世界最大の人口を抱える東アジアの帝国。
外満州やモンゴル地域なども含んだ広い範囲を統治しているが、ゲームが進むに連れて列強によってケーキのごとく分割されていく…こともあったが、現Verでは技術相応の成長を見せてなんだかんだでゲーム終了まで形を保っていることも多い。
他国とは文字通り一桁違う人口を擁しプレイヤーが担当した場合の潜在力はすさまじいものがあるが、AI担当の場合は史実通り停滞することが多い。
清末期の停滞と混乱の端緒となったアヘン戦争も本ゲーム中においてはジャーナル化されており、AIだとほぼ間違いなく発生する。プロテスタントが発生すると太平天国の乱も発生する。
乾隆帝の時代に隆盛を極め、約200年にわたり中国を支配してきた清王朝は、世界の人口の3分の1を支配下に置いている。しかし、アヘンの蔓延やヨーロッパ列強の干渉により、これまで保ってきた内政の均衡が脅かされている。中国の未来予想図には一体何が描かれているのだろうか?
大清 | ランク | 12(非承認大国) | |
---|---|---|---|
![]() | 陸軍 | 480 | |
海軍 | 15 | ||
GDP | ![]() | ||
人口 | 365M | ||
種別 | 非承認国家 | ![]() | 15.3% |
ティア | 帝国 | 生活水準 | 苦境(9.3) |
政治体制 | 絶対帝国制 | 国教 | ![]() |
![]() | 100 | 主要文化 | 満州 漢 |
中近世の帝国がそっくりそのまま近代に来てしまった国こと清。
軍備もGDPも人口も立派にあるように見えてそのほとんどは見掛け倒しである。
ただし人口が多いということは工業化さえ成し遂げれば強大な国力が得られるということでもある。
また北京には固有施設として紫禁城が建設されている。これは権力を+50し、元首の利益団体を政府に組み込んでいると正当性が+20される強力な効果を持つ。北京だけは死守しよう。
全世界人口の3割にも達する膨大な人口と州を抱えているが主要文化の満州は北アジア文化で漢は東アジア文化であり漢字文化圏という異なる系統文化を2つも持っている。よってシベリアやベトナムまで受容できまだ潜在能力のある国家となっている。
現Verの仕様変更によりインフラ・財政にはかなりの余裕がある。反面初期状態から大量の失業者を抱えた状態でスタートし、土地ベース課税も弱体化。他の国では嬉しい政府施設の人員削減はむしろ若干マイナスと、他の国とは全く違う戦略を求められる大味な国家。
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
ダオグアング・アイシン・ギオロ | 士大夫 | 伝統主義者 | 懐疑的 |
皇帝は第8代道光帝。しかし本来の本名は旻寧である。
後の洋務運動に大きな役割を果たす恭忠親王奕訢は息子。
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 備考 |
愛新覚羅奕詝 | 士大夫 | 伝統主義者 | 傲慢 |
相続人は愛新覚羅奕詝、第9代咸豊帝。君主制でない状態になると扇動者になることも。
利益団体名 | 影響力 | 代表名 | 代表イデオロギー | 代表特性 | 備考 |
士大夫(地主) | 44.8% | アイシン・ギオロキイング | 伝統主義者 | reckless expensive_tastes basic_diplomat | イデオロギー「パターナリズム」を持たず、「スカラー・ジェントリ」を持つ。陸軍司令官を兼ねる。 |
儒教学者(聖職者) | 18.4% | ファンユピアン | 王政主義者 | persistent pious | イデオロギー「敬虔主義」「道徳主義」を持たず、「儒教主義」を持つ。 |
農村民 | 10.9% | ツァンレクシング | 伝統主義者 | ambitious firebrand bandit | |
軍部 | 9.9% | ランダム | |||
官僚階級(知識人) | 9.3% | ヘーシャンリン | 穏健派 | meticulous | イデオロギー「反教権主義」を持たない。 |
小ブルジョワ | 5.3% | リンゼクスウ*1 | 伝統主義者 | imperious pious | |
実業家 | 0.8% | ルアンユアン | 穏健派 | meticulous | |
労働組合 | 0.2% | ゴングジスヘン | 伝統主義者 | reckless pious |
