イタリア、チェコ、ポーランドなど多くの民族を抱える列強であるオーストリア帝国。
従属国であるハンガリーとの自治権を巡る争い、隣国であるプロイセンとのドイツ統一主導権を巡る争いに直面している。
国内外の”民族問題”にどのような結末をもたらすかはプレイヤー次第だ。
それは完全なる調和なのか、それとも不安に苛まれる停滞か。この時代のオーストリア帝国についての見解は見る人によって異なることだろう。全国的に革命運動が抑圧されてはいるが、この現状がいつまでも続いてゆくことになるのだろうか?
オーストリア | ランク | 6(列強) | |
---|---|---|---|
![]() | 陸軍 | 129 | |
海軍 | 5 | ||
GDP | ![]() | ||
人口 | 20.7M | ||
種別 | 承認国家 | ![]() | 30.4% |
ティア | 帝国 | 生活水準 | 苦境(8.3) |
政治体制 | カイザーライヒ | 国教 | ![]() |
![]() | 主要文化 | 南ドイツ |
ver1.10ではハンガリー、トランシルヴァニア、クロアチア・スラヴォニアが直轄領から従属国に変更された。
ゲーム開始時から「秘密国家会議」の補正が適用されている。当初の効果は以下の通り。
権力-25%、政府内利益団体の許容数+1、制定期間+20%、制定確率-10%
途中イベント「小さなクーデター」で効果が変更され、フェルディナントの退位で解消される。
DLC | 国家 | 名前 | 役割 | 所属団体 | イデオロギー | 特性 | 出現開始 | 出現終了 | 備考 | 出現可能性 |
AUS | フェルディナンド フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | 従順![]() ![]() | 初期 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
AUS | フランツ・ヨーゼフ フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 初期 | ||||
AUS | マクシミリアン フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | |||||
AUS | ルドルフ フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() ![]() | |||||
AUS | カール フォン・ハプスブルク=ロートリンゲン | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
皇帝はフェルディナント1世。ver1.9までと異なり傲慢の特性を持たないため、正当性デバフにより足を引っ張ることはなくなった。
ゲーム開始時から心理的苦痛を持つが、後継者のフランツ・フェルディナントは1830年生まれなので、1848年まで手動退位はできない。
政党 | 利益団体名 | 影響力 | 代表名 | 代表イデオロギー | 代表特性 | 備考 |
![]() | クレメンス・フォン・メッテルニヒ | 権威主義者 | 几帳面、皆伝外交家、経験豊富な辣腕政治家 | イデオロギー追加:オーストリアの覇権主義者 忠実特性: ![]() 幸福特性: ![]() 不幸特性: ![]() |
---|
オーストリアでは地主は「オーストリア貴族階級」となり、利益団体イデオロギー「権威主義」が「階級的」に変更。市民権法「臣民性」を要求する。
小ブルジョアと異なり主要文化との非系統特性共有条件がないため、イタリア人やチェコ人の「オーストリア貴族階級」もおり、Vic3で唯一、自身を差別することを主張している。
他の利益団体は特筆すべきものがないため割愛。
権力構造 | 経済 | 人権 |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
臣民性*1 | ![]() | ![]() |
![]() | 荘園制(農奴制) | ![]() |
王領地の議会(世襲制の官僚) | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ![]() | ![]() |
![]() | ギルド制度 |
制度 | 投資レベル |
![]() | 1 |
![]() | 2 |
![]() | 1 |
州名 | ![]() (使用/上限) | 施設 | 耕作地 | 人口 | 母国文化 | 州補正 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
