#author("2024-07-19T00:47:24+09:00","","") #author("2024-08-17T23:11:07+09:00;2024-07-19T00:47:24+09:00","","") [[各国戦略]] 本ページの内容は、''ver1.7.5''で確認されたものです。 #contents **概要 [#n0b3b0dc] //国のゲーム的な状況・展望を簡潔に記す。 イスラーム系君主国が優勢であるインドネシア諸国の中で、ひと際異彩を放つ清の朝貢国。 国力はあまりにも低く、ひとたび併合されれば地名としての存続さえ許されない。 ゲーム開始時点のアジア諸国では特殊な政治環境と巨大市場である清へのアクセスを武器に、オランダやイギリス、そしてまだ見ぬ列強からの侵略に備えよう。 ***ゲーム内のフレーバーテキスト [#oe5d4774] //\localization\japanese\country_flavor_text_l_japaneseを参照 ボルネオに埋蔵している金を採掘する目的で、中国人炭鉱夫たちから成る国内シンジケートによって建国されたのが蘭芳共和国だ。蘭芳はオランダの進攻を退け、彼らが望む繁栄を見事達成することができるのだろうか? **初期状況 [#dc14a42d] ***基礎データ [#i26dbe9b] //国家情報ウィンドウのデータ。 ///\common\history\populationで、初期の識字率・生活水準の高中低が定義されている。 ///\common\country_definitionsで承認の有無・主要文化が定義されている。例外的な一部の国教も定義されている。国教は原則として主要文化に紐付くのようで別(common\cultures)に定義されているが、国教と主要文化が異なる((たとえば太平天国。漢文化は儒教と紐づくが、太平天国はプロテスタントとして例外的に定義される。))場合に例外となる。 ///\common\dynamic_country_namesで国名の変更が定義されている。 ///\common\flag_definitionsで国旗の変更が定義されている。 |種別|ティア|政治体制|&ref(素材置場/Legitimacy.png,left,nolink,24x24); 正当性|陸軍|海軍|GDP|人口|&ref(素材置場/Literacy.png,left,nolink,24x24); 識字率|生活水準|国教|主要文化|h |未承認国|公国|共和国|30|3|0|&ref(素材置場/Hud_money.png,left,nolink,24x24); 60.6K|73.7K|18.6%|苦境(8.6)|儒教|客家| 国教が儒教で主要文化は漢人系の客家。 要するにリトル中国なわけだが、本ページで概観する通り、ボルネオ島に割拠する地方政権としては、この組み合わせは正直厳しいものがある。 ***支配者 [#ff632b7a] ///\common\history\charactersの、rulerの行を持つ人物で定義されている。 //誕生日(=年齢)・容姿も定義されるが割愛。 |名前|所属団体|イデオロギー|特性|備考|h |台二 劉|小ブルジョワ|穏健派|几帳面|| ***利益団体 [#ra88311d] ///\common\history\charactersの、ig_leaderの行を持つ人物で、初期の代表が定義されている。commander_rankの行を持つ場合は司令官を兼ねる。 //誕生日(=年齢)・容姿も定義されるが割愛。 ///\common\history\countriesで、団体が追加で持つor除くイデオロギーと、国家独自の団体名の変更と、団体が政府内か政府外かが定義されている。 |政党|利益団体名|影響力|代表名|代表イデオロギー|代表特性|備考|h |~なし|~&ref(素材置場/IG_petty_bourgeoisie.png,left,nolink,24x24); 小ブルジョワ|34.0%|台二 劉|穏健派|几帳面|| |~保守党|~&ref(素材置場/IG_landowners.png,left,nolink,24x24); 地主|18.7%|>|>|ランダム|| |~自由党|~&ref(素材置場/IG_intelligensia.png,left,nolink,24x24); 文人|7.8%|>|>|ランダム|| |~|~&ref(素材置場/IG_industrialists.png,left,nolink,24x24); 実業家|7.3%|>|>|ランダム|| |~愛国党|~&ref(素材置場/IG_armed_forces.png,left,nolink,24x24); 軍部|19.2%|>|>|ランダム|| |~なし|~&ref(素材置場/IG_devout.png,left,nolink,24x24); 儒学者|6.0%|>|>|ランダム|| |~なし|~&ref(素材置場/IG_rural_folk.png,left,nolink,24x24); 農村民|1.9%|>|>|ランダム|| |~なし|~&ref(素材置場/IG_trade_unions.png,left,nolink,24x24); 労働組合|4.7%|>|>|ランダム|| //政党のない国の場合は政党の列を消去。 //設定されていない項目はランダム。 //イデオロギー・特性は変更される場合のみ記載。[[各種データ/利益団体]]を参照。 //イデオロギーは[[各種データ/イデオロギー]]を参照。 特筆すべきは、農地がほぼないため地主の影響力が非常に弱いこと、完全分離のため儒学者(宗教勢力)も弱いこと、逆に労働組合が最初から力を持っていることである。 というよりも、あまりの経済規模の小ささから全勢力の政治基盤が弱く、選挙や法律制定時の選択肢などによって勢力図が激変しやすい。 強力な派閥が次の月には非主流派になったり、移民が勢力図を塗り替えるといったことが頻繁に起こる。 図からは読み取りにくいが、中国同様、''宗教団体IGが儒家''である。 詳しくは[[各種データ/イデオロギー>各種データ/イデオロギー#ig_ideologies_flavored]]および[[各種データ/利益団体>各種データ/利益団体#ideologies]]のページを参照してもらいたいが、儒者は庶民の福祉にまったく興味がなく、''医療や教育制度の改革に無関心''であるという特徴を持つ。 ゲームスタートの段階では、領土が極端に狭く、政治力を持つ富裕な受容Popが少ないため、施設の製法を少し弄って職業枠を変えたり、選挙時の「勢い」がいずれかの政党に傾いたりしただけで、各利益団体の影響力が激変する。 初手領土拡張が鉄板戦略である以上、あまり意味のない話ではあるが……。 ***法律・制度 [#hcfc227c] ///\common\history\countriesで定義されている。 |権力構造|経済|人権|h |&ref(各種データ/法律/Law_presidential_republic.png,left,nolink,24x24); 大統領共和制|&ref(各種データ/法律/Law_traditionalism.png,left,nolink,24x24); 伝統主義|&ref(各種データ/法律/Law_right_of_assembly.png,left,nolink,24x24); 集会の権利| |&ref(各種データ/法律/Law_census_suffrage.png,left,nolink,24x24); 制限選挙|&ref(各種データ/法律/Law_mercantilism.png,left,nolink,24x24); 重商主義|&ref(各種データ/法律/Law_no_workers_rights.png,left,nolink,24x24); 労働基本権の無保障| |&ref(各種データ/法律/Law_cultural_exclusion.png,left,nolink,24x24); 文化的排斥|&ref(各種データ/法律/Law_land_based_taxation.png,left,nolink,24x24); 土地ベース課税|&ref(各種データ/法律/Law_child_labor_allowed.png,left,nolink,24x24); 児童労働許可| |&ref(各種データ/法律/Law_total_separation.png,left,nolink,24x24); 完全分離|&ref(各種データ/法律/Law_serfdom.png,left,nolink,24x24); 農奴制|&ref(各種データ/法律/Law_no_womens_rights.png,left,nolink,24x24); 