士大夫が「パターナリズム」を持たない影響で、経済・貿易に無関心。
官僚階級が「反教権主義」を持たない影響で、宗教・教育に無関心。
軍部のリーダーイデオロギーがランダムなため共和主義者だったりすると政府に組み込むと正当性に支障が出るケースがある。
権力構造 | 経済 | 人権 |
君主制 | 伝統主義 | 検閲 |
専制政治 | 重商主義 | 労働基本権の無保障 |
文化的排斥 | 土地ベース課税 | 児童労働許可 |
良心の自由 | 農奴制 | 法的被後見 |
任命制の官僚 | 植民地なし | 社会保障なし |
農民召集兵 | 警察なし | 国境閉鎖 |
治安維持なし | 学校なし | 奴隷禁止 |
医療制度なし |
制度 | 投資レベル |
なし | なし |
非承認国ではあるが任命制の官僚であり、奴隷禁止であるためオスマンよりはマシな法体系で、むしろロシアなどに近い。
文化、宗教も緩め。
列強に比べると流石に遅れた法律ではあるが、世界的に見ればそこまで悪い方ではない。
法的被後見でこそあるが当面の間労働者人口に困ることはないので問題ない。むしろ序盤はこの莫大な人口へ出生率のボーナスを受けて人口を増やし後半工業化したときに一気に法案を切り替えて労働者へ転換するのが良いため都合が良いぐらいである。
問題はここから変更するのが一苦労であるということ。
1.5以降は国境閉鎖となったため、扇動者戦法のハードルが上がっている。どころか国境閉鎖の解除で起動するデバフジャーナルも追加されており、無闇に国境閉鎖を解けない。
アップデートで救貧法がなくなり制度なし国家になったが、行政力的にはむしろ追い風。
固有生産技術である養蚕があり、ゲーム開始時点で研究済み。養蚕農園のスループット+25%とかなり強力な技術となっている。ただ他の研究状態は周囲のアジア国家レベルであり、機織り機がない状態でのスタートである。
最初から多少工具工房や鉄鉱山があるため優遇されている...のだが、初期の工具工房の数に対して鉄鉱山が足りておらず、工具自体も不足気味で牧場は旧式製法のまま。
建設局も6つあるが、すぐに鉄骨に移行しようにも鉄の生産量自体が少ないせいで製法に耐えられない状況。
しばらくはひたすら工具工房と鉱山、伐採所の開発に明け暮れることになるだろう。
利益団体代表名 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始年 | 出現終了年 | 備考 |
洪秀全 | 神聖主義者 | 扇動者 ジャーナル「太平天国」関連イベントで登場 | ||||
愛新覚羅奕訢 | 地主 | 王党派 | 経験豊富な外交家、浪費家 | 1853 | 1898 | 扇動者 |
孫文 | 知識人or労働組合or小ブルジョア | 共和主義者 | 野心的、頑固、啓蒙的雄弁家 | 1888 | 1924 | 扇動者 |
名前 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始 | 出現終了 | 備考 | 出現可能性 |
シカイ 元*2 | ![]() | ![]() | 野心的 頑固 | 1885.1.1 | 1920.1.1 | 50 | |
国藩 曽 | ![]() | ![]() | 開放地形司令官 敬虔 略奪者 | 1851.1.1 | 1870.1.1 | 50 | |
センゲリンチン ボルジギン | ![]() | ![]() | 防戦一辺倒 経験豊富な砲撃司令官 几帳面 | 1850.1.1 | 1873.1.1 | ![]() モナン州地域の全域を所有している | 50 |
企業名 | 施設 | 産業権 | 高級品_商品区分 | 高級品_名称 | 繁栄ボーナス | 設立条件 | DLC | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | 開平鉱業会社 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | なし | なし | 技術の普及+10% | ![]() ![]() 以下のいずれかの州に ![]() ・北京 ・河北 | |
![]() | 漢陽兵工廠 | ![]() ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() 士気回復+15% | ![]() 州「東湖北」の ![]() | |