産業 | 開発 | 資源 (使用/上限) | 農業 | ||||||
ヴェネツィア | 57/83 | 織物工場8 ガラス工房5 製紙工場5 | 兵舎8 海軍基地4 行政府3 港2 取引所1 | 石炭鉱山0/44 硫黄鉱山0/36 漁港4/12 伐採所0/7 | 養蚕農園5 ブドウ園4 小麦畑2 | 70 | 1.85M | 北イタリア | ポー川(インフラ+15) ヴェネタ潟(貿易キャパシティ+20%、海軍基地最大LV+10、造船所生産量+15%、港生産量+10%) |
ブゴヴィナ | 6/14 | 兵舎4 | 伐採所2/7 鉄鉱山0/4 石炭鉱山0/2 | 家畜牧場2 ブドウ園1 小麦畑1 | 100 | 372k | ルーマニア ウクライナ | ||
オーストリア領モンテネグロ | 0/9 | 港2 | 石炭鉱山0/6 伐採所0/2 漁港0/2 | 4 | 22.7k | セルビア アルバニア | テラロッサ(ブドウ園生産量+10%、ワイン補正+10%) | ||
西ガリツィア | 10/63 | 兵舎12 行政府5 | 石炭鉱山0/126 鉄鉱山0/30 伐採所0/15 (石油リグ) | ライ麦畑2 家畜牧場1 | 131 | 2.05M | ポーランド | ||
東ガリツィア | 11/63 | 兵舎21 行政府3 | 石炭鉱山0/92 伐採所0/9 (石油リグ) | 家畜牧場2 小麦畑2 | 145 | 2.44M | ポーランド ウクライナ | ||
ダルマチア | 6/18 | 港1 | 漁港3/13 伐採所0/4 | ブドウ園2 小麦畑1 | 20 | 397k | クロアチア セルビア | クルカ滝(電力補正+15%) テラロッサ(ブドウ園生産量+10%、ワイン補正+10%) | |
トリエステ | 15/38 | 工具工房3 軍用造船所1 造船所1 | 港4 取引所3 海軍基地1 | 石炭鉱山0/44 漁港4/14 伐採所0/5 | 25 | 680k | 北イタリア クロアチア スロベニア | テラロッサ(ブドウ園生産量+10%、ワイン補正+10%) トリエステ湾(海軍基地最大LV+10、造船所生産量+10%、港生産量+20%、軍用造船所生産量+10%) | |
ロンバルディア | 39/78 | 武器工場5 織物工場5 大砲工場2 | 兵舎9 行政府3 建設局3 取引所1 | 鉄鉱山0/27 鉛鉱山0/19 伐採所0/7 (石油リグ) | 小麦畑3 ブドウ園1 | 110 | 2.37M | 北イタリア | ポー川(インフラ+15) |
ベーメン | 72/78 | 食品産業5 ガラス工房3 武器工場2 工具工房2 | 兵舎24 行政府9 取引所2 大学2 建設局2 | 石炭鉱山2/48 鉄鉱山1/45 伐採所3/17 鉛鉱山1/8 金鉱山5/5 | ライ麦畑6 | 195 | 4.15M | 南ドイツ チェコ | エルベ川(インフラ+15) |
メーレン | 23/53 | 織物工場3 食品産業3 | 兵舎21 | 石炭鉱山1/56 伐採所3/14 | 小麦畑2 | 80 | 1.69M | 南ドイツ チェコ | |
シュタイアーマルク | 11/40 | 兵舎3 | 石炭鉱山0/40 鉄鉱山2/24 鉛鉱山2/24 伐採所0/8 | 家畜牧場2 小麦畑1 | 40 | 736k | 南ドイツ | ドラバ川(インフラ+15) | |
チロル | 7/19 | 兵舎4 | 鉄鉱山1/36 伐採所0/9 金鉱山2/2 | 家畜牧場1 | 30 | 559k | 南ドイツ | アルプス山脈(建設効率-15%、インフラ-15%) | |
オーストリア | 56/95 | 家具工房5 製紙工場5 芸術院1 | 兵舎15 行政府10 取引所4 大学2 建設局2 | 石炭鉱山0/44 伐採所0/7 | 小麦畑10 家畜牧場3 | 80 | 2.01M | 南ドイツ | ドナウ川(市場アクセス価格影響+5%、インフラ+20) |
南チロル | 1/17 | 伐採所0/6 | 小麦畑1 | 30 | 491k | 南ドイツ 北イタリア | アルプス山脈(建設効率-15%、インフラ-15%) | ||
カルニオラ | 6/32 | 石炭鉱山0/60 伐採所2/11 | 小麦畑3 家畜牧場1 | 25 | 485k | 南ドイツ スロベニア | ドラバ川(インフラ+15) | ||
エースタライヒシュ・シュレジエン | 7/30 | 兵舎8 行政府1 | 石炭鉱山1/59 鉛鉱山0/27 鉄鉱山1/22 硫黄鉱山0/17 伐採所0/2 | ライ麦畑1 | 24 | 401k | 北ドイツ ポーランド チェコ | オーデル川(インフラ+15) アッパーシレジア田(石炭鉱山生産量+10%) |
