本ページの内容は、ver1.13.4で確認されたものです。
17世紀にはウィーンを脅かしたオスマン帝国だが、ゲーム開始年である1836年までの間に、度重なる敗戦で多くの領土を失った。
史実ではこの後も領土を失い続け、第一次世界大戦に枢軸国として参戦した後、1923年のローザンヌ条約にトルコ共和国が調印したことで消滅した*1。
Vic3では、名実ともに国家の存亡を賭けた100年間を体験することになる。
この時代のオスマン帝国は(よりによってニコライ1世によって)「ヨーロッパの病人」呼ばわりされており、
列強に名を連ねているにもかかわらず、エジプトとの対立をはじめとする自国の問題を自国で解決できない脆弱な体制であった。
もっとも、マフムト2世によるイェニチェリ解体、名宰相ムスタファ・レシャト・パシャの台頭など、帝国の再生を目指す「タンジマート」の萌芽は既に現れている。
一連のジャーナルをクリアし、コンスタンティノープルに近代国家を築くことは決して夢物語ではない。
プレイ目標に関して、固有実績「ヨーロッパの健康な人」はランキング1位を目指すオーソドックスなものだ。
その他、タンジマートの達成でもらえるバルカン方面の請求権で再征服してもいいし、汎テュルク主義を標榜して中央アジアに進出してもいい。固有ではないがイベリア半島をイスラム教にする実績すらある。
国内を安定させることができれば、基本的にどこにでも行けると言っていいだろう。
19世紀初頭に数々の戦乱に巻き込まれたオスマン帝国では、復興に向けた試みが幾度となく講じられてはいたが、この帝国の凋落を防ぐにはまだまだ十分とは言えないだろう。
| ランク | 政府 | 陸軍 | 海軍 | GDP | 人口 | 識字率 | 生活水準 | 国教 | 主要文化 |
| 4(列強) | スルタン国 | 162+0 | 28 | 10.1M | 19.1M | 11.3% | 苦境(6.8) | スンナ派 | トルコ |
列強としては識字率が異常に低い。もっとも、ver1.13ではかなり上げやすくなっている。
| DLC | 国家 | 名前 | 役割 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始 | 出現終了 | 備考 | 出現可能性 |
| TUR | マフムート オスマンオウル | 初期 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| TUR | アブデュルメジト オスマンオウル | 初期 | ||||||||
| TUR | アブデュルアズィズ オスマンオウル | |||||||||
| TUR | ムラド オスマンオウル | |||||||||
| TUR | アブドゥルハミド オスマンオウル | |||||||||
| TUR | レシャド オスマンオウル | |||||||||
| TUR | ヴァヒデディン オスマンオウル |
アブデュルアズィズ以降は後継者としては生成されず、直接支配者として生成される。そのため、手動退位で任意の皇帝を即位させることは不可能である。
また、生没年の都合上、アブデュルアズィズとムラト5世は通常は生成されない。クーデターイベントまで用意されているのに…
マフムト2世は1785年生まれで個人体力40%なので、1839年~1869年に死亡し、アブデュルメジト1世が即位する。
アブデュルメジト1世は1823年生まれで個人体力40%(※)なので、1877年~1907年に死亡し、アブデュルハミト2世が即位する。
アブデュルハミト2世は1842年生まれなので、1902年以降に死亡し、1918年までならメフメト5世(レシャト)、1922年までならメフメト6世(ヴァヒデディン)が即位する。
※アブデュルメジト1世は1858年1月1日以降、スクリプトで毎月20%の確率で結核にかかる
知識人リーダーのメフメト・レシャト・パシャが近代化推進者なのは非常にありがたい。君主が知識人であることも含め、初期伝統主義の国家としては最も変更しやすいと言えるだろう。