![]() | 福州船政局 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | なし | なし | 海軍攻撃+5% 港処理量+10% | ![]() ![]() 州「福建」の ![]() | |
![]() | 景徳鎮窯 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 威信+15% 鉛鉱山処理量+5% | ![]() 州「江西」の ![]() | |
![]() | 江南織物局 | ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() ![]() | 以下のいずれかの州の![]() ![]() ・蘇州 ・浙江 ・南京 | CoC |
![]() | オン・ルン・シェン製茶会社 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() 正当性の高さによる体制派+5% | 戦略地域「華南」に![]() 州の編入/未編入を問わない | CoC |
高級品が作れる強力な企業が並ぶ。
鉛もガラスもゲーム終盤まで枯渇しやすいため景徳鎮窯はかなり有用。
オン・ルン・シェン製茶会社は無限に欲しい行政力と紫禁城で正当性が確保しやすい清に噛み合った繁栄ボーナス付き。
漢陽兵工廠は戦争したいならかなり強力で、江南織物局も序盤から起業できる上に高級品・繁栄度ボーナス・対象施設が無難に強い。
技術の普及が強い開平鉱業会社は設立条件のスチームドンキーの有用性が清では最低クラスで高級品も無いのが苦しい。
それぞれ上にあるものが優先される。
国名の背景はマップカラー。
国旗 | 国名・色 | 条件 | 備考 |
---|---|---|---|
![]() | 中華人民共和国 | ![]() | |
![]() | (大清) | ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 国名は満州が主要文化である場合のみ変化する | |
- | ![]() 満州が主要文化である | ||
![]() | 中華帝国 | ![]() 満州が主要文化でない | 中華帝国の国旗 君主制廃止後のイベントで満州との和解を拒否すると満州が主要文化でなくなる |
![]() | - | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | 1930年の国民党の軍旗 |
![]() | - | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | 1912年の中華民国の国旗 |
![]() | - | ![]() | |
![]() | 中国 | デフォルト |
領土を売ってでも工業化を推し進めたい。GDPは世界最強だが陸軍は悉く貧弱、強化しようにも財政が貧弱である。
幸い人口と資源だけは腐るほどあるので、日本と同じ要領で工業化できる...と思えるが実はそうはいかない。
陸続きなので勘違いしやすいが、初期領有州のうち何州かは未併合。モンゴルやウイグル方面はすぐに併合する土地でもないため、戦略などに応じて対応したい。
諸々の仕様変更により、Ver1.8の大清帝国は税率が一段階下がっている状態ながら大幅黒字からスタートする。
建設局はもちろん、大学も早いうちに立てておきたい。
クラカタウ噴火や太平天国など南部の州は後々荒れてしまう為、基本的に開発は避けたい。
国の規模が非常に大きい為、規模の経済ボーナスをフル活用したい。そのため一部の優秀な州を集中開発するのが基本となる。大量に建設することになる行政府や大学の費用削減にもつながる。
具体的には鉄・石炭が大量にとれる北京、山西、南吉林(南満州)、南黒竜江(北満州)、南部だが初期から大量の紙工場が立っており資源も豊富な四川。この辺りが候補となる。
最初の難関はアヘン戦争である。詳細は省くが史実ではボロ負けしたこともあり、AIはもちろんプレイヤー操作でも何も準備せず戦争になると間違いなく負ける。
敗北するとジャーナル「脆い団結」が進み、中国の崩壊にコマを進めてしまう。
イベント選択肢にイギリスに譲歩する選択肢もあるが、それをやると死亡率+1,生活水準-1のデバフが20年続く上崩壊に一段階動くだけ。よっていっそイギリスに即降伏してしまった方がよい。