オーストラリア領モンテネグロはモンテネグロおよびオスマン帝国、西ガリツィアはクラクフ、エーシュタライヒシュ・シュレジエンはプロイセンとの分割州である。
初期領土ではゴム、アヘン、コーヒー、茶葉、タバコが生産できない。アニリン研究までは染料も生産できない。
大きな市場なので黙っていても貿易優位性が高く、あまり困ることはない。むしろ取引所がすぐ不足するのでたくさん建てよう。
ver1.10では、tier1の全技術に加えて、大気圧機関、メカニカルツール、鉄道、企業チャーター、中央公文書館、平等主義、弁証法の研究が完了している。
条約名 | 相手国 | 拘束 | 内容 |
神聖同盟条約 | ロシア | 14年 | 防衛協定 |
神聖同盟条約 | プロイセン | 14年 | 防衛協定 |
(ランダム) | 両シチリア | 14年 | 独立保証を提供、貿易特権を提供、貿易特権を享受 |
(ランダム) | トスカーナ | 14年 | 独立保証を提供、貿易特権を提供、貿易特権を享受 |
(ランダム) | パルマ | 14年 | 独立保証を提供 |
(ランダム) | モデナ | 14年 | 独立保証を提供 |
(ランダム) | モンテネグロ | 25年 | 穀物18を譲渡、果物4を譲渡、通過権を提供 |
メッテルニヒシステム(イデオロギー連合)の盟主であり、王領であるハンガリー、トランシルヴァニア、クロアチア・スラヴォニア、傀儡国であるクラクフと、両シチリア、トスカーナ、モデナ、パルマが加入している。
原則は創造的な立法府Ⅰと防衛協力Ⅰ。オーストリア視点だと防衛協力はあまり役に立つことがないので、変えてしまってもいいだろう。経済成長重視なら、対外貿易Ⅰ→企業Ⅲなどは安定択である。
プロイセンとの防衛協定は、相手から切られることが多い。多くの場合、ドイツ統一リーダーシップを巡る外交戦に突入するだろう。
関係20未満のイタリア国家があると、北イタリア母国州がリソルジメントジャーナルの対象となり得る。北イタリアPOPが急進化され、25%を超えると独立されてしまう。
初期状態で関係20未満はサルディーニャ=ピエモンテ(+10)だけで、初手で関係改善に着手すれば、あちらが民族主義の研究を終わらせる前に確定で回避できる。
戦列歩兵であり、プロイセンの散兵と比べると見劣りする。そして、自前弾薬で散兵を揃えるためには集約農業、銃用雷管、幕僚の研究が必要で、1840年代に発生する普墺戦争に間に合う保証はない。
プロイセンに勝ってドイツを統一するつもりなら相当軍事に注力する必要がある一方で、そのつもりがなければあまり気にする必要がなく、プレイ方針によって大きく変わってくる。
ジャーナル名 | 発生条件 | 達成条件 | 達成時効果 | 備考 |
ハンガリーの問題 | 初期 | ハンガリーが受容文化である | イベント「二重君主制」発生 | ハンガリーの分離進捗が50%超の場合失敗する 失敗した場合もイベント「二重君主制」が発生するが選べる選択肢が異なる オーストリアでなくなると無効化される |
---|---|---|---|---|
シュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題 | - | デンマークが存在する場合、以下を満たす ・自国がシュレースヴィヒ=ホルシュタイン州を領有している ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州を領有する全ての国は、南北ドイツ文化を主要文化に持ち、デンマークの従属国でない | 補正「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題」(威信+25%)を10年追加 | 他の国に先を越されると失敗する |
ドイツの国民意識 | - | 南北ドイツ文化を持つ国家のうち75%が![]() | イベント「ドイツの国民意識」発生により、ジャーナル「南ドイツ連邦」追加 | |
南ドイツ連邦 | イベント「ドイツの国民意識」 | いずれかの国でジャーナル「シュレースヴィヒ=ホルシュタイン問題」達成済み![]() ドイツの唯一の統一候補国である | イベント「ドイツのリーダーシップ」発生 | |
ドイツ統一 | イベント「ドイツのリーダーシップ」発生済み 国家ランクが ![]() ![]() 従属国でない | ![]() | イベント「ドイツ統一」発生により、ドイツ地域への請求権を得る | ハンガリーが主要文化であると無効化される |
