#author("2024-06-22T00:03:22+09:00;2023-12-17T17:53:27+09:00","","")
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[[各国戦略]]

#contents

**概要 [#te3b1fbe]
ルーマニア南部に位置する小国。初期はオスマン帝国の保護国。
北部のモルダヴィアとは初期の人口とGDPで僅かに劣るが、こちらは石炭と鉄の両方を最初から産出しており、資源面で有利。

石油の産出量もモルダヴィアより多い。プレイヤーが入るなら、油井を作れるようになる19世紀後半まで統一しないという択を採ることは考えにくいため、あまり意味はないが……。
ロシアと接さず、セルビアと接しているという違いもあるが、同じ理由で誤差の範囲と言えるだろう。

***ゲーム内のフレーバーテキスト [#a12d514c]
(内容はモルダヴィアと共通)
民族統合と政治的独立を求めるルーマニアと、現状維持を望むロシアとオスマンの利益相反がこの地域の政策を複雑化させている。果たしてルーマニアは自由を勝ち取ることができるのだろうか?

**初期状況 [#g4c482b5]

***州 [#x2b6d8e2]
|州名|初期インフラ(使用量/上限)|建設済の施設(施設名+初期レベル)|建設可能な資源・農業施設(施設名+最大レベル)|総人口|州補正(補正名称(補正内容))|h
|ワラキア|3/50|小麦畑2, 家畜牧場1, 兵舎15, 徴兵センター7|石炭鉱山68, 鉄鉱山21, 伐採所4, 小麦畑71, 家畜牧場70, 綿農園69, 未使用の耕作地69|1.10M|ドナウ川(インフラ+20.0%, 市場アクセス+5%)|

***ルーマニア文化を持つステート [#y9c6f91c]
|領有|州名|農地と資源|総人口|州補正|h
|オスマン帝国|ドブロジャ|伐採所11, 漁港7, 未開拓農地10(小麦/家畜/綿花/タバコ/ワイン)|231K|ドナウ川(インフラ+20.0%, 市場アクセス+5%)|
|ロシア|~|~|21K|~|
|オーストリア|南トランシルヴァニア|鉄鉱山45, 鉛鉱山45, 伐採所17, 未開拓農地50(小麦/家畜/絹/ワイン)|1.04M||
|オーストリア|北トランシルヴァニア|石炭鉱山48, 鉄鉱山63, 伐採所13, 未開拓農地50(小麦/家畜/ワイン)|1.01M||
|オーストリア|モルダヴィア|鉄鉱山30, 伐採所14, 未開拓農地100(小麦/家畜/絹/綿花/ワイン), 石油30|372K||
|モルダヴィア|~|~|1.35M|~|
|ワラキア|ワラキア|石炭鉱山68, 鉄鉱山21, 硫黄鉱山15, 伐採所8, 未開拓農地85(小麦/家畜/絹/綿花/ワイン), 石油60|2.22M|ドナウ川(インフラ+20.0%, 市場アクセス+5%)|
|ロシア|ベッサラビア|伐採所6, 漁港9, 未開拓農地50(小麦/家畜/綿花/ワイン)|988K||
|オーストリア|ベケシュ|伐採所11, 未開拓農地80(小麦/家畜/ワイン)|1.52M|パンノニア平原(農業/牧場生産量+10.0%)|
|オーストリア|バナート|伐採所9, 未開拓農地70(小麦/家畜/ワイン)|1.18M|パンノニア平原(農業/牧場生産量+10.0%)|
ルーマニアを統一すれば、だいたいの資源は領内で手に入ることが分かる。自活できず、代替もできないのは、染料とゴム、アヘン。砂糖もあまり現実的ではないか。
初期Popで「文化的排斥」まで入れて受容できないのはトルコ人くらいだが、オスマン領にはアラブ人やペルシャ人、ロシア領にはシベリアの民族あたりが来る。とはいえ、概ね無視できる範囲に収まるだろう。

**ジャーナル [#nab39acd]
|ジャーナル名|発生条件|達成条件|達成後|補足|h
|公国の統一|民族主義研究完了|すべての主要文化がルーマニアである国は自国の同君連合である&br;ドナウ戦略地域に関心を持つ全列強と友好である||全列強と友好になるとオスマンに統合を要求でき、成功すればルーマニア文化を持つ全国家が同君連合となる|

**基本方針 [#o4d28b6f]
+ワラキア、モルダヴィアの二公国を統一する(ルーマニア国家の形成)
+ルーマニア文化を持つステートをすべて回収する

基本的なプレイスルーでは、以上を目指すことになるだろう。
(2)クリアで、''実績「Deșteaptă-te, Române!(目覚めよ!ルーマニア人)」を達成。''

キャンペーン開始時、ルーマニア文化を持つステートは、上記リストも参照。
ワラキア、モルダヴィア両国が1つずつ、オーストリアがトランシルヴァニア3州と分割州モルダヴィアの4つ、オスマンとロシアが黒海沿岸のドブロジャを分有、ロシアがベッサラビアを領有している。

現実的に採り得る選択肢としては:
-ロシアに寄生してオスマン、オーストリアを殴り、英仏どちらかに乗り換えてロシアを殴る
-英仏どちらかに寄生してオスマン、オーストリア、ロシアを殴る