税率が開始から一段階低い状態でスタートするが、清の場合アヘン戦争関連のデバフにより急進派が湯水のように沸いて出てくる為、アヘン戦争関連のデバフが終わるまでは税率を上げるべきではない。
イギリスからの一次宣戦事由はほぼ確定で条約港+賠償金となっているため、5年間は万単位の赤字がほぼ確定。無理な内政はせず慎重に建設セクターを増やしていきたい。
初手で戦争するなら東南アジアのシャムかベトナム。初期で持っている陸軍のうち指揮官が付いている軍だけを動かせば序盤の数だけそろったヘナチョコ陸軍でも物量の差で間違いなく勝てるし、列強からの介入も初手なら少ない。ベトナムはイギリスが介入することもあるので、狙うなら要求を出す前にセーブしておくこと。
後述するが後々重要な資源も算出するため美味しい。
それ以上は、鉄が初期で既に不足しているため砲兵も騎兵も作れずアヘン戦争絡みのデバフも残っているはずなのでやめておこう。下手に中央アジア方面を狙うとロシアが喜々として介入してくる。
ロシアと国境を接している関係上軍備ゼロは回避したほうがいいが、イギリスに即降伏してでも軍事を全て後回しにして内政に全振りしよう。
影響力に関してはシク教や東南アジア諸国、日本をライバル指定しておけば稼げる。
v1.75時点では初手シンガポール征服等で英国へ外交プレイを仕掛けて即撤回することで、
アヘン戦争そのものを避けつつ生成される5年の停戦期間でジャーナルを完遂することができる。
ただしV1.8では報復にイギリスから自由貿易を指定される場合があり、こうなると撤回してもジャーナル失敗になる。この方法でやるなら外交プレイを仕掛ける直前でセーブしておこう。
また初手で戦列歩兵を研究すれば約4年ほどで研究が完了するので、4年の間に武器工房を追加で3~4つ用意し、非正規歩兵を200師団ほど戦列歩兵にアップグレードする。
そうすると陸軍戦力投射が3600ほどになる。イギリスの初期陸軍の戦力投射は約3850。AIはどこを敵国にするかについて戦力投射を見ていると思われ、これくらいの差だとアヘンによるデバフを考慮せず「あまり戦力差が無いため勝ちづらい」と見て戦争を仕掛けてこなくなる場合が多い。
アヘン戦争ジャーナルを無理なくクリアできるが、ただでさえ遅れている初動の研究を約4~5年使ってまですることかというのはプレイヤー次第だろう。
アヘン戦争で敗北するか、国境閉鎖を解くと「中国の使命」ジャーナルが起動。
承認国・無神論・孤立主義・国境閉鎖のいずれかを満たしてしまうと、
定期的にイベントが発生しどこからともなくプロテスタントのpopが各州に湧き始める。
そのまま「太平天国」が起動したら、傀儡独立させることで乗り切るしかない。
なるべくプロテスタントのイベントで信徒が増えづらい下側の選択肢を選んでおけば規模が小さく収まるので、物量で殴って制圧することも可能。
初手の建設はお馴染み建設セクター+必要物資が良いだろう。欧米列強と異なり、アヘンを含め大体の資源は自給できるのでひたすら自国に建設すれば良い。優先度は低いがアヘンの赤字が気になるのであれば国内でアヘンを増産して対応も出来る。
上記の通り鉄はあってないも同然の状況なので、しばらくは木造建設で進めることになる。
ちなみにアヘンの執着を外さないと漢民族が酒やタバコを買いにくくなるため、後半製法で困ることになる。
ただし人口が多すぎてほとんどの州で課税キャパシティが-80~90%。つまり稼ぎの8割以上が虚空に消える。
普通に施設を作っていくだけだと赤字まっしぐらなので、支出を抑えるのが大事になる。
現Verだと製紙工房の立っていない州に伐採所が、伐採所の立っていない州に製紙工房が立っており、大量の自給水田による軟材の供給を加味しても現地価格に深刻な影響を与えているので、ある程度建設局が増え鉄などの不足も解決したら、製紙工場と伐採所を全州にばら撒いておきたいところ。
大量の紙を生産するためのメカニカルツール、伝統主義脱却の為のロマン主義が一刻も早く欲しい。
次点での最優先は鉄道。内陸だらけの清において発展の鍵を握る重要技術である。
第一世代の軍事技術は他国からの普及に任せてしまって良い。現実的に第三世代までは伝播による普及がメインとなるため余剰の革新はいくらあっても困らない。弁証法研究後は赤字にならない程度に大学を大量に建設したい。
アヘン戦争項で書いた戦列歩兵を優先するのも選択肢。ロシアに早めに仕掛けるならナポレオン戦争も欲しい。