クラクフの蜂起 | ![]() クラクフで革命が発生し、同時に発生するイベント「ポーランド国家への声明」で「直ちにクラクフの支配権を取り戻さなければならない。」を選択した | クラクフが存在しない 西ガリツィア州地域の全域を領有 | イベント「クラクフ大公国」発生 | クラクフが存在せず西ガリツィア州地域の全域を領有していない場合、失敗する |
イベント名 | 発生条件 | 選択肢 | 効果 | 備考 |
二重君主制 | ジャーナル「ハンガリーの問題」達成、または失敗 | オーストリアとハンガリーは統一された。 ※達成時のみ選択可能 | ハンガリーを主要文化に追加![]() ![]() ハンガリー文化POPに体制派を20%追加 | |
---|---|---|---|---|
妥協点を受け入れなければならない。 ※失敗時のみ選択可能 | ハンガリーを主要文化に追加![]() ![]() 南ドイツ文化の貴族POPに急進派を10%追加 補正「オーストリア・ハンガリーの妥協」(威信-100)を20年追加 | |||
オーストリアは永遠にオーストリア人のものだ! ※失敗時のみ選択可能 | ハンガリー文化POPに急進派を20%追加 全てのハンガリー母国州に補正「ハンガリーの妥協案の拒否」(差別による急進派+100%)を10年追加 | |||
ドイツのリーダーシップ | ジャーナル「南ドイツ連邦」達成 | 責任ある政治家は国民的英雄である。 | 全ての政府内利益団体の指導者に補正「ドイツを統べる者」(人気度+50)を10年追加 | イベント発生時に南ドイツ国家の内、自国の支持国と関税同盟参加国を全て併合し編入する それ以外の南ドイツ国家にイベント「オーストリアとの連合」発生 |
世界は我らの偉業を知ることだろう。 | 補正「ドイツを統べる者」(威信+5%、![]() |
企業名 | 施設 | 産業権 | 高級品_商品区分 | 高級品_名称 | 繁栄ボーナス | 設立条件 | DLC | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | シュコダ財閥 | ![]() ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 戦線進行速度+1![]() | ![]() 州「ボヘミア」で以下のいずれかが5以上存在 ・ ![]() ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | ガリシア・カルパティア石油会社 | ![]() | ![]() ![]() | なし | なし | 鉄道処理量+5% 工具工房処理量+10% | 以下のいずれかの州の![]() ・西ガリツィア ・東ガリツィア | |
![]() | オーストリア兵器工場 | ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() | ![]() | 弾薬工場処理量+10% 防御+5% | ![]() 州「オーストリア」の ![]() | |
![]() | ルートヴィヒ・モーザー&サンズガラス工場 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() 芸術院処理量+5% ![]() | 州「ボヘミア」の![]() | CoC |
![]() | トネット兄弟社 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() 政治運動に端を発する ![]() 家具工場処理量+10% | 州「オーストリア」の![]() | CoC |
![]() | G. リコルディ & C. | ![]() | ![]() | なし | なし | 威信+15% 政治運動に端を発する ![]() | 州「ロンバルディア」の![]() | |
![]() | トリエスティーノ技術局 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | なし | なし | 海軍防御+5%![]() | ![]() 州「イストリア(トリエステ)」で以下のいずれかが5以上 ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | マンテロ・セタ | ![]() ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | 威信+5% 合成繊維プラント処理量+10% | 州「ロンバルディア」の![]() | CoC |
ユニーク高級品3種を含む充実したラインナップ。
特に、ボヘミアンクリスタルはPOP需要に加え、鋼鉄フレーム建築物への切り替えで大量に生じる行政需要にも効くため、非常に有用である。