| 権力構造 | 経済 | 人権 |
驚きの「制度なし」である。
変更しなければいけないところはかなり多いが、知識人君主の専制政治なので、ある程度のクールダウン期間を設ければ変えられることが多い。
ただ、アブデュルメジト存命中に選挙制度を導入しておかないと、代替わりで辛くなることに留意しよう。
後進国共通事項だが、資格取得に難がある。学校制度を作ったり、農奴制やギルドを廃止したりするのは比較的優先度高め。
ロシアとは初期でライバル同士。プロイセンからは15年弱の軍事支援があるが、態度は慎重であり味方としてはあまり期待できない。
また、ペルシアとも関係が悪い。
イギリスは態度守護、関係+30からのスタートであり、唯一計算できる味方である。
勢力ブロック(君主制帝国)のリーダーであり、従属国のほかジャバル・シャンマルが加入している。
ヨーロッパでは最も遅れたレベルであり、綿繰り機すら研究されていない。
軍事技術については未承認国である南のエジプトよりも遅れている。
編入州30、耕作地合計908と人口に対して広くはないが狭くもないという状況。
1州ごとの耕作地が狭く、最大がコンヤの65とい状況なので10Mクラスの大都市が複数出来るというよりも1M~3Mクラスの州が多くなる傾向。
主な資源は鉄252、石炭227、鉛106、硫黄73、石油160とやや石炭が足らないが自給自足には困らないくらいはある。
アヘンも4州で栽培可能。
工具や鉄は最初からそこそこある上に未開発の鉱山資源もある一方、戦列歩兵の技術があるにも関わらず肝心の武器がどう考えても足りてない。
タンジマートの兼ね合いもあるため、鉄や武器工場の増築は必須だろう。
正規軍162、海軍28。徴兵軍165設定可能と数だけは存在する。
しかしその内実は戦列歩兵の技術は研究済みとはいえ大半が非正規軍の寄せ集めであり、初期で武器工場は2つ大砲工場は1つと軍量に比べて全く足りない。
軍を支える基盤である経済が弱く財政収支の関係上「すべてをアップグレード」を押そうものなら財政破綻一直線であり絶対に厳禁である。
軍隊の給料と装備の維持で財政赤字になってしまいどうにもならなくなってしまう。
まずは軍を養う経済力を強化しよう。
| 企業名 | 施設 | 産業権 | 高級品_商品区分 | 高級品_名称 | 部分所有 | 繁栄ボーナス | 設立条件 | DLC | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ザスタヴァ・オルージエ | 防御+5% 回復率+5% | 州「西セルビア」の | |||||||
| クラニチコ協会 | 家畜牧場処理量+10% 合成繊維プラント処理量+5% | 州「西セルビア」に下記のすべてが存在 ・ ・5以上の | NA | ||||||
| テルザーヌ・イ・ミール | なし | なし | 海軍防御+10% | 州「東トラキア」に | |||||
| オスマン・タバコ公社 | 生産技術伝播+10% | 主要文化がトルコである タバコ農園が5以上存在する州を4つ以上領有している 以下のいずれでもない ・補正「ヨーロッパの病人」 ・非承認国 | |||||||
| アラティーニ工場 | 食品産業処理量+10% 以下の受容値による ・ ・ ・ | 州「マケドニア」に 以下のいずれでもない ・補正「ヨーロッパの病人」 ・非承認国 | |||||||
| オリエント鉄道 | なし | なし | 威信+10% | 州「東トラキア」を完全に領有している 戦略地域「バルカン」に5つ以上の 以下のいずれでもない ・補正「ヨーロッパの病人」 ・非承認国 | |||||
| トルコ石油会社 | なし | なし | 貿易キャパシティ+5 鉄道処理量+5% | 以下のいずれかの州に ・バグダード ・バスラ ・モースル | |||||
| サエディネニ・タバコ工場株式会社 | 取引所処理量+5% | NA |