その後は革新に関わる弁証法、インフラを大量に増やす近代下水道、規模の経済を活用する為の機械化工房、紙のさらなる増産の為の科学的漂泊、企業を早期解放するための企業チャーター・株式会社あたりの優先度が高い。
中央公文書館は以前は必須技術だったが、Ver1.8では雇用数引き下げにより紙の値段と公務員への給料の比率が逆転。その影響で中央公文書館で解禁される「規格化された書類整理システム」はコスパが悪く、書類整理棚のまま大量に建設する方が費用は少なくなっている。
どうせ人口は大量にいるので、そのため現在は研究優先度は落としていい。
最初のアヘン戦争を乗り切れば戦争はやってこない...と思いきや、北のロシアが戦争を仕掛けてくる場合がある。ロシアに清の領土を必要とするジャーナルが存在するのだ。
序盤でも一応勝ち目はあり、北部で遅滞戦闘をしている間に上陸作戦を行えば相手の戦争疲弊を誘える。
しかしながらギリギリ勝ったところで手に入るのは所詮承認程度、向こうの要求も国境の貧乏ステートであることが多く、ロシアを序盤で迎え撃つメリットは薄い。
いずれ勝てる相手なので、勝てる確信が持てないなら素直に要求を呑めばよい。
初動でイギリスにいじめられるからか、フランスの態度が協力的になって手を組んでくれることが多い。
またロシアも初手で関係改善をすれば仲良くなりやすい。そうなれば対イギリスに集中できる。
現Verのイギリスは対外進出に積極的。ジャーナルで請求権がもらえる為東南アジアへの侵略はほぼ必ず行ってくる。
イギリスの対清への悪感情は条約港への欲求に依存している。アヘン戦争を乗り切った場合はいくら関係改善しても交戦国認定が解けることはほとんど無い為、内政に全振りして軍質ノータッチのままだと70~80年代には朝鮮やチベットの征服などを狙ってくることも多い。見せかけでいいので適当なタイミングで初期師団を戦列歩兵にして戦力投射で威嚇するくらいはしておきたい。
しかし条約港さえ渡してしまえば仲良くしやすい。そうなればロシアに集中でき、他の列強と戦う予定があるなら頼りにもしやすい。条約システムの実装により自分から渡せるようになった。
属国回りでは、モンゴルと王(ウイグル)を独立させると官僚制の消費が押さえられてトータルで財政が改善する。
モンゴルもウイグルも併合州とするには物足りない状況で、産出資源も鉱山がそこそこある程度と魅力に乏しいため、属国に任せてもなんら問題ない。
朝鮮は家臣ではなく保護国であるため、アヘン戦争周りが落ち着いたら傀儡国に落としておきたい。同じく、ランファン(蘭芳)も家臣に落としておこう。チベットは最初から家臣。朝鮮以外は一部を除きすぐに併合するほど豊かではないので、影響力が不足してきたら併合すればよい。
多くのプレイヤーに取って絶対変えたい法律No.1となる農奴制。
v1.75時点の農奴制の効果は自給生産(自給水田における商品生産)+3、これを小作農に変更した場合自給生産+4となる。
穀物生産は+3から+2に変更されるが、初動時点では穀物生産が過剰で標準値より20%以上値崩れを起こしており、
小作農変更後でも過度な高値になることは初動レベルではないため、むしろ穀物生産を減らす方が需給は改善する。
また、衣類の需給改善による生活水準改善、軟材の自給生産が増えることで建設局で使用する商品価格が下がることなど
ほぼ良いことばかりなので可能であれば初動から変更していきたい。
地主の機嫌を損なうと税収が極端に減るため、何らかの方法で機嫌を取ってから法律制定を目指したい。
ただし、ここで小作農ではなく入植への変更は可能だとしてもやめた方がよい。
多くの農民が潤ったところで絶望的な課税キャパシティでは回収のしようがなく、所有権が農民に移譲されることで貴族経由の投資プールが単純に半減する。
清の強さは潤沢な投資プールを背景とした民間投資であり、これを損なうことは経済成長の足かせになる可能性がある。
一見すると酷い法律群だが、実はすぐに変えたいものはそんなに多くない。
専制政治は紫禁城と合わせて正当性100を容易く実現させ、政府体制支持者を大量に生み出している。
宗教は良心の自由であるが、そもそも有り余る人口のせいで移民要らずであり、聖職者が強くても何も問題がない。変える場合知識人が宗教へ無関心であるためかなり困難。穏健派を追放してイデオロギーが変わるか、後任が実証主義者か虚無主義者になることを祈るかない。実証主義者は経験論、虚無主義者は写実主義を研究すると軍部か知識人から発生するようになる。
土地ベース課税も山ほどある小作農から効率よく税を取る法律であり、十分な工業化をしないで人頭課税に変えると税収が激減する始末。