法的被後見| |&ref(各種データ/法律/Law_hereditary_bureaucrats.png,left,nolink,24x24); 世襲制の官僚|&ref(各種データ/法律/Law_no_colonial_affairs.png,left,nolink,24x24); 植民地なし|&ref(各種データ/法律/Law_no_social_security.png,left,nolink,24x24); 社会保障なし| |&ref(各種データ/法律/Law_peasant_levies.png,left,nolink,24x24); 農民招集兵|&ref(各種データ/法律/Law_no_police.png,left,nolink,24x24); 警察なし|&ref(各種データ/法律/Law_closed_borders.png,left,nolink,24x24); 国境閉鎖| |&ref(各種データ/法律/Law_no_home_affairs.png,left,nolink,24x24); 治安維持なし|&ref(各種データ/法律/Law_no_schools.png,left,nolink,24x24); 学校なし|&ref(各種データ/法律/Law_slavery_banned.png,left,nolink,24x24); 奴隷禁止| ||&ref(各種データ/法律/Law_no_health_system.png,left,nolink,24x24); 医療制度なし|| &br; 農奴制や世襲制の官僚こそあるものの、制限選挙、大統領共和制、完全政教分離、文化的排斥と、1836年時点としては意外と先進的な法律が揃っている。 揃ってはいるのだが、普通の未承認国なら綺羅星のごとく輝いて見えるこの法律群が、蘭芳にとっては、この国ならではの事情によって、それほど魅力的とは言えない組み合わせとなっている。 農奴制や世襲制の官僚こそあるが、制限選挙、大統領共和制、完全政教分離、文化的排斥と1836年時点としては意外と先進的な法律が揃っている。 そして、利益集団の項で触れた通り、蘭芳における地主の影響力はもともとわずかである。そのため、たとえ75%強化されていようが雀の涙ほどの強化値にしかならない。 以上のことから、これらの法律は(ロシアやオスマン、江戸幕府といった普通の後進国と比べ)簡単に変更ができる。うまく行けば1850年代には欧州諸国と遜色ないレベルになれるだろう。 |制度|投資レベル|h |>|一切なし| もちろん公共施設は一切ない。 ///|&ref(素材置場/Institution_police.png,left,nolink,24x24); 法執行機関|2| ***州 [#q9968d08] //初期で持っている全州を記載する。また分割州など州全体を領有してない場合でも記載。耕作地は建築可能な施設ではないので記載外。 ///\common\history\buildingsで施設が定義されている。分割州の場合の所有国も合わせて定義されている。テキストファイルを国タグで検索すると見つけやすい。 ///\common\history\popsで人口(文化)が定義されている。 ///\common\state_traitsで州補正の''効果のみ''が定義されている ///\map_data\state_regionsで州の最大資源量と、州がどの州補正を持つかが定義されている。分割州の最大資源量は、内部で定義された比に基づいて分配される。 ||100|110|90|130|110|50|50|90||c |~州名|~&ref(素材置場/State_status_infrastructure.png,left,nolink,24x24); インフラ&br;(使用/上限)|>|>|>|~施設|~耕作地|~人口|~母国文化|~州補正|h |~|~|産業|開発|資源&br;(使用/上限)|農業|~|~|~|~| |~蘭芳|0/19|マナーハウス2|兵舎3&br;港1|鉛鉱山0/5&br;伐採所0/3&br;採金地1&br;漁港0/1|コーヒー農園0&br;タバコ農園0&br;バナナ農園0&br;家畜牧場0&br;染料農園0&br;稲田0&br;茶園0|3|73.7K|ボルネオ&br;ダヤク|カプアス川(インフラ+15.0)&br;ボルネオの熱帯雨林(州の建設効率-10.0%、インフラ-10.0%)| 西ボルネオの分割州。 