の2パターンが考えられる。

-「オスマン属国のまま墺露を殴る」には、オスマンが弱すぎるのが厳しい。ヨーロッパの重病人を全力介護したところで、ルーマニア統一のためには結局戦うことになるのもマイナス。
-「オーストリアと組んで露土を殴る」のもいまひとつ。オーストリアの地力は、オスマンよりずっとマシだが、さっさとオーストリアを殴ってトランシルヴァニアのルーマニア人を回収したほうがはるかに得。
-「ルーマニア単独で墺露土を殴る」のは、一種の縛りプレイ。戦争のたびに英仏普あたりと共同戦線を張るのが堅いが、それなら素直に最初からこれら列強の市場内に潜り込むべき。

***初動 [#q722a657]
ジャーナル「公国の統一」を解放するため、初動研究は「民族主義」一直線。

初動外交は、列強との関係改善。「公国の統一」達成条件でもある。
オスマンから独立した後のことも考えると、イギリス、フランス、ロシアのいずれかとは限界まで上げておきたい。

有り余る自給農家を使って産業開発を進め、インテリや実業家を育成しよう。
初期バージョン時代はともかく、建設力を出しにくくなって以降の環境では、これらの余剰労働力を枯らしきるのにも20年ぐらいかかる。
いずれは導入したい税制改革や移民法、女性解放といった、地主が怒るリベラルな法律も、無理して大急ぎで入れる必要はない。
わざと革命を起こさせ、ケツ持ちの大国に反乱軍を引きつぶしてもらうなら、国の規模が小さいうちにやっておくほうが得だが、そこまでするほどのことでもないだろう。
なお、モルダヴィアとの地味ながら明確な相違点として、''地主IGの君主が奴隷制廃止論者''なことが挙げられる。ただただ有害な農奴制や奴隷制を消し飛ばすのに役に立つ。

鉄と木材、硫黄を自活できる。つまり、鋼鉄、発動機、紙といった、序盤の重要産品を自力で出せる。
綿花を栽培できるほか、鉄と木材、硫黄を自活できる。つまり、工具、鋼鉄、発動機、紙といった、序盤の重要産品を自力で出せ、建設局も動かせる。家具や服も作れる。
一方、鉛はトランシルヴァニアを取るまで出ない。弾薬はともかく、ガラスの生産が重いのはつらい。
ガラス時代に入る前に、統一を目指すことができるだけの足腰を鍛えておく必要があるということだ。

***ジャーナル「公国の統一」 [#c9e4071b]
ワラキアでもモルダヴィアでも隣国確保は急ぐべきだが、戦争で奪い取るとなれば周辺諸国が殴ってくるため、戦争での統一は望めない。

そこでジャーナル「公国の統一」の出番。
本ジャーナルを急いで起動し、全列強と関係改善してジャーナル経由でオスマンに統合を要求することで、もう一方を同君連合下位に組み込める。

このジャーナルは、AI国家のモルダヴィア/ワラキアも起動できる。
あまりのんびりしていると、相手に取られてしまい、''同君下位に落とされる''こともある模様。

***ジャーナル「皆が一つのために」 [#g6260a32]
「公国の統一」で結成した同君連合を維持しているだけで達成できる。完了時に国タグがルーマニア化。
ロシアとオスマンから一部の領地も貰えるが、猫の額ほどの分割州でほぼ無価値。

***ルーマニア形成後 [#g553826b]
まずは、オスマン帝国からの独立と、オスマン領ドブロジャの回収を決めておきたい。
独立の外交戦を仕掛ける前に、列強と仲良くなっておけば、どこかしらはルーマニア側に引き込めるだろう。

独立後は、上記「基本方針」の通り、イギリスもしくはフランス、あるいはロシアの市場に入り込もう。

***戦略方針1:イギリス(フランス)に寄生する [#z051de36]
イギリスないしフランス市場に入る。もちろん、早々に内戦で崩壊しているというわけでもないのであれば、より巨大な市場を持つイギリスのほうがおすすめ。
オーストリア相手にせよロシア相手にせよ、ルーマニア文化のステートを回収するだけなら、英仏を戦争に引き込んでしまえば簡単。
仮に、プロイセンが沈黙し、オスマン、スペイン、統一イタリアあたりがまるごと墺露側についていたとしても、なおイギリス様(とフランス様)のほうが強い。

イギリスやフランスとお友達ということは、植民地獲得競争での安全が概ね確保されているということでもある。
入植法を取り、他のヨーロッパ列強に先んじてアフリカに乗り込んで、ゴムと染料を確保するか、東南アジアにアヘンを取りに行くかということになるだろう。
どちらもおまけに労働力がついてくる。最終盤まで受容するのは難しいが。

***戦略方針2:ロシアに寄生する [#b47603e9]
ロシアと手を組み、オーストリアのルーマニア文化圏を全部剥ぎ取ったあと、あらためて英仏どちらかの陣営に入って、ロシアからベッサラビアを返してもらうルート。

二度手間ではあるのだが、ロシア市場に寄生すると、貧しいロシアから移民を抜き放題になるという見過ごせないメリットがある。
ヨーロッパ系Popなら文化的排斥まで取れば受容可能で、無駄に識字率を上げすぎなければ(生活水準の期待値を上げすぎなければ)、急進化のコントロールも比較的容易。

植民地レース的には、最初から英仏と組むよりも、どうしても後乗りになりがち。
領域的には広くないが、ルーマニア文化圏内に高度な産業を集積した、「狭くて高い国」を目指したいならこちら。

**コメント欄 [#f29131d0]
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