史実のモノカルチャーを反映してか、あまり工業化に適しているとは言えないラインナップ。そもそも企業チャーターが遠い。
扱える産業数も汎用企業は2つが多いが固有企業なのに1つだけと貧弱の一言。
汎用企業を使うか、特色を生かしていくかは悩ましいところだ。
スエズ運河社をはじめ、多くのプレイで併合することになるであろうエジプトの企業も選択肢に入れよう。
アヘン農園が複数ある事からアヘンで稼ぎたいところであるが高級品を出す汎用農園企業は貴族が部分所有するため地主を強化してしまうので敬遠したい。
そもそもタバコとアヘンは最大手の東インド会社が存在するため稼ぎ頭になりにくいのが悩みどころだ。
なお、西セルビア本社の企業はセルビアに先を越される可能性がある。いわゆる豚戦争である。
紙、工具、爆薬の高級品を持つ企業を列強、大国AIは設立しない傾向があり投資権を確保すれば荒らしまわれる。
ゴムや石油リグを持つ企業もセットで設立して自動車を売りまくろう。
さっさと工業化し、なんとしても忌々しい「ヨーロッパの病人」ジャーナルをクリアしたい。
と書いたが、まず最初にタンジマートと関係のない遺産奴隷制を通す。地主の初期リーダーが穏健派であり、これが奴隷所有者に代わると反対するためだ。
ロシアはエジプト戦に必ず介入してくるが、停戦期間がある場合はその限りではない。
そのため、ゲーム開始直後にモンテネグロに仕掛けておくと、後の展開が楽になる。
イギリスなしでロシアと戦うことになるが、モンテネグロは独立保証でロシアを呼ぶため使える戦略ポイントは25であり、ブルガリアの解放(30)を要求できないため無要求になるのがポイント。
つまり、モンテネグロを全土占領して降伏させれば、仮にアナトリアが全土占領されていようとロシアは手ぶらで帰らざるを得ないのである。
そこで、初期陸軍162をオメル・リュトフィ・パーシャ率いる150部隊と、ハーフィズ・オスマン・パーシャ率いる12部隊に分け、前者でモンテネグロを攻撃、後者をドブロジャ戦線の進捗を遅らせるために防御配置する。
軍人給与と動員オプションは最大化しておこう。特段複雑な操作をすることなく、編入済み領土と対ロシア停戦期間が手に入る。
なお、これをやった場合はオーストリアとの関係を修復しておくこと。
30年以内に6つのジャーナル+1つの追加ジャーナルのうち4つを達成すればよい。
追加のエジプト奪還ジャーナルはたびたび要件が変更されているので、確認してからスタートしよう。
<参考:エジプト奪還ジャーナルの変更履歴>
ver1.7まで エジプトは保護国ではなく、エジプトの領有または保護国化がジャーナル達成条件
ver1.8-1.9 エジプトが保護国となり、シリア奪還時点でエジプト奪還ジャーナルが自動達成され進捗は2つ。エジプトの請求権はもらえない
ver1.10-1.11 シリア奪還時点でエジプトが保護国だとエジプト奪還ジャーナルは無効化され進捗は1つ。エジプトの請求権はもらえない
ver1.12 シリア奪還時点でエジプト奪還ジャーナルが自動達成され進捗は2つ。エジプトの請求権がもらえる
ver1.13 保護国化要件が傀儡化に変更
ver1.13でのおすすめは、シリア奪還、エジプト奪還に加えて、都市化or分離主義の抑圧or陸軍の近代化のうち2つである。
達成した時点で残りのジャーナルは消えてしまうが、ジャーナルで要求されなくともいずれはやらなければいけないことばかりではある。
史実の第二次エジプト・トルコ戦争関連のジャーナルにして本ゲームの時報。1840年1月1日に停戦協定が切れるエジプトからシリア地域を奪還するというもの。
こちらから仕掛けた場合、初回戦争時にヨーロッパ列強との関係を改善するイベントが入り、少なくともイギリスは味方してくれるため、戦争自体は難しくない。
むしろ軍備の増強で破産しないことを強く意識する必要がある。
シリア奪還後にシナイ、上エジプト、中央エジプト、下エジプトの請求権をもらえる。これを取りに行くだけだが、諸外国はシリア奪還戦ほど好意的ではない。
