小国にもさまざまな条件があるが、ここでは1番酷い場合である「内陸、初期1ステート以下、資源なし」という場合のモデル国家について考える。
兵舎を0まで削減し、公務員の賃金を下げる。軍人の賃金はどうせ0なので最大設定で良い。
これで捻出した資金で建設セクターを増設すると、建設能力が5→7となって約1.5倍となる。建設セクターで消費する木は輸入する。
小国は自国で原材料の採掘から高価産品への加工まですべてを行う余力がない。
輸出入を前提としつつ、比較優位にある少数の品に特化しよう。
家畜牧場→衣服工場の流れによる衣服の生産は世界のどの地域においても保証されているので、これが基本的な輸出品目になる。
兎にも角にも小国群のどんぐりの背比べな国力から少しだけマシになる必要がある。
関税同盟・貿易同盟を結ぶわなどもしながら、とにかく自国商品の売りつけ先と原材料の買付先を探す。ここで条約を結ぶ相手との関係は改善されていくので、後の侵攻先にできないことに注意。
この場合は地域大国の靴を舐めることで戦争をふっかけられる危険をなくさなければならない。関係が親密以上で戦争できなくなるので関係改善はしておこう。外交官を追放されたら基本的にリセット推奨だ。
貿易相手を探すのは変わらないが、大抵は地域大国が相手になる。そのためその大国の関税同盟に入りやすいので狙っていくべきだ。
衣類などの技術が不要な物品を輸出し、木、鉄、石炭を輸入し、飾り細工工房、建設セクター、大学などを少しずつ増やしていく。大学は周囲の国よりも研究速度を速める為だ。
段々生活水準が上がってくるので、多文化主義によって関税同盟内の国から人口を抜くことも考えたい。
研究はある程度軍事に偏重する。戦列歩兵、ナポレオン戦争まで終わらせれば軍質は多分勝っている。
また生産研究Ⅰはどれも必須級であり、戦列歩兵を差し置いてでも優先するだけの価値がある。
武器を生産できるなら徴兵軍でもいいが、基本は兵舎を建てて軍隊を増強する。戦争で武器の原料輸入が止まるが、兵舎ならば武器の生産が止まっても初戦のペナルティーをなくせる。
上記の事情から、陸軍法は職業軍人一択。
内政が固まってきたら海岸線を得るため周辺諸国に侵略を始める。この時に地域大国に関係改善をしておくことで敵方につくことを予防できる。
どうせ敵もこちらも軍量が少ないので初めの戦闘が全て。初めの戦闘で勝って戦争目標の一部でも占領したら、後は防衛を指示して敵が和平に応じるまでひたすら粘る。
この場合、遥か遠くの列強軍が来ることができる。こいつらが敵になると敗北は必至なので、あらかじめ関係改善をしておく必要がある。
すると恩義などで揺さぶりをかけることもできるようになるので、更に自国寄りにするのもありだ。参戦国の自治領化は参戦国まで倒せる場合だけにしておかないと、参戦国が折れずに面倒なことになる。
上に挙げた遠い列強の筆頭がイギリスである。イギリスは初期に多くの海軍基地を有し、全世界に関心をつけている。よって、全世界のどの国でも、海岸線さえあればイギリスの関税同盟に入ることができる。
沿岸に出たらアフリカや東南アジアの小国から土地を奪ったり植民したりして資源と人口を確保する。この時の植民で獲得した領土は併合し、本土として扱うことに注意。
その後は本土とアフリカや東南アジアで自力をつけ、1900年に差し掛かる頃にロシアなどの列強に承認を強要すれば列強の仲間入りである
周辺国の中で一番マシな国力を持っているなら、初手戦争が選択肢に入る。
その戦争で沿岸が手に入るならなお良い
初手戦争を行う有力候補筆頭はエチオピア諸侯。エチオピア統一の宣戦事由と中核化の短さにより、戦争で他の諸侯を併合するだけで簡単に国力を強化できる。エチオピア諸侯以外でも、エチオピアは国力の割に軍隊が少ないため美味しい
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