ver1.10で従属国となったハンガリーの企業については、王領併合時点で未編入州であり企業を置けるようになるまで10年かかるため、他国の企業と変わらないと判断して掲載しないこととした。
企業選定の一例を挙げると、
1:汎用紙(+伐採所)
オーストリアに限らず、人口が多く課税キャパシティがはじめから逼迫している国はすべて最初に取得することが推奨される。なかったら財政がきつすぎるので事実上選択肢がないレベル。
2:汎用鉱物(+鉄鉱山)
序盤は鉄鉱山建設で生き、貴重な硫黄をはじめ鉱物の国内生産上限が増えるため終盤まで生きる。
3:シュコダ(+将来的に自動車産業)
研究順序の好みにもよるが、勢力ブロック原則で企業獲得を目指す場合、鉄骨建造物までかなり時間を残した状態で3つ目を取得することになるだろう。
ハンガリーが分かれたことで自動車産業の固有企業は一社のみ。汎用自動車よりは高級品がある分明らかに優秀である。
4:ルートヴィヒ・モーザー&サンズガラス工場(+鉛鉱山)
ガラスの需要が急増する鋼鉄フレーム建築物への切り替えに前後して投資銀行を研究するのがおすすめ。どちらもtier3生産技術なので、それほど離れた時期にはならないはずだ。
5:ガリシア・カルパティア石油会社(+発電所)
燃油需要が急増する自動車産業の開始後に企業統治を研究するのがおすすめ。発動機産業を石炭発電で動かすことで、国内のエネルギーを最大限活用することができる。
もちろん、実績やジャーナルのために家具や美術品の生産を増やしたい場合は対応する企業を使えば良い。
基本的にはそれぞれ上にあるものが優先される。
ハンガリーが主要文化になると、国名・マップカラーは他の条件によらずオーストリア=ハンガリーのものに変化する。
国名の背景はマップカラー。
国旗 | 国名・色 | 条件 | 備考 |
---|---|---|---|
![]() | - | ![]() ハンガリーが主要文化である場合、国名・マップカラーはオーストリア=ハンガリーのものが優先される | |
![]() | - | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 支配者が以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() ハンガリーが主要文化である場合、国名・マップカラーはオーストリア=ハンガリーのものが優先される | 祖国戦線の旗 |
![]() | オーストリア=ハンガリー | ハンガリーが主要文化である | 二重帝国時代(1867年-1918年)の商船旗から国章を除いたもので、実在しない。国家形成できる「ドナウ連邦」と同じ旗である。 |
![]() | - | ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | 国章が入った国旗は共和制時代の1919年-1938年に採用されているが、帝政時代には採用されておらず、初期国旗でありながら実在しない。さらに言えば、この国章は帝政時代のものに近いが、実際には盾部分が三分割されて左からライオン、オーストリア大公国旗、ロートリンゲン紋となっている。 |
![]() | - | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | 1934年-1938年の国旗に近いが、盾がなく、鷲の頭の裏の丸もない。 |
![]() | - | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | 現在の国旗 |
![]() | - | ![]() | |
![]() | オーストリア | 通常 | オーストリア帝国の国旗(1804年-1918年) |
以下はオーストリアがドイツを形成した際にのみ使用できる国旗。
国旗 | 国名・色 | 条件 | 備考 |
---|---|---|---|
![]() | (ドイツ帝国) | ![]() ![]() 国名は国家ランクが ![]() | 1848年ドイツ革命時に短期間存在した「ドイツ帝国」の軍旗。国章の入らないものが国旗である。 |
以下は中央ヨーロッパの国名・国旗。
国旗 | 国名・色 | 条件 | 備考 |
---|---|---|---|
- | 神聖ローマ帝国 | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | 人民共和国連合 | ![]() | |