最初から任命制の官僚であり、変えたいのは農民召集兵、伝統主義、農奴制の3つだけである。技術研究は中盤まで伝播に頼ることが多いので集会の権利も通しておきたい。最終的には国境閉鎖も変えたいが普通にやるとジャーナルで問題になるのでなれるまでは後回し。
学校は実業家か労働組合しか賛成しないため序盤に通すのは至難の業で、病院に至っては労働組合しか賛成しないため通っても中盤以降。ただし、第三世代技術のコーポラティズムを終わらせると信者が病院と宗教学校に賛成するようになる。
下手に警察や植民地、治安維持の法律を通すと行政力が一気にマイナスに突入するので注意が必要。国の規模がでかすぎるため、必要な行政力も行政力マイナスによるペナルティも大きい。
経済に関しては地主が反発しないため農本主義であればすぐに通すことが可能。それ以外の法を通すには実業家が増えるか扇動者を使わないと難しい。
陸軍に関しては軍部のリーダーが時々共和主義者であることがありその場合改革は難しいので、後任になる将軍か提督を確認しつつ問題なければ追放してしまおう。また軍部に問題なく地主の後任が好戦主義者であればこちらも追放してしまえば改革が用意になる。
農奴制に関しては基本的に農村民を使えば変えられるが地主の強烈な反発にあうため地主の喜ぶ法律を直前に通して即座に切り替えるようにしないと長期間農奴制のままになってしまうので、タイミングには気をつけよう。
また、法改正の方法として政治運動が起こるまで待機しているという方法もある。地主以外政府に参加させないようにすると、アヘン戦争関連のデバフで増えた急進派が政治運動を起こすのでそれを利用してしまうとよい。
先述の通りこの国は莫大な人口と膨大な資源を抱えているが、それを活かせる課税キャパシティと工業力、そしてそれらの基礎となる技術がない。
技術は遅れすぎているおかげで他国から渡ってくるが、課税キャパシティは法律を変えても不足する一方。
十分な建設力を確保したら、行政府は全州に建てていきたい。紙の増産と製法変更を忘れずに。
合わせて大学も建てていこう、清の識字率や学校制定の難しさから考えると上述したように当面の間技術は伝播がメインとなるため余剰革新はいくらあっても困らない。
工業化する上での最大の敵はインフラ。人口の多さによりあっという間にインフラが尽きる。鉄道解禁前は工場や資源施設を建てる際ははじめは沿岸州に多めに建てて港でインフラを稼ごう。
内陸部が多いため、一刻も早く鉄道を研究しインフラ整備できるようにしたい。
あまり移民に依存しない清にあっても重要。
市民権や宗教法律は移住面よりも権力や文化優遇によって得られる体制派と差別で生まれる急進派のバランスで選ぶ事になる。
政治団体の支持の面では清は宗教派閥が多文化を拒否しないため多文化にはしやすい。
各法律における文化・宗教面で受容されるPOPは以下の通りである。
市民権
宗教
基本的に欧州諸国プレイの常識は通じず、圧倒的な人口による成長を目指すことになる。他の国とは異なり、移民と同じぐらい出生率や死亡率を気にすることになる(単純計算で30M住んでいる州で出生率が1%多ければ毎年300k増えるため、移民を超える労働者増が見込める)。
差別を生む法の改正より教育や死亡率、就業率の改善を進めたい。当然官僚制が不足するが徴税キャパを埋めるように行政府を徹底的にびっしり建てていけば問題ないだろう。
建設セクターは赤字にならない限りこちらも無尽蔵に建設していこう。上手く伸ばしていけば万単位の建設力も目指せる。
戦争に関しても徴兵さえすれば武器と国庫が許す限り文字通り無限に動員可能なため、戦死者数など一切気にせず戦って問題ない。
ゴムや石油はもちろん鉄や鉛、木材はゲーム終了時まで不足が進むのである程度確保しておきたい。
序盤はアヘン漬けのロートルポンコツヘナチョコ軍隊であるが、数だけは揃っているため近代化した瞬間あっという間に恐怖の軍隊と化す。
勿論それを出来るだけの財務が必要であり、内政に励み続けて国力を付けるのが良い。
もっとも徴兵軍まで近代化するとさすがにどんな財政でも死んでしまうので、動員軍強化の方針が良いだろう。
ネパールやブータンは格下で近代化途中の軍隊でも一方的に倒せる上に、文化は差別されておらす併合まで時間もかからないので最初の侵攻先としてオススメ。ただし、法律を国教にしてしまうと多くのPOPが差別対象となるので注意。