西ボルネオの分割州。建設効率を1割引かれているのは、この手の極小国には結構つらい。 ***市場 [#j77511ce] ///\common\history\trade_routesで貿易路が定義されている。 清市場に加盟しており、国内に農地はないものの穀物が余りまくっている。なお、客家POPは漢POPと異なりアヘンへの執着を持たないため、蘭芳国内のアヘン需要は低い。 農業資源はほぼ清の広東・広西・潮州と共通だが、絹の代わりにコーヒーを産出する。コーヒー産出は初期の清市場構成国内では唯一のものである。 ***研究 [#k514b133] ///\common\history\countriesで定義されている。 //[[各種データ/技術>>各種データ/技術#p5b1dedd]]も参照。 ほぼアジアスタンダード。ただし、手前の学術機関すらまだない国も多い中で、なぜか経験論まで初期で研究完了している。軍事技術や生産技術は周辺国と全く同じ。 識字率は言わずもがな低く、大学もない。 ***外交 [#y3aaaaa8] ///\common\history\diplomacyで各種条約と関係値が定義されている。フォルダ内を国タグでgrep検索すると見つけやすい。 ///\common\history\diplomatic_playsでブラジルvs二国、メキシコvsテキサスの戦争は定義されている。 ///\common\history\interestsで関心が定義されている。 特定の国に敵視されているような状態ではない。ただし、南北をオランダ領東インドの属国に挟まれており、圧迫されている。 ***軍備 [#wb1c24a3] ///\common\history\buildingsで施設(兵舎・海軍基地)が定義されている。「徴兵センター」の数は人口と法律で決まる。 -陸軍 |編隊名|歩兵|大砲|騎兵|将軍|将軍所属団体|将軍イデオロギー|将軍特性|備考|h |蘭芳第1軍|非正規軍3|カノン砲0|軽騎兵0|>|>|>|>|将軍未配属| -海軍 なし。 //|編隊名|軽巡洋艦|主力艦|提督|提督所属団体|提督イデオロギー|提督特性|備考|h //|[編隊名]|[ユニット名][ユニット数]|[ユニット名][ユニット数]|[名] [性]|[利益団体]|[イデオロギー]|[特性]|| //|>|>|>|>|>|>|>|''例''| //|スペイン海軍|フリゲート艦9|軍艦1|ジョン グレンフェル|&ref(素材置場/IG_armed_forces.png,left,nolink,24x24); 軍部|&ref(各種データ/イデオロギー/Ideology_leader_no_ideology.png,left,nolink,24x24); 穏健派|経験豊富な海軍司令官&br;革新的&br;向こう傷|| ***扇動者 [#o01fe320] 1.7.5現在、未実装。 **固有のコンテンツ [#a945970e] ***ジャーナル [#n1b723fa] ///\common\journal_entriesで定義されている。 1.7.5現在、未実装。 ***ディシジョン [#u8bebea1] ///\common\decisionsで定義されている。 1.7.5現在、未実装。 ***イベント [#q0fa9243] ///\eventsで定義されている。 1.7.5現在、未実装。 ***史実人物 [#aa413d85] ///\common\history\charactersで、初期の利益団体代表が定義されている。定義の無い部分はランダム生成。 ///\common\character_templatesで、ゲーム開始以降にランダム出現する利益団体代表・陸海軍司令官が定義されている。 ///\events\meiji_restoration.txtにおける仁孝~明治~昭和天皇のように、出現がイベントファイルの側で定義されている人物も居る。 //性別・文化・宗教・誕生日(=年齢)・容姿も定義されるが割愛。 //複数の国タグにまたがって出現しうる(たとえばロバート・リーはUSAとCSAで出現しうる)場合は備考欄へ。 -イベント出現 1.7.5現在、未実装。 ***企業 [#k04b4ee2] |企業名|設立条件|対象施設|繁栄ボーナス|h |サン・ミゲル|食品産業のレベル3以上|食品産業|生活水準減少に端を発する急進派-10%| サン・ミゲルは史実ではフィリピン企業で、フィリピン・インドネシア地域の共通ユニーク企業。 余談だが、蘭芳は企業が国家になったものなので、ゲーム的な意味はないものの国そのものがユニーク企業のようなものである。 ***国家形成 [#a72fdf38] ///\common\country_formationで定義されている。 //文化→国家形成に形成可能国があれば簡単に触れておく。 //必要州の詳細は↓のページにまとめられているので細かく書く必要はない。 主要文化がボルネオ島とはなんのゆかりもない客家であるため、蘭芳は''インドネシアになることができない''ので注意。 主要文化がボルネオ島とはなんのゆかりもない客家であるため、蘭芳は''インドネシアになることができない''ので注意。 詳細は[[国家形成>各種データ/国家形成]]を参照。 **基本方針 [#v4941256] まず最初に、蘭芳は素の国力があまりに小さく、そのままでは本当に何もできない。 蘭芳プレイにおいて最後までついて回るのが、''人口と差別の問題''である。 主要文化が漢人/東アジア系統の客家のため、''現地のボルネオ文化やダヤク文化は、「多文化主義」を導入するまで受容できない。'' 市民権法が「文化的排斥」、宗教法が「完全分離」という、大半の国が地主IGと大喧嘩しながらゲーム中盤にようやく制定するリベラルな法律を最初から導入しているにもかかわらず、人口の大部分は被差別Popとなってしまう。 詳しくは[[各種データ/POP>各種データ/POP#political_strength]]、[[各種データ/文化>各種データ/文化#discrimination]]および[[各種データ/職業]]に譲るが、被差別Popは高スキル職に就きにくいため、国の発展を著しく阻害する。 また、ボルネオ島の3ステートには、いずれも客家Popの母国設定はついていない。編入は20年コース。 蘭芳は、素の国力があまりに小さく、そのままでは本当に何もできない。 初期の建設力でも1837年中には3つの農地を使い切り、産業化しようにも建設局1つを維持する財政力もないためだ。 そのため、まずは周辺国を併合して手っ取り早く国力を上げよう。 ***内政 [#vf52a26c] 初期に布告を打つための権力が若干少ないが、実は権力の使い道もない。消費税はかけるだけ無駄で、派閥強化・抑圧も勝手に支持率が乱高下するため効果が薄い。 強いて言うなら、ボルネオ島の州補正を打ち消す道路整備くらい。 初期に布告を打つための権力が若干少ないが、実は権力の使い道は乏しい。 贅沢品に消費財をかけたり、ボルネオ島の州補正を打ち消す「道路整備」を出したりするくらい。 なお、蘭芳プレイにおいて最後までついて回るのが人口と差別の問題である。 ボルネオ島に客家POPの母国設定はついておらず、さらに初期制定の文化的排斥をもってしても現地のボルネオ文化・ダヤク文化は受容できない。 移民法の改正自体は比較的簡単で、市場構成国内では朝鮮が国境を開けてくれている。そのため、労働力確保のために生活水準を上げて朝鮮から人口を呼び込むことになるだろう。 ゲーム開始時のフレーバーテキストにもある通り、初期領内に採金地を持つ。金が枯渇すれば、より効率のいい金鉱山に建て替えられるため、早々に枯れることを祈ろう。 ''採金地/金鉱山は、お金そのものを産むため、助成する価値が高い。''投入した公金より、掘り出される金のほうが多ければ黒字なので、積極的に支援したい。 先に挙げた通り、蘭芳は、受容Popが寡少、人口の絶対数もボルネオ島を統一してさえアジア圏の中ではまあまあといったところで、産業振興を進めるには人が足りなすぎる。国境を開けるのは必須で、最初に手を付ける法律が移民法でもいいくらい。 法の改正自体は比較的簡単で、市場構成国内では朝鮮が国境を開けてくれている。そのため、労働力確保のために生活水準を上げて、朝鮮から人口を呼び込むことになる。 朝鮮半島は人余りが激しいため、適切に開発していれば、職を求めた朝鮮人が大挙ボルネオ島に押し寄せ、すぐに蘭芳市民の三分の一くらいは朝鮮民族になるだろう。 ***外交・軍事 [#z423f2e1] 第一に、当面の仮想敵国はオランダ領東インド(オランダ)、そしてイギリスである。 