![]() | 汎ヨーロッパ | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() 支配者が以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | 汎ヨーロッパ技術家主義 | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() ![]() | |
![]() | ヨーロッパ合衆国 | 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() | |
![]() | 中央ヨーロッパ | デフォルト |
ドイツ統一をすると国タグがオーストリアでなくなるため、ハンガリー問題ジャーナルは消えてしまう。
また、ハンガリーを主要文化に持っているとジャーナル「ドイツ統一」が無効化される。
理屈の上ではハンガリー問題を解決した後にドイツ統一することもできるが、そもそも条件となる多文化主義を制定した時点で
ハンガリーが主要文化であろうがなかろうが受容ステータスは最大になる上、ドイツ形成によってハンガリーが主要文化でなくなる。
実質的な意味は、地主がオーストリアの覇権主義者でなくなる=市民権法を緩めた状態での支持値が高くなることくらいである。
それを踏まえて、「多文化主義→ドイツ統一」、「ドイツ統一(→多文化主義)」、「多文化主義のみ」、「多文化主義もドイツ統一もなし」の4つからどれを採るかを選択しよう。
基本通り建築局と伐採所・工具工房・鉄鉱山から立て始めよう。プロイセンと戦うための軍備も整えたいが、まずはそれを支えるための経済力が必要である。
そして終わる頃に大学を建築しておきたい。
ver1.9の目玉である企業だが、なんとオーストリアは企業チャーターの研究が終わっておらず、初期状態で1件も設立することができない。これは列強では他にオスマンだけである。
とはいえ、中央公文書館を取らないと課税キャパシティが厳しいし、メカニカルツールと鉄道を取らないとインフラが厳しい…
そして、散兵を導入し弾薬を自給するには集約農業、銃用雷管、幕僚の研究が必要である。普墺戦争の時期には振れ幅があるため、どうやっても間に合わないケースもある。やることをやった上で祈ろう。
ドイツ統一から降りるのであればやるべきことは明確なので、綿密な計画を立てるべし。
帝国における自治権を求めるハンガリーを表現したジャーナル。
市民権法を多文化主義にすることで達成、ハンガリーの分離進捗が50%超になると失敗になり威信が大幅に低下する。
ジャーナルの達成・失敗によらず、イベントでハンガリーを主要文化に得ることができオーストリア=ハンガリーになれる。
多文化主義の制定には運が絡むため、確実に通す方法は存在しない。そもそもハンガリー民族主義運動は多文化主義を要求していないのである。
(何なら、ハンガリーが主要文化になるとハンガリー人の一部が小ブルジョワとなって国民至上を要求し始めるところまで史実通りである)
ver1.9ではハンガリーに限らず反乱が起きにくくなっており、故意に施設を破壊して失業者を出すような方法を取らないと失敗することも難しい。
基本的には多文化主義を制定できるまで粘ることになるだろう。
二重帝国を目指さず、オーストリアを維持することもできる。ハンガリー文化が主要文化でない場合、ドイツ統一ジャーナルが利用できる。
上記の通り、多文化主義を制定しない限り通常のプレイでは達成にも失敗にもならない。
文化的排斥+完全分離なら母国州の受容ステータスは最大なので差別はほとんど問題にならない。
なお、ドイツ統一をしないのであればゲーム的なメリットはない。国名や国旗をオーストリアのままにしたい場合のロールプレイ向きの選択肢となる。
オーストリアはその国力の高さからドイツ統一の有力候補である。神聖ローマ帝国随一の権門たるハプスブルク家のもとにドイツを統一する、という正統性もある。
統一を達成すると非ドイツ地域を含む、いわゆる中欧帝国になる。史実では異民族を巻き込むとドイツ民族の統一という目的が果たされなくなるということで立ち消えたが、この世界ではハンガリー人やボヘミア人やスロバキア人を抱える統一ドイツが爆誕する。
必ずしもドイツを形成しなければならない訳ではないが、関連イベントの効果は強力であり統一は大きなメリットをもたらす。
基本的にやることはプロイセンと同じ。
プロイセンに比べて初期領土にドイツ形成の必要州が少ないため、プロイセンより積極的に動いて支持国や必要州を集める必要がある。プロイセンを定期的に叩いて国家の開放により小分けにし、列強から落としてオーストリア中心のドイツに賛成してくれる諸侯を増やすとよいだろう。
「国民至上」を変更すると統一に賛成してくれる諸侯がイデオロギーの違いによって減ってしまうので注意。