非承認国である限りはランクが最大で12に固定され、そこらの列強よりよほど強くて国威もあるのにランクが下などという意味不明な状況が続く。
Ver1.7からは非戦承認が可能になった。Ver1.8で条件にテコ入れが入り、非戦承認もかなり現実的になっている。
具体的には戦争目標を除くと、下がる条件が「伝統主義」「農奴制」「異議の禁止」「孤立主義」「識字率20%未満」で下がり、「GDP10位以上」「一人あたりGDP20位以上」「生活水準10位以上」「識字率40%以上」「投票権あり」「条約で列強以上の国に大使館を置いてもらう」で上がるようになっている。
このうち下がる条件の伝統主義、農奴制はそもそもすぐに変えたいかつ早期に変えることが可能、異議の禁止は未制定なので-2.0。GDP10位以上は初期状態で達成しているため、基礎改革が終われば基本的に-1.0となっている。
不平等条約で構わないので適当に関係改善した列強から大使館をもらい、土地所有者投票を通すかもうひとつ大使館をもらえばそれだけで+。あとは待っていれば60~70年代くらいには承認される。
軍備を早期に整える必要がなくなる為こちらを狙ってもいいだろう。
前Verと同じく十分な軍備を揃えたうえで適当な大国に喧嘩を売って大量の要求を通して一気にクリアを狙うのも良い。
夷狄共に中華の偉大さを見せつけるための認識強要戦争ならば、やはり相手はロシアが良いだろう。陸続きで船がいらないのもあって、初期軍隊を戦列歩兵にアップグレードし十分な自走砲兵を用意すれば十分対抗可能。60年代後半辺りから徐々に散兵が配備され始めるので、散兵が配備し終わるまでには仕掛けたい。
その他では、ドイツ統一戦争に合わせてプロイセンやオーストリア、米墨戦争や南北戦争中のアメリカに仕掛けたりするなど柔軟に考えよう。特に内戦に陥った列強があれば絶好の機会となる。
オスマンはNPC操作でもタンジマート失敗することが少なくなったため時々オスマンが大国や列強に留まっていることがあり、その際にロシアに対して州の譲渡の逆懐柔で揺さぶりをかければ引き込めるため運が良ければ容易に承認される。
攻撃が足りなければ一時的に増税して軍事予算を上げよう。
余力があればサハリンの請求権を破棄させたりアラスカに加え北海道を抑えているのであれば奪い取ったりすると良い。
シベリア・ヤクートなどは満州と同じ北アジア文化に属するため、トボリスク以東は5年で併合できるのでそこも狙い目。
既に承認国であれば機能しないがマカオを取り戻すには条約港の獲得で宣戦布告する必要がある。
何度も言われているように人口が最強クラスなので、内政さえ続けていれば最強の国家になってしまうポテンシャルがある。
しかし毎年M単位で増える莫大な人口を支えるだけの資源は無く、どこかで拡張は必要になる場合が多い。
他の大国同様ゴムの供給は出来ず、石油も山西に30程度なので不足する。
Ver1.7辺りからは特に各国の外征が積極的であり、十分な軍事力を保有した時にはもうイギリスやフランス辺りが東南アジアを抑えている場合が多い。
どうしても列強との戦争を回避しにくいため、ゴムや石油の需要が出る前に列強との戦争が必要になりがち。
かなり後半から参加する形になるがアフリカへ植民地を作るのも有用。列強の支配下にまだない地域から植民するか沿岸部の非承認国を戦争で併合してから内陸へ進むことになる。上述した対日対露で北海道やサハリンの請求権を破棄させているならそちらから先に植民地したほうが良い。
ゴムやコーヒー、砂糖など清本国で取れない資源の獲得もあるがそれ自体はアジアでも取れないことはない。清は莫大な人口を処理し切ることは実質不可能なためその労働力を効率よく使うための手段がメインか。
植民地搾取でも構わないが労働者を送りつけることをメインとする場合は植民地再定住が使えるかもしれない。植民地以外の戦争などで奪った未併合州にも補正が有効なため全世界に華僑を送り出そう。
アルゼンチンやチリと戦争する前提なら南米へ植民しても構わないしマラリア予防制定後は太平洋諸島にも植民したい。
キニーネ自体の研究優先度が最下位レベルである上、官僚制は植民地より優先度の高い使い道もあるため植民法制定自体がかなり後回しになることだけは覚えておこう。
実績名 | 達成条件 | |
![]() | 西部保護領 | ![]() フランス・ドイツ・ブリテン諸島・イベリア・イタリアのそれぞれの地域*3に条約港を持つ |
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