれば承認だけはもらってる非承認大国。
評議会共和制となることで史実通りソビエト連邦に変化する。
ロマノフ朝の専制を守り抜くか、改革を進め立憲帝政ロシアを目指すか、はたまた全ての権力をソビエトに集めるか。
9世紀にルーシ*1を統治していたキエフ大公国が分裂により崩壊し、ルーシの諸公国が誕生する。
その中の一つノヴゴロド公国から1263年に分割相続でできたモスクワ公国が現在のロシアの前身である。
1237年からはルーシにジョチ・ウルス*2が遠征するようになり、
蛮族モンゴル人との激しい戦闘を経て多くの都市が荒廃してしまいルーシの諸公国はジョチ・ウルスの支配下に組み込まれる。
タタールのくびきと呼ばれたこの体制の中、1360年代には諸公国を征服してモスクワ大公国が成立する。
ビザンツ帝国滅亡後は正教会の守護者としての立ち位置を強め、モスクワ大公『大帝』イヴァン3世はゾイ・パレオロギナ*3と結婚し、
1480年にはウグラ河畔の対峙にてジョチ・ウルスのハンであるアフマド・ハンを追い返しタタールからの完全な独立を達成する。
1547年には『雷帝』イヴァン4世がツァーリ*4として戴冠しロシア・ツァーリ国が成立、宮廷内のモンゴル諸国を征服する。
イヴァン4世は官僚国家を形成するために大貴族を次々粛清したVIC3プレイヤーの理想を体現する君主であり、一定の効果は見せるものの恐怖政治によって逃散する農民を土地に縛り付けたため農奴制が定着してしまい、
大貴族の専横を止めることは出来なかった。
1682年に『大帝』ピョートル1世が即位、ようやく工業化が進みだし軍事力の強化も進み、近代化に走る。
サンクトペテルブルクが建設され、教会と貴族の弾圧も進みそれまで自称だったツァーリは他国からもロシア皇帝として認められる。
ロシア帝国が成立したことで列強の一員になることは出来たが、
徴兵のために農奴制はむしろ強化され西欧のような完全な近代化はなされなかった。
ピョートル大帝の死後はしばらく短命な皇帝が続き、1741年に娘であるエリザヴェータが即位する。
プロイセンのフリードリヒ2世を嫌っていたエリザヴェータは度々プロイセンと戦争し、
七年戦争ではフランス・オーストリアと共にプロイセンとイギリスを敗北一歩手前まで追い詰めるも死去、
後を継いだエリザヴェータの甥で溺愛していたピョートル3世がフリードリヒ2世の信者であったため戦争から撤退したことでプロイセンが勝利してしまう。
1762年にはピョートル3世がクーデターで排除され妻のエカチェリーナ2世が即位する。
貴族の都合で建てられたため貴族が反対する改革は出来ない上にロシア人でない*5皇帝への反感は多かったが、
それでも啓蒙専制君主として改革を行いつつ外征を進め、VIC3キャンペーン開始時の国境を大体確定させる。
愛人を大量に作りつつ*6文化的にもロシアを発展させるが、
皇太子パーヴェル1世が元夫のおば(エリザヴェータ)に強引に引き取られて溺愛されていたことで皇太子と確執が生じてしまい、1796年に死去した後即位したパーヴェル1世は反動的な政策をとる。
パーヴェル1世は後に貴族に暗殺され死去、息子アレクサンドル1世が即位し自由主義的な改革を行うが貴族の反対とナポレオン戦争で頓挫、反動的な政策に戻ってしまう。
1825年にはニコライ1世が即位、VIC3のキャンペーンの時代に入る。
列強で唯一の「世襲制の官僚」「農民徴兵」「伝統主義」「農奴制」であり植民地以外の公共施設は皆無。
病人扱いされているオスマンよりは多少マシと言うレベルの遅れっぷりであり、列強はおろか欧州全体で見ても遅れていると言ってよい。
ただ初めから「植民地再定住」が通っている。
なんと「旋盤」が終わっていない。もちろんこれは列強で唯一。
基本的に史実通り南下して港を求めることになる…というわけでもない。ロシアは大量の人口を有し、資源も使いきれないほど有するという立地だけは非常に恵まれた国である。
初期はひたすら内政を続け、資本家の影響力を上げ続ける。その資本家と元から少しいるインテリゲンチャによって地主を消し去るというのが大体の流れである。
ロシアはゲーム開始時点で植民可能な割と珍しい国である。そのため植民先について考えたい。
この国の歴史は大貴族との戦いであり、あまりにも強すぎる貴族を弾圧したい。
各国戦略/法律・利益団体も参照。
ロシア国内で供給できない資源には硫黄と染料があり、これらは侵略で勝ち取る必要がある。
植民をさっさと進めれば、北海道に橋頭保を確保することができるため、日本への侵略は容易。
しかも序盤であれば軍質も西欧比でカスである自国に比してもカスであり、軍量での戦争となっても徴兵動員で何とかなる。
九州や四国を切り取れば大量のイポーニェッツ*8を労働力として動員しつつ染料や綿花、硫黄が供給可能となるので早いところ戦争しておきたい。
上の日本ほどの優先度は無いが、満州を切り取っても良い。
鉄石炭木人口と豊かな資源があり、清の強大化を防ぐためにもどこかで戦争しても良いだろう。
ゲーム最重要戦略資源の一つアヘンであるが、中央アジアで産出する。しかもここには列強がほぼ進出してこないため、切り取り放題。
たまに清が攻めてくることがあるがちゃんと近代化した軍隊があれば対応できるはずだ。
ツァーリとして正教会の守護者になるのであれば、やはり邪教が跋扈しているアナトリアを制圧し帝都コンスタンティノープルを手中に収めたい。
幸いオスマンは瀕死の病人であり、列強の介入さえ何とか出来るのであれば制圧は容易。
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