AIプロイセンはかなり統一に積極的であり、もたもたしているとプロイセン側から戦争を吹っかけられる。そこまで時間的余裕があるわけではないので序盤から対プロイセンを念頭にプレイしよう。
ドイツ統一のためには統一候補が自国のみでなければならない。そのためプロイセンと戦争して「統一リーダーシップ」の戦争目標を通す必要がある。
プロイセンは軍質も軍量も多く、1国では史実の普墺戦争同様相手にならない。そのため諸外国の協力は必須。
とはいえ、フランスは将来の敵でロシアも基本的に中立と協力相手は探すのに苦労する。
戦略が余るなら国家の解放を要求しプロイセンを小分けにしよう。悪名も上がらない。
「統一リーダーシップ」の戦争に勝利すればあとは必要州を自国と支持国で確保するだけである。
ドイツ諸侯は普通に支持を集めればよいのだが、プロイセンはドイツの必要州の内12州を領有するためこれを無視することができず、解体または征服が必要になる。
23州確保できるまで叩いてからプロイセン以外で平和裏に統一しても良いが、「ドイツ統一」を開戦事由に宣戦し勝利すると列強でないドイツ諸侯まで問答無用で併合できる。
ただしドイツ統一戦争にはフランスが敵側で確定参戦するので、準備は十二分にしておこう。
傀儡国であるクラクフで反乱が起きるとジャーナルが発生、鎮圧後に併合することができる。
反乱自体は自然発生に任されており、以前から史実の1846年より大きく遅れて発生するのが常だったが、
ver1.9のゲームバランスでは最後まで発生しないことが多い。
9つの主要文化を持つ覇権国家となり、ナポレオンに奪われた栄光を取り戻す。条件州47のうち35の領有が必要(各種データ/国家形成参照)。
オーストリアは条件州11を初期から領有しており、ドイツ統一が達成されていれば15-23州が加わっているはず。
最後はどうしても征服要求にならざるを得ないので、あらかじめどこをターゲットにするかは決めておこう。
例えば、史実における解体直前の状況を復元するためにワロンとフランドルを取るつもりなら、ロンドン会議には出席しないほうがいいだろう。
なお神聖ローマ帝国は君主制または神権制であるときの国名なので、あくまで神聖ローマ帝国の国号にこだわるなら法律には注意。
また、二重帝国を経由しドイツを形成していなかったとしても、ハンガリーを主要文化に残すことはできない。
2025年第3四半期にはDLCによるコンテンツ追加が約束されているが、現時点ではイベントは用意されていない。
ルーマニアの燃油は魅力だが、オスマンと敵対するとイギリスがついてきやすいため、慎重さが求められる。
トルコ人は多文化主義でしかまともに受容できないことにも注意。
一時期アメリカがやたら絡んできて手を出すと泥沼になっていたが、1.9.8betaでは進出しようと思えば普通に進出できるようになっている。
シチリアの硫黄は魅力的で、ぜひ市場内に入れたい。
開発余地は大きいが、当然ロシアと正面からぶつかることになる。
相手が戦力を集中させられないような工夫が必要。
最終的に必要なものを考えてみよう。
硫黄、砂糖(とアニリン研究前の染料)は国内での生産数が限られるが、貿易により十分に入ってくるので高騰することはなく、別に困らない。
よって必要なものは自動車産業が無限に使うゴムと燃油、POP需要のお茶またはコーヒーということになり、これらが取れる場所を狙っていきたい。
なお、史実ではオーストリアはアフリカやアジアに植民することはなく、
アメリカ南北戦争の時期にフランスを後ろ盾としてメキシコに皇帝を送り込んでいる。
特にイベントなどは用意されていないが、ゴム、燃油、コーヒーが取れるので、ロールプレイ志向なら一考の余地がある。
実績名 | 達成条件 | |
![]() | 歓呼三唱 | ![]() |
---|---|---|
![]() | ハプスブルクの再興 | ![]() シレジア州を領有 以下のいずれか ・ ![]() ・ ![]() |
![]() | 大きなエゴ | ![]() 支配者がイベント「ニヒリズム」で登場したマックス シュティルナーである |
力を合わせて | オーストリアとして、ジャーナル記事「連邦の解決策」を完了し、大オーストリア合衆国を形成する | |
羽根ペンと銃剣 | オーストリアとして、ジャーナル記事「自由な時代における専制政治」を完了する | |
ビーダーマイヤー | オーストリアとして、芸術品と家具の生産量で世界一になる |
ver1.10ではシレジアが分割されたが説明文が変わっていないため、要検証
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