もちろん初期状態ではとても敵わないため、関係改善などを行って攻められないよう気を配ろう。 当面の仮想敵国はオランダ領東インド(オランダ)である。逆に、お友達候補は、イギリスとスペイン、宗主国の清だ。 もちろん、初期状態でヨーロッパ人の征服対象になってしまうと滅亡まで一直線のため、関係改善などを行って攻められないよう気を配ろう。 まずは、オランダ領東インドに従属していない孤立国を平らげていこう。ボルネオ島内の周辺国については経済・人口的には格上であるものの、軍事力は大して変わらない。 ''【初手の戦略】'' オランダ領東インドに従属していない孤立国を平らげていこう。ボルネオ島内の周辺国については経済・人口的には格上であるものの、軍事力は大して変わらない。 各国へは陸路で攻めることになるが、ボルネオ島中央部は進入不可エリアであるため、侵攻ルートは最初だけシンタンかブルネイ、その後はスールー→ブルンガン→クタイのほぼ一本道になるだろう。 北東部のスールーは首都がフィリピンのミンダナオ島にあるため、ボルネオ島統一においては全土併合ではなく北ボルネオのみ要求でも問題ない。 なお、東・北ボルネオの編入には21年かかるため、領土を確保した時点ですぐ編入をしておこう。 最序盤を抜けた蘭芳プレイにおいて、次に重要となるのが海軍力である。50大隊ほど揃えてくるオランダ軍地上部隊と正面切って戦うのは困難だが、周辺海域を制圧し、兵站を止めればボルネオ島内の敵軍を弱体化できるためだ。 ちなみに、ボルネオ島の3州は接続する海上ノードがすべて異なるため、船団襲撃/護衛の際は注意。 孤立した各国を併合し、産業を整理して陸海軍の準備を整えたらいよいよ対オランダ戦となる。 この際、本国オランダが他列強に従属していることがままあるため、外交状況を確認しておこう。 ''【ボルネオ島を統一すべきか?】'' 結論から言えば、ボルネオ島は(友好国化、属国化ではなく)統一すべきだ。 統一の過程で大量の被差別Pop≒急進派を抱え込むことになるが、そもそも初期領土では資源も人も足りない。 「陸の国境で他国と接している」こと自体がリスク要因でもある。 オランダらヨーロッパ勢力とは、陸戦ではなくデバフを押し付けられる上陸戦で戦いたい。彼らのひも付き勢力を島内から追い出しておくだけで、格段に安全になる。 また、実績「探鉱員ではない、未成年者だ」達成には、ボルネオ島全ステートの編入が必要。実績解除目的なら統一必須。 ''【海軍はどうする?】'' 最序盤を抜けた蘭芳プレイにおいて、次に課題となるのが、海軍力を整備するか否かである。 50大隊ほど揃えてくるオランダ軍地上部隊と正面切って戦うのは困難だが、周辺海域を制圧し、兵站を止めればボルネオ島内の敵軍を弱体化できうるためだ。 一方で、海軍は金食い虫なうえ、受容Popの少ない蘭芳は、士官の定数を揃えること自体にかなり負担感がある。イギリスやスペイン(フィリピンの宗主国)と組めたり、陸の前線にオランダ軍が到着する前にステートを占領できる見込みがあったりするのなら、AI国家が上陸戦を不得手としている現環境において、海軍に予算を割く必要性は低い。 ボルネオ島の3州は、接続する海上ノードがすべて異なるため、船団襲撃/護衛の際は注意。 孤立した各国を併合し、産業を整理して陸海軍の準備を整えたらいよいよ対オランダ戦となる。この際、本国オランダが他列強に従属していることがままあるため、外交状況を確認しておこう。 制海権重視の戦略を取る場合、従属先がオーストリアやプロイセンなら比較的簡単、英仏スペインなら苦戦必至となる。 ''【蘭印は勝手に崩壊することもある】'' ''オランダ領東インドは、従属国でない状態になると、現地人中心のジャワ国に変態し、インドネシア各島に置かれたすべての属国を解放して空中分解する。'' こうなれば、急にオランダのくびきから解き放たれたインドネシアの各国が、他の列強の勢力圏に駆け込むまでは、これらの国を食べ放題となる。 蘭印の自由への欲求を宗主国オランダが管理し損ねることはままあるため要監視。イギリスと組めたなら、いきなり蘭印に戦争を吹っかけて、イギリス(と、清)を呼び出し、オランダ人支配下の各ステートを荒廃と社会不安でめちゃくちゃにしてしまうのもいい。 ***ボルネオ島統一後 [#tc65f46e] ボルネオ島を統一すると自動的に国名が「ボニ」に変化する。ただし、国旗もマップカラーも変わらない。 