あるいは、シリア奪還戦でついでに自治権縮小を要求してしまってもいい。悪名が増えるが、要求追加期限ぎりぎりであれば既に中立宣言した国の介入は防げる。
市街地が生じるためには都市化100が必要。建設局は資材25で都市化5、行政府は資材100で都市化20であり、これらを組み合わせることで効率的に達成できる。
いずれ使うものなので無駄にはならないが、その建設力を他に回したほうが得られるものが多い可能性があり、判断の分かれるところだろう。
農奴制を廃止して学校を設置してからでなければ識字率は上がり始めない上、
宗教学校レベル2ではおそらく達成できないため、弁証法の研究でレベル3にするか、国教を改正して公共学校にする必要がある。
15年を超える可能性が高く、積極的に狙いに行くものではない。
15年間分離運動が起きないこと。何もしなければ達成できるはず。
要件は陸軍100師団(初期162)かつ、編隊の75%に非正規軍が含まれないこと。それからナポレオン戦争の研究と、兵舎の一般訓練(要幕僚)である。
問題は幕僚の研究で、Tier1(7500)*3+Tier2(10000)*1=32500で、初期研究力(週50)だと12年半かかってしまう(伝播があるので多少は短縮される)。
その研究力を生産・社会研究に回したほうが得られるものが多い可能性があり、判断の分かれるところだろう。
世襲制の官僚と土地ベース課税を改正する必要がある(つまり農奴制と伝統主義も改正する必要がある)。
ひとつひとつはそこまできつくはないが、地主を怒らせる改正を4回しなくてはならないため、運が悪いと15年を超えることがあり、計算しづらい。
タンジマートを完遂した場合はイベントが発生。以下の中から選択する事になる。
・五年間、本拠地内の攻撃、防御+20%。軍事革新+25%
・アッティカ・ペロポネソス・クレタ・西セルビア・南北トランシルヴァニアの請求権獲得。
・五年間、行政力+10%
下の選択肢は論外として、列強に打ち勝てる軍事バフか無期限の請求権を選択する事になるだろう。
ver1.13では1870年代にギリシア・エジプトから東方危機が発生するように調整されているようだ。
ジャーナルの仕様上、一箇所で発生するとシリア他地域に波及するため、完全に攻めに行くか完全に守りに行くかの二択である。
確実なのは該当POPが50%以上の地域を直轄領有しないことだ。ギリシアに関してはキプロスを従属国として作成して東エーゲ海諸島とテッサリアを与えておけば封殺できる。
初期ライバルのロシアは、少なくとも第一次エジプト戦では確実に敵になる。そこではイギリス様に倒してもらうとして、拡張にいちいち絡んでくるのが非常に鬱陶しい。
シリア奪還戦を除き、戦争を始めるのは基本的にイギリスとロシアが戦っているタイミングにしよう。ただし、対象によっては戦争中でも問答無用で絡んでくることもある。
もっとも、ロシアに限らずver1.12の後進国AIは投資プールを回し始めることができないため、こちらが軌道に乗る1860年代に入ると急速に存在感がなくなっていく。
アルジェリアジャーナルでチュニスの請求権を獲得するフランスも仮想敵だが、これだけを理由に敵対するようにはなっていないようで、
イギリスとの同盟や防衛協定の方が嫌がられる傾向にある。
タンジマート完遂時点で、アラビア地域の残り(バーレーン、休戦オマーン、オマーン、マフラ)はイギリス傘下、アルジェリアはフランス領になっているだろう。
ペルシア地域にはロシアが必ず介入するため、アフリカで南進する以外の拡張は、必ず列強と衝突することになる。
特段の目標がないなら、それを避けてエチオピア地域のゴムを取りに行くのが最も合理的と言える。
| 実績名 (英名) | 開始条件 | バージョン | 取得条件 | 難易度*4 | |
| ヨーロッパの健康な人 (The Healthy Man of Europe) | オスマン帝国 | - | オスマン帝国である 国家ランクが1位 | ハード |
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