相変わらず人口こそ希薄なものの、ゴムや石油といった中盤以降必須の資源が産出するためポテンシャルは十分。 ジャワやスマトラといった他の島に進出することもできるにはできるが、文化の問題や国家形成もないため、普通のインドネシア小国プレイに比べると旨味は薄いかもしれない。 清から独立するもよし、客家POPの故郷を目指して華南へ侵攻するもよし、南の島で楽園を建設するもよし。改革を進め、小学校義務教育を制定すれば実績達成となる。 ***中盤内政 [#c43147f8] ''【生産】'' ボルネオ島は天然資源が優良。鉄、石炭、鉛、硫黄、木材、砂糖、染料、ゴムあたりは島内で手に入る。 つまり、鋼鉄、紙、ガラスといった中盤の必需品を安く生産でき、ガラスや衣服、工具の上位製法に必要な染料やゴムも確保できるため、19世紀後半まではかなり自給できる。 ''【「八方ふさがり」の蘭芳政治を打破する】'' しかしながら、上位製法や高度な産業に必要な、資格取得に高い識字率を求められるPopの出力が、蘭芳にとってはとても厳しい。''理由は先に挙げた差別問題と一見革新的に見える法律群。'' 前述の通り、「多文化主義」を導入するまで、インドネシア系(東南アジアのマレー系)Popは受容できず、受容できない被差別Popは、あらゆる点で資格取得が妨げられる。 資格取得を補うためには、識字率を上げる必要があり、なんらかの教育制度の導入が求められる。が、蘭芳の宗教団体IGは儒家。 教育改革に賛成してくれないため、''公教育の導入には、唯一の賛成派利益団体である労働組合IGを強化していかなければならない。'' ところが、蘭芳の初期権力分配は、一定以上の財力を持つPopしか投票できない「制限選挙」。当然労組IGにとっては不利な法律だ。 しかも、労組以外の利益団体や、大半の民主主義系扇動者は、制限選挙まで導入されれば満足してしまうため、''「普通選挙」で労組の力を強めたいのに、誰も支持してくれない''ということになる。 ヨーロッパ国なら、急進派の扇動者を引っ張ってくればいいのだが、主要文化が客家/市民権法が文化的排斥では、東アジア系統の扇動者しか呼べず、東アジアのような後進地域で急進派が生成されることはほぼない。 このような場合、''いったん権力分配法を後退させたうえで、改めて本命の普選を通す''、といった工夫が必要になる。 地主や実業家のIGを使って富裕者投票や土地所有者投票に下げれば、知識人が普選に賛成してくれるようになる。 とはいえ、地主/実業家の猛反発は必至。先に「秘密警察」を入れたほうがいいかもしれない。 無事普選を通せれば、晴れて公教育、公共保険、義務教育あたりを通せるようになる。 ボルネオ島を統一し、全ステートを編入していれば、「小学校義務教育」の制定で、実績「探鉱員ではない、未成年者だ」を達成。 ***中盤外交:清から独立すべきか 外に領土を求めるか、それともボルネオ島に引きこもるべきか [#h8a13b3b] ''【東アジアへ外征する】'' 蘭芳の強みは、序盤から東南アジアの資源地帯を確保しつつ、最初から東アジア系統のPopを受容できること。 東アジア文化圏を征服するインセンティブは大きい。ターゲットは、清から独立しているなら李氏朝鮮、独立していないなら(清の市場に組み込まれていない)日本が妥当か。 単独で戦うのは無理なので、これを狙うならイギリスかロシアと仲良くしつつ、いい感じに火事場泥棒できる機会を見逃さないようにしたい。 人口問題を解決でき、一気に経済成長できるため、承認国化も大きく近づく。 ''【引きこもる】'' ボルネオ島に引きこもってさえいれば、オランダとイギリス以外は無視できる。イギリスを防衛協定まで引っ張ってこれれば盤石。 このルートを採ると相変わらず人は足りない。スマトラ島やジャワ島の小国を殴って属国化し、市場に組み込んだり、併合したりしないと厳しい。 朝鮮人移民をあてにするなら、承認国になる目途が立つまで、清から独立しないという手もある。上納金を納め続けなければいけないのは悲しいが。 **実績 [#i5959591] ///\common\achievementsで定義されている。 |実績名|達成条件|h |探鉱員ではない、未成年者だ|ボルネオ島のすべての州を編入して、「小学校義務教育」を制定| -探鉱員ではない、未成年者だ 上記「中盤内政」の項を参照。 **コメント欄 [#o98558e4] #pcomment(reply);